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2012-04-01 バルスーム←バスルームと読んではいけない [長年日記]
_ こないだバローズの「火星のプリンセス」の映画版のことをちょっと書いたんだが、今日仮面ライダーフォーゼ見てたらCMで「ジョン・カーター」という映画を宣伝してた。ジョン・カーターとはまさに火星シリーズの主人公、思い込みの力でテレポートして火星まで行ってしまってやがて大元帥となる男である。さてデジャー・ソリス役は?とみるとリン・コリンズという女優。ジュリアードを出てシェークスピア劇の舞台をこなしたりしてる人なんだが、トレーシー・ローズのデジャー・ソリスとどっちがどうなんだろうか。もちろん先にも書いた通りで、武部本一郎画伯描くデジャー・ソリスを置いてふさわしい者などいない。あの清楚な顔立ちに薄いドレスをまとってものすごいプロポーション…思い出しただけで(略)。もうひとつ映画化における見どころと言うか問題点は、火星の緑色人の表現。今回の映画はディズニーの映画なので特殊効果は申し分のないもの…かどうか最近の作品まったく見てないのでわからないが、番宣のHP見る限りではなんか貧相。タルス・タルカスってもっと獰猛で、6本だか10本だか足のある凶暴な火星の馬を操る筋骨隆々なイメージじゃないのかな…なんて思いながらさらにそのHPを見てると、あろうことかバローズ本人(の役の人)まで登場する。
小説のエンディングは、アン・ハッピー・エンドだったことを思い出した。想像力で火星に行ったカーターはたぶん本人の意図に反して再び地球に戻る。そして初めと同じように火星を目指すのだが、物語の中ではそれはかなわない、ということだった。映画「ある日どこかで」で主人公リチャードが思念の力で過去にタイムトラベルして、その先でやはり不本意に現在に引き戻され、二度と戻れぬまま消耗して死んでしまうラストを思わせる。
映画でどう描かれるか知れないが、多分劇場には足を運ばないだろうな。
もうひとつ思い出したがバローズの火星語講座。火星語で「こんにちは」は「カオール」と言う。ジャンプのことは「サク」という。「サクサク」と言うと「飛べ飛べ」という意味になる。
_ うにゃにゃの人のツッコミ見て気付いた。説明が足りない。「バルスーム」というのはバローズの火星シリーズにおける火星語での火星の意味。ルポフと言うSF作家がそういうタイトルの火星シリーズ論を書いてる。
2012-04-02 [長年日記]
_ SAKUSAKUの新MCトミタ栞さんが登場。うわ。子供が出てきたって思ったぜ。これは良い。高山行ってほおば味噌食べたいよ。
_ こないだのブラタモリの録画ようやく見始めたんだが、眠くなったので30分で中断。
2012-04-03 [長年日記]
_ 台風並みの暴風雨ということで早帰り。今午後3時過ぎで家で書いてるとこ。早く上がった分はしっかり時間給で引かれてしまうはずなのだが、たぶん残業でチャラになることだろう。
2012-04-04 [長年日記]
_ 醜いものとは距離を置いていたい、とは誰しも願うことだろう。この間の「平清盛」で佐藤義清が西行となる瞬間に、美しさを捨てて一生懸命(この時代だと一所懸命か?)に生きることはできない、とかいうようなことを言って出家した。まことの西行がそういうことで出家したかは知れないが、彼は明らかに、"第三の道"を求めて旅立ったのである。二元論の罠は創世以来今に至るまで堪えることが無いように見える。彼か我か。この対立関係だけでまるでアルダー転移の前提である統計集団のごとき人間の集団があった場合でも、おそらく対立関係だけからある種の凝集が生じるだろう。個々には斥力しか感じていないのに、その力のバランスのちょっとした崩れによってグループが生まれる。そういうことも人間社会には良くあることだ。イノベーションが生じない集団の中で起こる経済現象はパイの奪い合い、ゼロ和ゲームである。そんなことをつくづくと考えさせられてしまう出来事が、期が変わったと共にあった。