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2013-11-03 [長年日記]
_ 今日はキョウリュウジャーも鎧武もやらない日なの。それで常夜なべを真昼間に食べながら「ピエール瀧のしょんないTV」の録画を見てる。ほんとにしょんないよこの番組。静岡朝日の広瀬アナがすごく素人っぽくてかなり天然でプラモデル作りが趣味で、学生時代はGタンパク質の研究とかいう生化学系出身。番組の中では反応が素朴なので、たまらん。ピエール瀧はそこらへんのおっさん芸人だと思ってた。電気グルーブの人だったのか。なんかものすごくいろんな活動をやってる人。これからこの人の冠番組増えそうだ。
_ 夕食(お昼の常夜鍋の汁で作ったそうめん。『絹の食卓』という奴でインスタントラーメンのように煮たまま味付けして食べられる)を摂りながら、カルチャーラジオで舘野泉さんの話を聞いている。そういえば今日は文化の日だったね。舘野さんと言うとシベリウスをはじめとしてフィンランドの音楽を多く紹介する人という印象しかなかったが、2002年に脳溢血で右手が使えなくなってから、左手の音楽を精力的に演奏し続けているのだそうだ。左手のための…というとやはりラヴェルの協奏曲が有名なのだが、それに比べて「右手のための…」という曲は練習曲以外に著名なものは無いように見える。これはどういうことなのか。片麻痺が右に出る傾向が強いということか、あるいは左が麻痺するともはや演奏が成り立たないということなのか。前者が正しいとしても、ラヴェルの左手を嘱託したピアニスト・ヴィトゲンシュタインは戦争で右手を失ったのであるから、必ずしも右手のための曲がない理由とはならないだろう。舘野さんの業績の一つにはドビュッシーと同時代の作曲家セヴリックの紹介もある。この人のことはまるで知らなかったので機会があれば聞いてみたいと思う。
_ 狭い部屋の中で目を転じると、NHKスペシャルが始まった。五明カレンというバイオリニストがシベリウスのバイオリン協奏曲を弾いているシンクロニシティ。