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2010-12-08 「小学生では「理科が好き」の生徒が多いのに、中学生になると、「好き」でなくなるというのは問題だ。」−引地邦男− [長年日記]
_ 日本の15歳の学力が回復し始めた、とニュースで流れていた。論文の棚を整理してたら、気になった記事が出てきたので若干引用してみる。出典は「生化学」第74巻第10号、P.1225(2002)。著者はその2002年当時は北海道大学の名誉教授で、高分子の物性や構造解析、特に生体高分子の核磁気共鳴法による構造解析などの分野で多くの業績がおありだ。この先生が「漠然とした不安」と題して短い文を書かれていた。ゆとり教育のための新しい学習指導要領に沿って中学・高校の授業が変わることに危機感を抱かれていた。「高校では物理・化学・生物・地学の中から1科目選択すればよいので、遺伝やイオン、進化を学習しないで大学に入ってくる学生も出てくる。生物としての根源である遺伝や進化を知らないで生化学は成り立たないし、バイオサイエンスの時代と言われる21世紀の科学の進歩などありえない。」"漠然とした不安"という言い方は実に控えめな言い方なのである。
_ 会社帰りに歯医者。治療がほぼ終了して来週はクリーニング。タバコを止めても珈琲をたくさん飲むせいかステインが付いている。そのあとジム。膝の調子は改善が続いており、年末には力強く長い距離を歩くことができるようになるだろう。股割りに気合が入りすぎてちょっと痛い。股関節脱臼で救急車で運ばれることは避けたい。何か凄く変なことを思い出したんだが、大学にいた時、学部の食堂のチケットを売るちょっと可愛いお姉さんがいたのだが、彼氏と結合してる最中に股関節脱臼して救急車で運ばれたという噂を聞いた。事実だとしたら多分彼氏がばらしたんじゃないかと思う。まあそんな噂で美人を陰で笑いものにしてると言うのもモテない理系男子らしくてほほえましい。
_ 「あかつき」が軌道を外れちゃった。残念なり。6年後があるさ!