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けいりう堂日記

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2013-04-06 [長年日記]

_ [アニメ] ジョジョの奇妙な冒険

第2部終了。そしてラスト、懐かしい!カセットウォークマン。ウォークマンに始まりウォークマンに終わる。やはり第3部やるのか。。。と思ったが来週の番組表見たらおしまいになってた。あそこまで見せといてなあ…。でも第3部はすでにOVAになっているのでこういう終わりも予測はしてた。まあ期を代えて再スタートとかもあるかもね。とりあえず見なくてはならない番組が一つ終わったのでほっとしているというか。

_ テレビのことばっかしかいてるんだけど、武井咲がなんと「お天気お姉さん」主演だとは!と仰天した。でも、あの安達哲原作(漫画)の、では全くないのだった。チッ!ついでに書いとくが、安達哲の「幸せのひこうき雲」で女教師が男子児童にセクシャルハラスメントしてるシーンをまるまるっとパクったAV作品があることを私は知っている。でもどうして知っているのか思い出せないなあ。。。

_ 枕元に「シュレーバー回想録」を置いていたせいか眠りが浅い。せっかく目覚めてしまったのでゴミを出しに出る。嵐の前のどんよりと生暖かい空気と大きな朝焼けが今日のこれからの予兆のように見えている。日経の一面には大きな文字で「異次元」という言葉。これがまた今年度が大きく荒れる予兆のように見える。俺ら技術屋は3次元くらいまでは普通に扱うが、4次元となると取沙汰の仕方によっては「お前何言ってんの?」的な空気を醸し出す言葉になる。それ以上の次元は一応幾何学的な意味で言ってんのね、と理解できなくとも了解してもらうことはできそうだ。でも異次元は。異次元って何次元とかいうことじゃないんだよな。ミル・マスカラスだって4次元殺法だ。異次元からの卑怯な攻撃なんかしない。そうか、異次元という言葉が俺にとってネガティブに響くのはあれよ、あれ。ヤプールのせいだよ。あれは卑怯だ、脅威だ。でもやはり虚仮なる概念のように思えて仕方ない。すでに市場は暴れ始めた。経済という現象は人の創りしものでありながら、人はそれに激しく翻弄される存在である。まるでそうあることが人間の定義ででもあるかのように、人の生死を左右しているということがときどき不思議でまた理不尽なことのように思えてしかたない。

まてよ、貨幣の有無が生物学的な生死を直接決定づける極端な生物の例を今思い出したぞ。それはウルトラQのカネゴンだ。あれはそうか、そういうアイロニーだったのか。そんな気はしてたよ、放映当時から、というとさすがに嘘くさいが再放送見た頃にはちょっとは思ってたかもしれない。特撮番組には神話の構造が含まれていると思っていたが、それゆえにまた預言もあちこちにちりばめられていたのだ。俺たちはカネゴンになっていたのだ。ああ、でもちょっと前にはエコノミック・アニマルとも言ってたっけ。どっちも言い得て妙だ。先輩達は良いこと言ってた。今年が異次元バブルの年とはなりませんように。

_ しまった、お風呂入ったとき「年寄りの冷や水」やるの忘れてた。今晩からやろう。男の子のみんなは一緒にやろうね。


_ 通ってたジムが先週でクローズしたので、午前中のヨガもなくなって、朝飯とゴミ出しと午後の英会話の宿題の時間がたっぷりとれる。ただ、望ましいということではない。でもジムはどこも混んでいるようだし、水泳やらんし、というかやるならきちんと習いたいんだが今は別のことに時間をかけたい。でもヨガは習い続けたいと思う。どうするか。。。

