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2010-12-09 「紙パルプの台座によりもぐさが直接肌に触れないやさしいお灸です」−せんねん灸・パッケージ裏説明書き− [長年日記]
_ だいぶ寒くなってまいりまして、冷える膝にお灸を据えるのは温熱療法として良いように思われます。製品の中には台座ともぐさの中心がずれてるヤツとか混ざってて、うう、これは外れだったなあ、みたいな。
_ [新聞を読んで] 12/9。
商品面。DRAMの大口取引価格が下落。一因にはノートPCからiPadなどメモリ搭載量の少ないタブレット型端末などに人気が移っているIT機器市場の構造変化がある。記憶媒体であるフラッシュメモリの価格が堅調であることにもその影響があると。
_ 同、経済教室。安保・外交を考える(下)、神戸大・木村教授。北朝鮮問題への対応の鈍さの背景には日本人の関心の変化があると考えられる。北への関心が高まったのは2002年9月の小泉元首相の訪朝が契機。金正日自身の日本人拉致告白があった。当時北朝鮮は崩壊寸前であり圧力を加えることで事態が打開できるという期待があったが、発動された経済制裁も大きな影響を与えず、六者協議などの場で日本はたびたび孤立。その間に北朝鮮は核・ミサイル開発を進める。「崩壊したのは北朝鮮ではなく、『北朝鮮が崩壊する』というシナリオだ」(ある北朝鮮研究者)。現在、北朝鮮の目には、事態を動かす有力なプレーヤーとして日本は映っていない。日本国内には日本への無力感と、無力であることのいら立ちに近い感情が広がりつつある。…しかし、このような見方は奇妙である。振り返れば第2次世界大戦後、様々な国際的問題に関して、日本が「単独で」対処して大きな成果を上げたことなど一度もない。…我が国は決して無力ではない。しかしながら、そのことは我が国が国際社会で何かしらを独力で成し遂げられることを意味しない。
_ 同、「やさしい経済学」空間経済学への招待。第8回(終)
空間経済学の枠組みでは集積を抱える地域が企業誘致政策を通じて構成を高めることができる。難しい。ボロノイ領域などを使った空間分布の問題を幾何学的に扱うスキームはこれに比べるともっと単純で、経済学以前という感がある。