身近に存在するフリーライダーは、彼らが不当に得をしているということが犯罪なのではない。その存在自体がモラルハザードを引き起こすことが本当の問題なのだ。私は昨日、ゼロ和ゲームから降りて第三の方法を探すと自分に誓ったつもりでいた。しかし今日は、多分に見苦しく自己主張を繰り返す者が身近に現れたために、崇高であったはずの昨日の誓いがまぬけで現実離れしていて幾分中二的ですらあるように思えてきてしまったのだ。私の怒りのノートのページはあっという間に残り少なくなり、怒りを書きつけた葉を流す小川は大量の葉でせき止められてしまった。嫌なことはそれだけにとどまらない。そのあとずっとその嫌なフリーライダーのことばかり考え続け、いかにしたら彼に復讐できるのかとそんな物騒なことばかり考え続けてしまうのである。
今、この状況からの、社会的であることと矛盾しない脱却法は、自分よりもさらに崇高な思想にふれることだろうと思う。こういう読書こそが本当の癒しになるのだと思うとちょっと面白く思われる。今日は何を読もうか…。まあたぶん沖正弘師のヨガの本と言うところだろう。
_ 書いてるうちにちょっと気分良くなってきた。フランツ・カフカが夜遅く城にこもって公開するつもりのない小説を書き続けたのは、こういう効果のためだったのかもしれない。ゴールデンウィークにどこに行くかということを考えていたのだが、那智勝浦の観光協会に「大辺路は歩けますか」と問い合わせたら、「伊勢路は大丈夫と思われるが三重県に問い合わせてみて」というような返事をもらった。そうかー、自覚してなかったけど、大辺路はほぼ歩き終えてしまっていたんだな。そういうわけなので、ゴールデンウィークはヤマビルを恐れながら熊野古道に行くことに決めたのでもう誰にも止められない。ちなみに50歳になったから「大人の休日倶楽部」に入ろうかと思ったのだが、ビューカードのステマであると思われたために止めた(←思っただけ。たぶん事実ではないだろう)。宿捜す。その前に道順調べる。うわー楽しい。これ、楽しい。
_ [熊野街道]伊勢路
やばい、何箇所か通行止めの場所がある。まあいいや、う回路捜しながら行っちゃえ。
2012-04-06 [長年日記]
_ [統計学] 古書2冊。
1)粟屋「データ解析―アナログとディジタル」
なぜこの問題があまり取りざたされないのか考えてみるとよくわからないが、通常の直線近似は縦軸のデータだけが誤差を持つことを仮定している。だから、縦軸と横軸を入れ替えたら矛盾する結果が出てしまう。この問題に解答を与えた人はかのデミングであったりマンデルという人だったりするのだが、最近とあるHPでこの本を知った。これらの方々の方法は縦軸横軸のデータの分散既知の場合に相当するので、分散未知の場合の方が適用範囲が広がる。上記のHPはこの答えを与えているということである。
2)アンリ・タイル「経済の予測と政策」 60年代の本。気のきいた統計ソフトなら計算される「自由度調整済み決定係数」Adj-R2の初出らしい。不偏分散なんかで出てくる補正(ベッセルの補正)とはちょっと考え方が違うようなのでそこだけちゃんと読んどこうと思った。
2012-04-07 [長年日記]
_ ジム行った。天気が良い時は自転車で通うのだが、今朝がた出がけに前タイヤの空気が抜けていたので、深く考えずに空気注入して乗って出たのだった。ヨガもストレッチも筋トレもトレッドミルもだいぶ捗った。春のせいだと思う。実はこの冬に太ってしまい、理想体重を10%ほどオーバーしていたのだった。そのせいか血圧も少々高い。今日は改善の手ごたえを得て満足。その帰り、なんと前タイヤの空気がすっかり抜けていたため、家まで押して帰った。45分ほどで坂もある。帰宅してからチューブを取りだしてみると、だいぶ劣化していたのでチューブ交換した。遠出したときじゃなくて良かった。これからは一応修理キットとポンプを持って歩くようにした方がいいかなーと思う。
2012-04-08 [長年日記]
