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2010-12-29 「ケビンじゃないけど許してね!」−『ロビン・フッド 伝説のタイツ男』パッケージのアオリ文句− [長年日記]
_ [映画] 「ロビン・フッド 伝説のタイツ男」
メル・ブルックスは元気なんだっけ?1926年生まれで今84歳という計算になる。もしかしたらこの映画は劇場で見たかもしれない。メル・ブルックスといえば「新サイコ」でヒッチコックのパロディをやって大量の鳥のフンで人を襲わせたり、「スペースボール」でスターウォーズのパロディをやってピザ・ザ・ハットなんていうキャラを生んだり、「珍説世界史パート2」のパート1が無かったり、「ヤング・フランケンシュタイン」でフランケンシュタインを踊らせたり、「ブレージング・サドル」で史上初の黒人保安官を主人公にしたりしたコメディ映画の巨匠で、わたしはチャプリンよりもこの人の方が好き。この映画に限らず、差別される側に愛情を注いでいるようにも傷口に塩を塗りたくっているようにも見える。特に、ホモを馬鹿にした発言が沢山ある。この映画の製作の動機も、タイツを履いたロビン・フッドというヒーローがただの変態にしか見えない、というものであったかも知れない。「…ホモか?」見たいなセリフがいろんな作品に出てくる。DVD化されていないらしく、中古のVTRで入手した。HDレコーダーに落とす。
_ ↑パート1が無いんじゃなかった。パート1にパート2の予告編が入ってるけどパート2以降は作られたことが無い、ということだった。今井功の「流体力学(前編)」みたいなもんだったか。人の記憶はあてにならん脳(←変換に失敗したけどしっくりしてるのであえて直さない)、特に自分の。
_ HDへのコピーはできず。コピーガードがかかっていたw もっと古い作品だったら問題無かったのだろうが…
_ [映画] 「ロビン・フッド 伝説のタイツ男」(続き)
というわけで、とりあえずビデオヘッドをクリーニングして見始めた。このロビンのいうことなら領民は従うであろう。なぜなら他のロビンと違ってこのロビンは正当な英国式の発音ができるから。ケビン・コスナーもちょっと京都弁の訛りが入ってますからね。「けびんこすなぁ」「けびんこすなぁ」(←Ⓒ上野顕太郎)
しかし、決起を促してみるが、ロビンの演説はいつしかチャーチルのそれになり領民は寝てしまう。そこで黒人のアチューという男がメガネを掛けて演説を代わる:「しっかりしろ。周りを見ろ。君らは騙されてるのだ!怒れ!」マルコムXのパロディなんだそうだ。よく知らんのだが。この映画、ほとんど1分に1個くらいはギャグが入ってる。
そしてメル・ブルックスその人が登場。役どころは割礼を施す職業の人w。ロビン・フッド役はケイリー・エルウィス(Cary Elwes)。
_ このあいだ見積もりに来たガス屋さんが給湯器の工事に来た。これでキビシイ朝の炊事がちょっと楽になる。ワセリンも買った。新しい石油ファンヒーターも来た。明日はうめちゃんの術後の調子を見るのに病院に連れていく。くだらないDVDやVTRは腐るほどある。年を越す準備は概ね良しということで。