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2013-04-30 [長年日記]
_ [米沢街道] 一日目。
朝から早速事件。小杉から東京までの成田エクスプレスは全席指定特急。Yahoo路線情報には280円としか書いてないのに、と思ったら特別料金1440円って書いてあった。車内では基本特急券買えないらしいが、席がガラガラなためか、車掌さんが対応してくれた。すまんね、車掌さん。つづく
_ 朝飯。
朝から1600円の弁当とは贅沢で目が潰れる。珈琲の車内販売頼んだら買った直後に床にこぼしてしまって販売員の兄さんを煩わせてしまった。買った直後でなかったら他の乗客に被害が出たかもしれない。よかった。よかったのか?大宮で四人客が前席に乗り込んできて酒盛りを始めた。飲んで暑くなったのだろう、安っぽい上着を脱いで背凭れに掛けた。よれたポケットが見苦しいので、ipodに入れてあるせせらぎの音で雑談を掻き消し、目はトランヴェールに向ける。怒りを感じていないのは旅だから色々なことが起こるのは仕方が無いとでも思っているのかどうか。つづく。
_ トランヴェールとは東北新幹線においてあるフリーペーパー。縄文土器をめぐる学者•小林達夫と縄文アーティスト•猪風来の対話。前衛に疲れた芸術家はしばしば民俗調に進んでそれを回帰とか呼ぶ。バルトークもライヒもそうだ。すると、自らを産む基盤となっていた古い懐かしい者たちの中に、オドロキの原因となる非常に多くのことを見出すのである。古道をたどることに少し似ている。つづく。
_ 説明せねばなるまい。
写っているのは福島交通の精算券とドトールの珈琲。説明は後だ、早く珈琲飲まないとバスが来る。
_ バスに乗ったから説明。今回米沢街道の旅は庭坂という福島の西からなのだが、奥羽本線はあまり本数がない。バスで行こうとして、ろくに行き先表示を確かめずに乗り込んで、阿武隈川二回渡って福島駅に戻ってしまった。その恥ずかしさで注意がおろそかになったのだろう、料金払い過ぎた。現金では祓い戻せないらしく、精算券をくれたのだった。でも、循環の経路が短くて良かった。精算券もすぐ使う機会があって、本当によかった。良かったのか?何やかやでもうすぐ11時だ。つづく。
_ 多分青面金剛なのだが、ショケラを掴んでもいないし、三猿はおろかニワトリもいなければ、邪鬼も踏んでおらず、地蔵菩薩に近い風貌の庚申様。
_ 山吹を見つけるとGWの旅なんだなあ、と思い知らされる。
黄金坂を通って清水観音堂に参った時点で、峠を越え場合によっては渡河もありうる板谷までの所要時間が微妙となったため宿のある福島に戻った。以前良く利用した宿。つづきは明日のココロだ。
_ 追記。宿の1Fに昔あった居酒屋は和風ダイニングと化していた。「これを熊と争ってとるのだな」なんて思いながらウドの天ぷらなんか食べた。以前ならいつ来てもニシンの山椒漬けが味わえたのだが、昔を忍ばせるものは竹に盛った自家製豆腐と若干の銘酒くらい。酒もやめて久しく、ラベルを見ても喉が鳴らないのはちょっと不思議でもある。
_ 二追。いつもはガーミンのGPSを持って歩いてるが、今日は忘れて来たと思い込んでいて止む無くコンパスと地図だけで歩いたのだか、かなり効率が悪いとわかった。特に長距離をピストンするときもとの場所に戻るときに、違いがはっきりする。結局はザックの底に潜んでた。明日は韋駄天モードだな!
山吹はいいねぇ〜 私はクラーク博士にでもあってこようかな <br>