_ 自転車の携帯用ポンプ発見。うちは散らかってるからこういうお宝がときどき発掘される…というかちゃんと整頓しとかないからリソースがたくさん埋もれてしまっている。ベルトでフレームにくくりつけようっと。
_ [特撮] 仮面ライダーフォーゼ
挿入歌「咲いて」は仮面ライダーGIRLSの曲なんだが、CM見ると俺のお気に入りの廣川由里香がやはりメンバーの中にいない。HP見ると病気療養中とのことだ。うーむ、お大事にな。。。
_ 魔境、という言葉があり、禅病とか宗教的恍惚とかとの違いが今一つ分からないのだが、まあなんか修行中の身にはこうしたことが起こりがちなのだそうだ。Wikipediaにこんな参考文献が載っていたので、印刷して読んでみたんだが、「学術上功績顕著な科学者を優遇するための機関とし、学術の発達に寄与するため必要な事業を行う」日本學士院の紀要としてふさわしい一文とは一読した限りではとても思えないような難解なものだった。文中に記された"魔境"体験の中起こるいくつもの"相"を示す図も、図的には単純でありながらその図で著者の示そうとした内容の深淵さと相まって不気味に思われる。
このようなことは、修行者同士の間においては盛んに取りざたされることなのだろうか。修行に専念し切磋琢磨するという崇高な行為には、日向の影のようにいつも選民意識が存在しているようだ。自分は選ばれた者であると信じたい。こんなに頑張っているのだから神や仏にはそれが通じ、誰よりも価値ある者となることができるだろう。そのような信念があればこそ、現世の労苦や報われない思いにも耐えていけることだ。これは誇りある人生観のようでもあるが、マゾヒズムの一種、崇高な行為とは程遠い恥ずかしい性癖、あるいは超人的な存在に対する甘えのようなことでもある。魔境・魔禅と言う言葉の存在自体が、そのようなエリート意識と、その選ばれた者に対する強烈な嫉妬心の存在を自ら認めている証拠、と思う。すぐれた師に出会うことは必要なことだが、このような確執の渦中に身を置くことには堪えられない。
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ジーンとのアナロジーで文化的な遺伝子のようなものをミームと呼ぶ考え方があるらしい。人間の行動様式に対してアイロニカルな説明をするもので、便利な考え方のように思える。生物の生存戦略は、自分に近い遺伝子を残すように最適化していると考えると説明される。しかし、遺伝子の存在を知らない生物がなぜそのようなものに対して最適である行動を取るのか?遺伝子自身にまるで意思があるかのように思えるが、その考え方は直観的には正しくは思えない。しかし、たとえば、子供が生まれた途端に子煩悩になる男親などは、その子のしぐさや外見の中に自分と似たものを見出すことで子煩悩になるきっかけを与えられてしまうことも多いようだから、遺伝子がそういう外的刺激を通じて人の行動に影響を与えると言うことはありそうなことでもある。
そこで、自分の持つミームに近いミームを後世に残そうという目的は、多く利己的な行動様式に対する誘因となる。では、好んで利他的な行動を取ろうとするものにはそのような誘因はないのだろうか?そうではない。一見ミームの存続に興味が無いものであっても、そのような行為によって彼は人の記憶の中に永劫に存在しようとしているかもしれないのだ。ミームは文化的遺伝子であるから、ミームの乗り物に過ぎない"彼"が肉体的に滅びても、他の人間の心の中で増殖するチャンスを持っている。偉大な思想家はこのようにして生まれることがあるのではないか。そして肉体は滅び、現世で利益を得ることは無くとも人の心に残るふるまいをしたいと願うことこそ、その崇高に見える行為とは相反して強烈な生存欲の表れと言えるかもしれないのだ。
