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2015-09-19 [長年日記]
_ 今日は暑い。英会話。先週テリー先生(仮名)は、Urban Dictionaryというオンラインのスラング辞典のページを教えてくれた。俺はお返しにUncyclopediaを教えてやった。俺の宿題はUrban Dictionaryでいくつかの単語をチェックすること。なのでやってみた。
1)新着記事を見てみると、'Neko'と言う項目があり、リンクに飛ぶと、日本語で猫。ただし大抵は猫の格好をした人間である、と言うようなことが書かれていた。日本のオタク文化に関連する多くのスラングはこのオンライン辞書で見ることが可能である。ちょっと調べただけでもNeko, Nekomimi, hentai, yaoiなど、目の腐る言葉の数々をサーチすることができる。
2) 次に俺は、アンソニー・バージェスの「時計仕掛けのオレンジ」に出てくる’ナッドサット言葉’の中から、「頭」を意味する「ガリバーGulliver」を調べた。ちゃんと登録されていた。
3) 最後に、スティーリー・ダンの’Deacon Blues’の歌詞で意味の分からない'Deacon Blues'と'Crimson Tide'を調べた。前者に該当するものは出てこなかった。因みにヒットしないと¯╲_(ツ)_/¯という文字列が表示される。この絵文字自体の意味はいまひとつ良くわからない。後者については'woman's period'と書かれていて、用例として'I'm riding the crimson tide -- you have a spare pad? 'と言うのが載っていた。スティーリーダンの歌詞においては、アラバマ大のフットボールチームのニックネームのことであり、歌詞においてはこれを勝者に与えられる名前と位置付けており、だが自分は敗者に対するタイトルが欲しい(自分が敗者だからだろう)、せめて自分を'ディーコン・ブルース'と呼んでほしい、と言っている。ディーコンは有名なフットボールプレイヤーの名にちなんでいるようだ。
というわけで、最後の例についてはむしろウィキペディアの方が有用だったが、両者を組み合わせることは良い使い方であると思う。Urban Dictionaryは有用であり、今後の発展が期待される。そんな感じの事をクラスで報告したら、次回は同音異義のフレーズを調べてくるように、と言う宿題をもらったのだった。