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2017-02-23 [長年日記]
_ [漫画] 「レッド 最期の60日間 そしてあさま山荘へ」山本直樹、講談社、2017.
今日発売日だった。楽しみに待っていた。番号のついた登場人物15人はすべてこれで死亡し、第Ⅱ部も終わった。話中に横井庄一さんの帰還のことなどが書かれていたのでハッとしたのだが、私にはこの事件にリアルタイムで触れるチャンスがあったのだ。当時小学生の私はしかし当然のことながら何の興味も持つことは無かった。同時代体験をかすめてしまったわけだ。そういう記憶を再生することはできるんだろうか?何だか勿体無い気がする。しかしまあ現在の私たちは、そういう事件以上に転換点にいるような気もしている。40光年以内の宇宙に私たちの住む星と良く似た星が7つもあるらしい。そういうことを一旦知ってしまったのならもうその先に進んで行くより他に術は無いのだ。そしてそこに進んでしまった時、”なぜあのとき以前の私たちは自分たちが宇宙に孤独でいるなどと信じていたのだろう?”と不思議に思っているに違いない。