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今日は何でこんなに禅とか欲とかのことを書いてるのかしばらくわからなかったが、今気付いた。今朝がた起きぬけにラジオでNHKニュースを聞いてたら、囲碁のプログラムZenというのがハンディつきではあるが人間の名人と勝負して勝ったりするまで進歩しているとのことだった。囲碁のことは全く知らないんだが、盤面が広いために一手の先の可能な局面が膨大な数にのぼることや、石一つ一つには個性が無いため重みづけをするのが難しいということだ。対局の相手の人間の感想は「気持ち悪い対局」ということで、瞬間的に石を取られることに対してZenは躊躇することなく、終局で勝つ確率の高い手を投じるため、不気味さを感じると言うことのようだ。しかし投じた一手の先の局面は膨大な数であるから、たぶんその一部(とはいえかなり多くの数だろうが)だけ計算して終局で勝利している確率の予測を行うのだろう。モンテカルロ法を使っており、かつ人間の学習モデルも採用している、と説明されていた。
思えばチェスも将棋も囲碁も勝利条件を実現するための本来は数理的な問題でありながら、それなのに人間の名人の方が強いだろうと信じていたのが不思議だ。膨大な計算を行えない代わりに人間の名人はあるパターンに局面をあてはめて次の行動を割り出すのだろうか。加えて対戦相手の性格を読むことができたなら、数多くの未来の可能性から実現の予測を絞り込むことがさらに容易になるのだろう。
計算可能性とは何か、その再考を迫るようなニュースとして印象に残っていた。そのために禅(Zen)に関する話題を意識したのだろう。あるいは禅的なミームが私を支配していたのかもしれない。
2012-04-10 「卜部のよだれ…甘い…」 [長年日記]
_ [アニメ] 謎の彼女X
ついに始まったのを録画で見てるんだが、初回、こんな話だったかなあ。エロすぎる。吉谷彩子という卜部の中の人の語り口はなんか演技を感じさせないというか、その辺で普通に喋ってる言葉をそのまま持ってきて使ってるようなところがある。この作品に出てくる"よだれ"は、粘度高すぎてsemenの如し…と思ってたら終盤に卜部は大量のよだれを吐きだす!こんな変態的な話だっけ?なんかもう第1話だけでおなかいっぱいになりそうなんだけど。単行本第一巻、出てきたら読み返さないと。家でとある漫画のとある巻を見つけることは至難なのだけど。つうかさあ、エイディング、よだれしか出てこないじゃん。ちょっとひどすぎないか?ホントにこんな話だったっけ?そうだった気もする。見続けなくては。
2012-04-11 クロスの法則は守られるべきこと。 [長年日記]
_ 「アフロディーテの羅針盤」という番組を今見ているのです。今夜、優木まおみが美脚に見せるテクを披露している。まずは、はるな愛が有名にした「クロスの法則」。クロスの法則と言えば私なんかには、スライドでプレゼンしてた時代に提唱されたものがなじみ深い。
1.一枚のスライドに書く文章は最大7行まで 2.同じスライドを使用する際はその回数の分スライドを用意して、「前のスライドお願いします」「いやもうひとつ前の…」みたいな無駄をなくすようにする
パワポ全盛の現代のプレゼンにおいても、この法則は有効だと思うのだが、浸透していないのはちょっと不思議だ。注意深く放送大学などのボードなど見ていると、クロスの第1法則を守っていないものはわかった気にならない。決して老眼が進行しているせいではないと思う。
現在良く用いられるクロスの法則は、しぐさを美しく見せて手足をすらりと見せるテクニックである。このほかに、足の甲を延ばすというのも足長に見せる効果があるというのはハイヒールの存在から明らかであろう。
まあそんなわけで、今日の「アフロディーテの羅針盤」は足フェチが泣いて喜ぶ企画だったんである。まあそろそろまとめ掲示板とかにアップされるんだろうな、と思う。
2012-04-12 [長年日記]
_ [特撮]ジャッカー電撃隊
