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2013-04-04 [長年日記]
_ [特撮] 仮面ライダー
第9話・第10話で突然本郷猛の声が変わる。これは噂に名高い、藤岡弘骨折の時の応急処置(番組の)なのである。第1作の仮面ライダーは98話もあってみるのも大変なんだが、島田陽子とか山本リンダとか中田喜子とか出てきて面白い。後年名づけられたのだが、ライダーの活動をサポートする女の子たちは「ライダーガールズ」と呼ばれる。続く。
_ 第11話。小学三年生の私は、父の仕事の都合で仮面ライダーの放映されていない土地から放映されている土地へ引っ越した。それでこのゲバコンドルの出る回あたりから記憶があり、その後またあまり見なくなってしまったように思う。すでに藤岡弘が入院中で物語もパッチワーク的になっているのでそこも突っ込みどころが多いが、ゲバコンドルにはまた突っ込みどころが多い。設定ではこれまでの怪人の長所を合わせて作られたとあるのだが、それが具体的にどこに生かされているのかわからない。首領は納得してるかもしれないがショッカーにもし重役会があったらとても承認されないだろうと思う。そういうところに独裁主義の問題点があるわけだな。しかもこの怪人は若い女の生血によって目覚めたわけだが、このような設定が、怪人と妖怪の境を非常にあいまいなものにしている。まあそういう設定なのでそのあともゲバコンドルは若い女を執拗に狙うのである。バレリーナを襲っているシーンを真上から映してるシーンは一種耽美的ですらある。この回ではこのあと重要な役割となる滝和也が初登場する。突然協会にあらわれて結婚式を挙げる和也はレースで猛と一二を争うライバルである。なので、滝和也は一応既婚者ということになる。演じるは千葉治郎、千葉真一の実弟である。彼は強いよ。生身の体であれだけ戦闘員や怪人と渡り合えるなんて変身前の本郷猛より強いのではないかと子供心でも見ていた。今見ても戦闘シーンの切れはとても良い。一方ゲバコンドルと戦うライダーは投げ飛ばされて土の中に上半身めり込んでもがいてる始末。なんか今回のライダーは弱いなあ。本郷は一体どうしちゃったんだろう、なーんてな。
滝和也は今回正体を明らかにしていないが、FBIの捜査官なのであり、今回の結婚式もショッカーを操作するための偽装という説もあるが、この話の中では被害にあった嫁の敵を討つために立花たちと共闘すると言っている。ここから2話ほどは藤岡弘不在の状態で話が進むことになる。続く。