11/11/26付のメモ書きを見つけた。その日の日記に書きこんでおこうっと。

_ 今書き込んできた。過去の俺がびっくりしてたかどうかはわからないが、なんか今とあまり変わり映えしないようだった。ヨガやって筋トレして床屋行ったんだとさ。ぷぷw


_ 英会話。プログレッシブという単語が出て来て、ついマイク•オールドフィールドの話が続いた。若くして「チューブラー•ベルズ」が大ヒットしたマイクはその後引きこもってしまったというイメージは、英国人の先生にも印象深いらしく、それゆえ先のロンドン五輪で姿をあらわしたことは、英国の人々には驚きだった、ということらしい。実際には療法を受けたのちマギー•ライリーをはじめとする多くのミュージシャンに楽曲を提供したりライブを行なったりして、チューブラー•ベルズなんてミレニアム•とオーケストラ版を入れると五つのバージョンを作ったりしてる。彼がピルトダウン人の声までやってるという小ネタを披露したら、まあ当然かもしれないが、先生は知らなかった。そういう会話がちゃんとできるために高い授業料払ってることを無駄だとは決して思ってはいない。


_ 来るぞ来るぞと噂の爆弾低気圧がどうやらくすぶり気味におとづれたようだ。雨足がしげくなって来てる。風はさほどではない。その雨の中、自宅最寄り駅に着いた俺は、駅傍で1・2を争う狭くて古くてうまい中華料理屋に入った。本当は辛くてニンニクどっさりの担担麺が食べたかったのだが目当ての店が準備中だったので次善の策として選んだのだ。ここは何頼んでもうまい。味の決め手はたぶん化学調味料なので味の当たりはずれがないということなのだと思うのだが、作るところちゃんと見てない。さて旨煮ラーメン(横浜ならサンマーメンというべきかもしれないがサンマーメンの具はもやしくらいしか入っていないと思うので旨煮ラーメンで正しい)とだいぶ茶色い半チャーハン(あ、これぞ"茶ー飯"か。そういうことだったのか)、そしてブリプリとしてるわりに肉汁なんぞほぼ出てこない俺好みの餃子。これらを息をつく間も惜しみながら食い散らかしている間、店の主人と奥方は仲睦まじく新聞のチラシを見て世間話をしているのだ:

主人「ほらほら47型が4万××円だってさ。えー、LGかい。やっぱりねえ」

奥「もういまはテレビも一人1台以上の時代だからねえ」

主人「ほー、今日はヒラマサが釣れるのかい。でかいねえ」←シマノ提供の釣り番組がテレビで流れてる最中

はっきり言って居心地は悪かった。しかし俺は居心地の悪さには割と慣れている。俺にとって居心地のいい場所なんてどこにもないのだから。嘘さ。まあなんというか誰か知り合いの実家に遊びに来てその知り合いが出かけちゃったのに俺だけ知り合いの両親に飯をご馳走になっている、なんかそんな感じのする贅沢な夕食だったのだ。ああ、蒸し暑いんだか蒸し寒いんだか。


_ せっかく家に帰ってきたからスカパーの話でも書くか。たった今まで、堀北真希主演の「ケータイ刑事銭形舞」を一挙放送してた。言わずと知れたファミリー劇場だ。ハードディスクの残量が心許なかったが一応全13話収録することができた。しかしこの雨だ。はるか宇宙から我が家のアンテナめがけてやってくる電波は爆弾野郎ティーキャッツの分厚い雨雲に阻まれてときどき途切れているのである。茶―飯食ってる間にそういう悲喜劇が起こっていたのだった。まあ再放映のチャンスはある。よく考えたら「茶ー飯」って書くと「茶飯」と紛らわしいではないか。区別がつくようにこれからは後者には「お」をつけることにしようか。しかしそれも面倒。とりあえずさっそくなるべく無事な回をBDに落とすことにする。忙しくなったからあばよ。