DVD見終わった。宮内洋アニキ演じる番場壮吉ことビッグ・ワンのイメージカラーは赤・黄・青・緑の4色並べたものとなっており、ジャッカーの4人は赤・青・緑・ピンクであるのと合致していないところが不審である。なんか見たことある色だなあと思っていたのだが、どうやらお寺の五色幕に似てるということだ。日蓮宗の寺でよく見かけると思っていたが、日本旧来の色が緑・赤・黄・白・黒(紫)ということのようだ。微妙に違ったな。番場さんは変身前はその4色のネクタイを締めてるのだ。カッコイイ…とは言いがたいな。肩すくめて鼻をしかめるしぐさが素敵すぎる。これで心おきなく「バトルフィーバーJ」を見ることができるわ。
2012-04-13 [長年日記]
_ どうもGoogleが信用ならないと思い始めている。技術力で可能なことをまず実現してしまうことを法規に優先する姿勢はブラックハット・ハッカーのそれに近いと言えるのではないのだろうか?そんなわけでとりあえずホームページをYahoo!JAPANに変えてみた。まあたいして変わらんのかもしれない。
2012-04-14 [長年日記]
_ しばらく髪伸ばしてた。癖っ毛で硬い髪なのではねてふくらむ。美容院に行って「福山雅治みたいに切ってくれ」と言おうかと思った(←そうすると、お店の人が『あんちゅわ〜ん あんちゅわ〜ん』ってモノマネしながらカットしてくれることになっているらしい)が、行ったこと無いので結局床屋行った。別に福山みたいにはなってない。それでいい。
2012-04-15 [長年日記]
_ [特撮] 仮面ライダーフォーゼ
スペクトルマンのオマージュが出たと思ったら今日はハインラインの「人形つかい」なんか出てきた。ハヤカワ文庫の懐かしいカバー絵を見て、思った。この番組は間違いなく俺と同じようなオッサンが作っている。なんか近親憎悪を感じる。メテオ、正体知られた。このラストで玄太郎が来週死んでなかったら心電図サギ。←いま思いついて作った言葉。
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はいだしょうこお姉さんといえば、スプーの暗黒絵かき歌で一世を風靡したのだが、トヨタのシエンタのCMで画力を存分に見せている。というかこれはトヨタに悪意を感じるわ。ゾウさんの絵なんかあんまりばかにされるせいかすっごく小さく描いてるじゃないか。かわいそうに(つд;)あやまれトヨタ、しょうこお姉さんにあやまれ。ちなみに俺がリアルタイムで見てた歌のお姉さんは初代の真理ヨシ子さんだ。どうだおそれいったか人間、ひれ伏せ、ひれ伏すがいい(←『彼岸島』にこんなこという吸血鬼出てきた)。
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_ [映画] 「黒いオルフェ」
中学か高校の頃、TVの洋画劇場で見はじめて間もなく寝てしまい、ラスト間際でやっと目を覚まし(というか、もう床につけと怒りつけられたのだろう)、子供たちが歌い踊るシーンだけを覚えていた。30年以上たってやっと全編を見直すことができた。オルフェウスの冥府めぐりに相当するシーンはなかなか難解である。警察の捜索係を訪ねたオルフェはそこで掃除夫に出会う。掃除夫は捜索願の書類の山を見せて「書類の中に人はいないのれすレレレのレー」と言い、冥府で見出したユリディスの声に振り向くと、そこにはオババ。音楽:アントニオ・カルロス・ジョビン。死神役はアデマール・ダ・シルバという陸上選手なのだそうだ。道理で良い尻してたわけだ。オルフェウスは輪廻転生からの解脱を目指すオルフェウス教の教祖と言われているとのこと。
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_ [食べ物・飲み物] おこげと干し飯とジャーキー
去年くらいに放送していた「まる得マガジン」の録画を整理(←悲しい性とは思うのだが、興味惹かれて録画した番組を一度見て消去するということが全然できない。これはもうビデオの時代からできないし、本のコレクションもまったく同様なんだ)していると、食材を干して保存ずる番組が出てきた。見てみると実にアウトドアが捗りそうな内容だった。
