RSSフィード:http://alpha-ralpha.com/diary/index.rdf
2012-04-01 バルスーム←バスルームと読んではいけない [長年日記]
_ こないだバローズの「火星のプリンセス」の映画版のことをちょっと書いたんだが、今日仮面ライダーフォーゼ見てたらCMで「ジョン・カーター」という映画を宣伝してた。ジョン・カーターとはまさに火星シリーズの主人公、思い込みの力でテレポートして火星まで行ってしまってやがて大元帥となる男である。さてデジャー・ソリス役は?とみるとリン・コリンズという女優。ジュリアードを出てシェークスピア劇の舞台をこなしたりしてる人なんだが、トレーシー・ローズのデジャー・ソリスとどっちがどうなんだろうか。もちろん先にも書いた通りで、武部本一郎画伯描くデジャー・ソリスを置いてふさわしい者などいない。あの清楚な顔立ちに薄いドレスをまとってものすごいプロポーション…思い出しただけで(略)。もうひとつ映画化における見どころと言うか問題点は、火星の緑色人の表現。今回の映画はディズニーの映画なので特殊効果は申し分のないもの…かどうか最近の作品まったく見てないのでわからないが、番宣のHP見る限りではなんか貧相。タルス・タルカスってもっと獰猛で、6本だか10本だか足のある凶暴な火星の馬を操る筋骨隆々なイメージじゃないのかな…なんて思いながらさらにそのHPを見てると、あろうことかバローズ本人(の役の人)まで登場する。
小説のエンディングは、アン・ハッピー・エンドだったことを思い出した。想像力で火星に行ったカーターはたぶん本人の意図に反して再び地球に戻る。そして初めと同じように火星を目指すのだが、物語の中ではそれはかなわない、ということだった。映画「ある日どこかで」で主人公リチャードが思念の力で過去にタイムトラベルして、その先でやはり不本意に現在に引き戻され、二度と戻れぬまま消耗して死んでしまうラストを思わせる。
映画でどう描かれるか知れないが、多分劇場には足を運ばないだろうな。
もうひとつ思い出したがバローズの火星語講座。火星語で「こんにちは」は「カオール」と言う。ジャンプのことは「サク」という。「サクサク」と言うと「飛べ飛べ」という意味になる。
_ うにゃにゃの人のツッコミ見て気付いた。説明が足りない。「バルスーム」というのはバローズの火星シリーズにおける火星語での火星の意味。ルポフと言うSF作家がそういうタイトルの火星シリーズ論を書いてる。
おもいっきりよんじゃったよ。だまされた。。エイプリルフールに。。
言いがかりです。嘘書いてないです。