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2021-01-29 [長年日記]
_ 夕方ヨーガ行く前に最寄りの図書館で予約した本借りる。Wordpressの本と、「死生学」と言う自分には聞きなれない分野の本。エピクロスに倣い、死を恐れることはないものと信じたとしても、そのような言葉が発せられること自体が、死を一大事と考えていることの証拠でもある。死は一大事。私には、これからどのように生きていき、どのように死んでいくかと言う「死ぬ準備」が一大事だ。肉体にせよ環境にせよ、与えられあるいは手に入れたものを大切に使い切って死ぬのが望みだが、両親を亡くして自らも人生の午後3時に向かおうとする今、生活の全ては「死ぬ準備」なのだと言っても大体間違っていない。死ぬ間際になってからあれもこれもと思い煩うことになれば死に切れない。溜まる一方の本やメディア、何か思いつくたびに思いを新たにせんとして作るノートブックの数々、番組の録画・録音、旅の思い出、わいては飽きる数々のやりたいこと。そう言ったものたちを大切に思いながら最終的にはそれらから離れていくことには相当の準備が必要だ。
死生学の本を手に入れて館を出るときにリサイクル棚をチェックする。公序良俗に反しない本なら大体勝手において構わず、勝手に持って帰っていい本が置いてある。地域の郷土史の本なんかよく置いてあることがあり、ついつい持ち帰ってしまう。最近は英語のペーパーバックが多く置かれているが、不人気だ。そんな中に一冊、"Raja-Yoga"と言う題の本があるのを見つけた。状態は良いが、どんな人がどんな動機で手に入れて、そして手放すことになったのか。そこにはちょっとした物語がありそうな気もするが、あまり気にしない。ともかくヨーガにも座学は有効だから、参考図書は沢山あって構わない。持ち帰る。その後ヨーガを実践してから「平家物語」を聴きながらウォーキング。