まず、鶏胸のジャーキーは、皮を剥いで良く脂肪を取り除き厚さ7mm(なんかいろんな材料はどれもほぼこの厚さに切っている)に削ぎ切りし、包丁の背で叩いて厚みを均等にする。生姜焼きにするときのたれのようなものに漬けてもみ、金網に載せて2-3日天日で干す。夜は取り込むんだって。夜露が付くからかな。それでポリ袋に入れて冷蔵庫保存。1-2週ほど持つらしい。ビーフの場合は脂肪の少ないモモ肉を使って、そうだなあ、コショウとニンニクを利かせたジンギスカンのたれに漬けて揉んだらいいんじゃないかな。
次は米。おこげは、余ったご飯を濡らした茶碗にもってからあとまな板の上にまるく広げてラップで抑えて厚さ5mmの円板にする。この時、縁を念入りに押し固めないと乾いた時ひびが入るらしい。これができたら、油を引かないフライパンで軽く色づくまで両面を焼く(←しまった、うちにはテフロン加工したフライパンが無いんだぞ。どうしよう)。そして金網か荒い目のざるにおいて半日ほど乾かす。完全に乾かせばポリ袋や缶に入れてなんと常温で数年間保存できるらしい!番組では数個に割って油で揚げてあんかけなどかけて食べる方法を紹介してた。
ほしいいは、一晩水に漬けたもち米3合を水から揚げたら強火で15分ほど蒸したのち水120cc振ってよく混ぜ、さらに10分ほど強火で蒸す。その後ボウルに入れ150ccの水を振ってパラパラにほぐし、濡らした麻の布巾に広げて3日ほど干す。固まったらすり鉢で米粒が割れるほどほぐす。これは瓶詰でやはり数年もつ。戻すときは同じ容量の沸騰させた水にさっと混ぜたのち密閉して10分ほど蒸らしたのち、しゃもじなどで押しながら粘りが出るように混ぜるとおこわの完成。昔男の業平さんたちもこんな感じでおこわ食べながら東下りをしたんだろう。
なぜこれを書いてるかと言うと、番組のテキストが600円もするせいだ。古本で買えば少し安いのだろうが、5分の番組×8回の録画にDVD1枚使ってさらにテキストと言うのはコストかけ過ぎだから。あえて世界中で共有する理由は無い。適当に書いてるのでちゃんと何らかの著作権を違反しない範囲で番組を視聴するかテキストを購入してくださることをお勧めします。
2012-04-17 [長年日記]
_ 昨晩の「ロケみつ」の録画見とる。咲ちゃんはみやむーに逢いにオーストラリアに行く。パスポートとるところからやってるよ。かなり儲かったっぽいな、この番組。
ちょっとまて、オーストラリアじゃなくてオーストリアに来ちゃってるよwww その名も「目指せ!ポルトガル ヨーロッパ横断ブログ旅」すげーなー。12100kmだと。なんというスケールの大きさよ。
2012-04-18 [長年日記]
_ BSにほんの歌、なぜか録画されていたので流してみてたら堀江美津子さんがでてきてキャンディキャンディをフルコーラス歌った。なんてすばらしいふとももなんだ!歌がいいのは当然である。その次に、デューク・エイセスが出てきて「鉄人28号」をやはりフルコーラスで歌った。懐かしいコーラス。わたしは子供のころ、鉄人の真似をして「ガオーガオー」とやって押し売りを撃退したことがあるんだと母に聞いた。物心つかないころからアニメ脳だったのか、俺と言うやつは。母ちゃん、こんなダメ大人になっちゃってごめんね…。
2012-04-20 [長年日記]
_ 平清盛、第14話と第15話を見た。追いついた。が、この山本耕史演じる藤原頼長。こいつは恐ろしい男だ。ノンケでも構わず食っちまうような酷い男だ。これは楽しくなってきたなー。
_ 晩御飯食べながら、ラジオ聞いてた。通常はNHK第1を聞くんだが、ナイターの季節になるとつまんなくってNHK第二を聞く。すると通信高校講座なんかやっていて、古文の竹取物語なぞ聞くことになる。なるほどなーなんて思いながら面白く聞ける。それで思ったのだが、古い時代を舞台にする映画やドラマで、当時の言葉をできるだけ再現して使っているようなものは見たことが無い。きっとちんぷんかんぷんな物語になるだろう。けどなんとなくわかるところもあったりして、ちょうどタモリの初期の芸「四カ国親善マージャン」みたいな異化効果が生まれることだろう。そんで字幕流したりするのね、日本語なのに…。