_ あばよといったばかりなのだがもう一つ書いておこうと思う。メール便でCDが届いてた。フィリップ・グラスの「ノース・スター」だ。上に書いた無駄口英会話の話題になったマイクと同じくヴァージンレコードから出ていることに今気づいた。マイクがひきこもりから復活してすぐ出したアルバム「プラチナム」の中に、この「ノース・スター」をアレンジした曲が入っている。かなり昔、気が狂ったようにミニマルミュージックを集めてたときに一度入手したのだがあるとき手放してしまって今になってまた聞きたくなったのだ。まあミニマルミュージックだから、興味のない人にとってはどこからどれだけ聞いても同じ音が繰り返し流れてて虫の鳴き声みたいにしか聞こえないかもしれないけど俺は好きなんだよね。たぶんネチネチした性格に合ってるんだろう。初めてFM放送で、スティーブ・ライヒの「六台のマリンバ」(本来はピアノを6台並べて演奏する『六台のピアノ』という曲なんだけど、ライヒ自身のライナーノートにも書いてあるように演奏のたびにピアノを6台用意するのは大変だ。作曲してしまってから私はこのことに気づいて愕然とした…とまでは書いてなかったと思う。まあどこまでがライヒの言葉かわかんなくなっちゃったところで話をもどすという)を聞いた時の衝撃はもう忘れてしまったが、大きな衝撃を受けたことは忘れられない。同じフレーズが重なり合ったり離れたりしながら突然転調する瞬間は、まるで分け入った深い森を抜けた瞬間に突然であった"何か"ーその何かとはたとえば重苦しい色の水をたたえた湖であったり、真っ青な古城であったり、狂おしいバラの香りであったり涙を流す乙女であったりと人それぞれであることだろう―のように俺に感動を与えたのである。それ以来、単純なパターンがフラクタルやライフゲームと同じように複雑なフェイズ・パターンを生むこの手の音楽が好きになったのだった。そんなわけでライヒの手法はわりとあっさり耳になじんだ。グラスはどうなんだろう。この音楽にも驚きを感じた記憶がある。それを確かめたい。ちなみにちょっと上に書いたのは「ブルー・シャトー」というグループサウンズの曲の歌詞のパクリであることは言うまでもないが言わないと通じないという可能性も大きい。


_ いよいよ低気圧は猛威を振るい始めたようだ。ここ横浜は今強風が一休みして大雨がさあさあ降っている。これは春への試練なのだ。だが湘南や大和市のあたりの河川で氾濫危険水位・避難判断水位など出ている。床下浸水なども起こり始めているようだ。うちのすぐそばには川はないが、それでも昭和の半ばころに鶴見川という大きな川が氾濫してそこらじゅう水浸しになったことがある。そんなわけで多少は高台にある我が家も少々心配で外を見てきた。風は止んでいるが降水量がすごい。街灯に照らされた雨水は厚手のカーテンのように輝いている。さすがに縄文の頃は岬であったであろうこのあたりの水はけは良いが、道路がちょっとした川になって低地に流れ下っていた。低地側や川のそばに住まう人々はさらに不安であろうが、今宵は竜巻注意報なども出ている。そんなわけで、23時を過ぎた今も落ち着いて寝ようという気には今のところなれない。ケータイ刑事銭形舞が2話ほど雨の影響でブロックノイズを生じたことなど、ごく軽い被害に過ぎない。今横浜には土砂崩れ警戒警報が出た。遠くでサイレンが聞こえている。人的被害があったと見える。夜半にはピークは関東を過ぎるとみられるが、明日の交通に影響が出そうに思われる。

_ うちにいちばん近い鶴見川のライブカメラの様子。23:54

画像の説明  水面がかなり堤防に近い。記録的大雨ということになるだろう。
本日のツッコミ(全4件) [ツッコミを入れる]
_ うにゃ (2013-04-06 13:49)

ジョジョ終わっちゃったね。エンディングさすがぁって思っちゃった^^  <br>ヨガは、区民スポーツセンターとかでやってるのあったりするし、ちょっとのぞいてみては

_ けい (2013-04-06 16:41)

いい先生に会えるといいんですが。リサリサみたいな。

_ うにゃ (2013-04-07 21:58)

始まりもウォークマンだった?? <br> <br>ご家族遠い北国で大変そうですね。無事に脱出できることをお祈りしています。 <br> <br>関東の名物を実家に送ってみては?

_ けい (2013-04-07 22:31)

最終話のラストシーンは第三部のはじまりのシーンなのだ。早く単行本読みな。札幌家族はたぶん貯水池があふれた都市型の冠水のよう。地図見ると札幌も豊平川だけじゃなく琴似川とか円山川とかそれなりに川がある。大洪水で山に逃げたら熊さんの餌食になる心配があるから怖いよね。


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