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2013-11-26 [長年日記]
_ 最近とある学会に参加したらかなり著名な先生がいらしていた。あまりはっきりとはかけないけどこの方は大変に大きな業績を残している方でありつつも一方で不幸なことにスキャンダルを下世話な雑誌の類に書きたてられて一時期世間をにぎわせたものだった。今、その先生の書いたものを読んでみると、そのようなスキャンダルとはまるで関係なくいろいろ考えさせられるものがあることに気づく。思い出したが、波動力学を生んだシュレディンガーは、わりと特異な性的嗜好の持ち主だったという伝記がある。自ら日記(これは確かフラクトゥール:ドイツの亀の子文字で書かれてたのではなかったか?)にも、女性を求めることが仕事においても大きなモーティベーションを生むのだと書いていたはずだ。その裏には、女性に認めてもらうために偉大な業績を生む、という心理が働いている。そのような偉大さを自覚できないと、女性と言う原理的存在と対等に向き合うことができないという男の弱みとも言える。まあそういうことだから、男が助平であるのは女性と言う存在があまりにも大きいためなのである。大きければ大きいほど助平であることにかける情熱も大きく、助平を正当化するために自らより高みを目指すのである。俺?俺は下から見上げるほうが好きかな?そして永久にどこまでも地べたに這いつくばって最低であろうとするこの恋愛を変態といふ。確か宮沢賢治がそんなことを書いてたような気がするがちょっとニュアンスが違っていたかもしれない。