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2014-09-01 [長年日記]
_ [音楽] ジューン・テイバー”Quercus”
タイトルのQuercusはオークの木のことらしい。2006年のライブ音源、ということなのだが、このCDを宅配で受け取るために今日は早く帰ってきた。いつ聞いてもジューンの声は深く、深い。
_ 洗濯機がまたエラーを発生させているので洗濯が捗らなくなった。まだ5年保証の範囲内なので修理をお願いする。また、若干の片づけなどせねばならない。土曜に来るのでそれまで(洗濯するとすればだが)またコインランドリー使うことになる。
_ 近ごろどういうわけかヴェルコールの「海の沈黙」が読みたくなっている。これが俺の魔窟の中のビッグデータからマイニング(ほんとに掘り起こすのだ!)される可能性は低いのだが、関連の情報を2つ。その1:ヴェルコールは第二次大戦下ドイツに占領されたフランスで深夜叢書を刊行した。「海の沈黙」はその中ではおそらくもっとも有名な作品なのだが、他にも著作がある。その一つに「人獣裁判」という目を引くタイトルのものがあった。図書館で借りることができるので入手しやすい館に回送中。その2:その「海の沈黙」は、占領下のフランスでフランス文学を愛するドイツ人の若い将校と、その下宿する家の老人と娘の、決して温かい交流には至ることのない物語である。この話は大学時代にフランス語の教材となったので、フランス語で通して読んだ。その後岩波文庫でも入手して読んだ。この作品が映画化されていたのは全く知らなかった。アマゾンで見る限り、2度映画化されているようだ。当然見たい。時間がいくらあっても…
_ [音楽] マイク・レメディオス
ブルース・リーの映画の主題歌歌ってたスペイン系の中国人、ということである。なんと言っても「ドラゴンへの道」の主題歌が盛り上がる。”Where there's darkness, there will be bright light.”ここで怪鳥音がタイミング良く”アチャー、ホーッ!”と入るところが大好きだ。カラオケ行ったら絶対歌うでござる。
_ とても古いことを思い出した。小学校に入って間もない頃。近所には数人の同級生がいて、その中に妙におしゃまな女の子がいた。ほっぺたには猫のひっかき傷のような傷跡。活発な女の子だったと思うが、低学年の同級生は誰もそんなものは読まないだろう高村光太郎のレモン哀歌のことなど作文に書いていた。
どういうわけかその子を中心に、同級生たちは寸劇をすることになった。2度ほどそんな機会があったように記憶している。誰に見せたのか。学校の劇の練習が始まりだったのだろうか。ともかく俺の覚えているのは、浦島太郎の話が脚色されて、太郎は天然痘に罹患してしまってあばた顔になってしまったという、脚本の一部だった。それが不評だったのか、劇の練習は頓挫したように思われた。もしかすると俺だけが嫌気がさして抜けてしまったのかもしれない。今唐突に思い出したその脚本は一体誰が作ったのだろうか。確か、おそらくは彼女の文学趣味の母親であったように思うのだが、もしかすると彼女本人の作だったのかもしれない、とも今思うのである。