2012-04-21 [長年日記]
_ 今朝がた自転車に乗って出かけようとしたら今度は後ろのタイヤの空気が抜けていた。やむなく電車で出かけて帰宅後エアチェック(←用法間違ってるな。エアチェックってラジオ番組録音することだろ)。ピンホールが見つかったので手当てしたが、どうもチューブが劣化してきているようだ。新しいチューブの手持ちがない。
_ [アニメ] 「∀ガンダム」
「THEビッグ・オー」見かけてたんだがDVDどこか行った。なので∀ガンダム第1巻を見始めた。第1話なんておよそガンダムらしくなくてまるで世界名作劇場。ロランはブリキの金魚のおもちゃが好き。第1話のサブタイトルは「月に吠える」。言うまでも無く萩原朔太郎のオマージュと思うのだが、月に吠えると聞くと思い浮かべるもう一つのイメージがある。それもまた朔太郎をオマージュして名づけたもののようだが、狂言師・野村万作が20世紀末頃に最期の「釣狐」を演じた際の狐の演技である。4つんばいの状態から膝立ちとなり背を伸ばして空に向かって「ワーイ」というような声で一声叫ぶ万作さんの狐。その頃の春分の日にNHKで流れた番組であり、なぜか物悲しい思いで誕生日を迎えていた私には大いに慰めとなったために良く覚えている。襲名前と思うが、息子の萬斎さんが隣で、自分ならよつんばいのまま背をそらして空に吠える、とまた一つの演技を提案していた。万作さんもそれをやってみるのだが、いや、これは苦しくて上に向き得ない、おまえは俺よりも体が柔らかい、などと会話していた。ガンダムそのものにはまるで関係が無い。続く。
第2話見て続き。EDは谷村新二の「AURA」。アウラ、と読み、古代ギリシャ語で「夜明けに吹く一番最初の風」とかいう意味なんだそうな。でも俺にはこれは「アウラ」ではなく「ああ浦!」に聞こえたのだった。第1話が「月に吠える」でEDが「ああ浦!」であれば朔太郎でまとまるんだが。朔太郎「猫の死骸」ともう一つ「沼沢地方」に現れる浦という女性。これはウラニアと言う一種の天女であり、芸術家にインスピレーションを与えるという。善意のサッキュバスと言っても良いかもしれない。この女性にずいぶんと憧れた。「オール・ザット・ジャズ」という映画でロイ・シャイダーのベッドに現れるのを見た記憶がある。
2012-04-23 [長年日記]
_ 我が家にはいたるところに魔界への入り口がある。実は図書館から借りた本がその中に紛れ込んでしまったらしく、意を決して探りに踏み込んだら、出るわ出るわ、アコギに色鉛筆にゼリーなしのぶかぶかのコンドーム(アウトドアの際に携行していざという時に水入れるのにアメリカのアマゾンから買ったの!)、真空パックの甘栗ちゃん…その他さまざまの先史時代のお宝が発掘された。目的の本も何とか見つかった。あとはもう一か所の魔界を探って立花里子の引退直前作のDVDを見つけ出すのみだ。
2012-04-25 [長年日記]
_ ロケみつの録画見てた。途中ずっと録画してない時期があり、中国地方の旅が全く分からない。結局DVD買ってしまうのだろうと思う。思えばこの関西の番組は、和歌山に旅してた時に偶然視聴して、関東に戻ってきたら関東でも放映を始めたということでちょっと縁を感じている。
2012-04-26 [長年日記]
_ 部の飲み会。参加せず。飲まなくなったのに飲み会に行くと、素面で酔客の相手をすることになる。正直、下らない話題に盛り上がったり笑ったりするのを真に受けることが苦痛なだけ。かつてはその酔客の一人だったので、その頃の自分を憎悪しているというのもある。
_ うにゃにゃ [ちえぇ〜]
2012-04-27 [長年日記]
_ 明日からGW。今日は雨。
また雨か。 ←さかさに読むべからず
帰り道、なんとなく思ったこと。菩薩と言うものは解脱できる能力がありながら、人間を救うべく人間の世界にとどまって修行をしていると聞いた。地蔵菩薩が僧形なのも修行していることの表現と言うことだったと思う。だがそんなレベルにとどまり続けているうちに、菩薩であったことを自ら忘れて、この苦しい人間界の定めにはまりこんで天を呪詛する元・菩薩、というものもいるのではないだろうかと思う。天から落ちてきて、天界で身に着けていた鎧を質に入れて人間として生きることを選んだ天使がいるのなら、神仏を呪う元・菩薩というのもいていいのではないか、と思った。思っただけ。
_ うにゃにゃ [さかさによんじゃったwww]
2012-04-28 [長年日記]
_ 一気に暑くなった。ジムのヨガに出た後神保町行ってコーヒー買って「エチオピア」のカレー食べた。野菜&チキン。辛さ10倍が全く平気。味が落ちたような気がする。クミンをケチっていやしないか?野菜入りだったから野菜からの水分で味が薄まったのか。石井スポーツで物色。岳食のシリーズ種類増えたかな?カレーうどんとわかめうどん。あとヤマタイの「山の棒ラーメン」と日清のうどんどん平のリフィルの中身。うどんばっかりかよ。アルファ米は買わず。自作するつもりなのだが干し網が楽天から届かない。
2012-04-29 [長年日記]
_ 扇風機つけた。YOUTUBE見てて水木一郎アニキ版の「復活のイデオン」がすげえとか思ってた。「スターウルフ」のOP、もう30年以上ぶりに聞いたんだが、ヒデ夕樹という歌手を「ひでた いつき」と読んでしまい、それでも「ヒデタ 樹」で検索するとその人が出てきてしまったという自己完結ギャグ。カッコイイ歌だ!特撮技術の進歩よりもはるか昔に音楽の技術は完熟していることを知らされる。キャプテン・ウルトラなんかもそう思わせるものだった。スターウルフOP「青春の旅立ち」の作曲は森田公一。「青春時代」でものすごく売れてましたね。やっぱ青春かよw
_ 「平清盛」
やっと本放送に追い付いて見てた。Wikipediaで確認したところ、藤原頼長はその日記「台記」というのを残しており、ガチホモだったらしいな。清盛弟に迫って「おお、この耳が…」みたいなこと言ってたような気がするが気のせいか?録画見なおしてみようと思ったが出てこない。適当なこと言ってるような気がする。
_ 「進め!電波少年」
ファミリー劇場で放映中だw 番組企画でバツイチになった男松村邦洋w 立川談志さんが登場してるよ。結構楽しんでるな。そろそろ「進ぬ!電波少年」になるのでは。
_ ホームセンターで干し網買ってきたから乾米と鶏胸のジャーキー作ろうと思ってるんだが、やはり天気が悪くなってきた。こいつはいかん。しかしもう少ししたら旅に出ようと思ってるのでまあこれでよかったのかもしれない。醤油漬けにした鶏肉は一部夕食にしてあとは冷凍する他無いな・・・旅に乾米持っていこうかと思ってたんだが天日干しは2−3日かかるからな。もう間に合わない。
_ 「ワイルドライフ」
ずっと前に録画した番組。北米プレーリーの生き物たち。バイソン(バッファロー)は春、毛が抜け落ちるので盛んに砂浴びをする。草地の多いプレーリーでは砂の少ない地帯も多く、そんなとき砂浴びの標的となるのはプレーリードッグの巣穴の入り口なんである。かわいそうなプレーリードッグ。ドッグと言ってもリスの仲間。
プレーリーには氷河期の跡である湖が多く、さまざまな鳥が来る。カイツブリの仲間は求愛ダンスの時に、なんと水上を走る! 忍者だ。すっげえ。鳥みたいに軽い体なら可能なことだろうけど。
プレーリードッグは草原の開拓者である。イヌワシが襲来するとウサギも他のジリスも皆プレーリードッグの巣穴に逃げ込む。草を食べるのも、背の高い草を刈りこんで幅広の草を育てる効果があり、草食動物の牧場のようになっている。
2012-04-30 [長年日記]
_ 明日は旅に出ようという日なのに、録画機のスペースがなかったりカメラの電池がなかったり地形図が一枚なかったり宿が決まってなかったりしてイライラ。行くのやめようかなんてヤケになる。だが結局は出かける。続く。
_ うにゃにゃ [おもいっきりよんじゃったよ。だまされた。。エイプリルフールに。。]
_ けい [言いがかりです。嘘書いてないです。]