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2007-11-22 なおみちゃんは雪の中で卓球をしてました。 [長年日記]
_ 「NHK街道てくてく旅。」も、残り1日。なおみちゃんは仙台長町の広瀬川の河原で雪の中卓球なんてやっている。いいよなあ、おまえは。どこに行っても歓迎されて。おれなんて、どこにいっても犬に吼えられるし、地元の人に変態だと思われたくなくてエアロビの人みたいなわざとらしい笑顔で「こんにちは~」とか言ってるんだぜ。
しかし、なんかやはり人の歩いてるのを眺めてるのもいい。私は名取川をはるか東の太平洋岸まで歩いたりしたっけ、とかいろいろ思い出す。明日は5分延長してフィナーレだ。
_ 今朝方も遭難本を読んでた。3冊あっというまに読み終わる。不謹慎な言い方ではあるが、なかなか面白いのだ。本を読みながら、デジタル地図で遭難地点付近を俯瞰してみるとまた恐ろしさがひとしお。恐怖に質のよしあしがあるとしたら、こういうのを読んでいて感じる恐怖はホラーを楽しむより質がいいのではないか。現場を想像できないと感じることのできない恐怖だし、その想像がたぶん危険予知に少しは役立つと思うからだ。そういう意味で、これらの本は思いもよらないある種の娯楽になっていることは否めない。全く不謹慎な言い方かもしれないのだが、面白半分にそう思うわけじゃない。想像力は人間と他を区別するほとんど唯一のものだと信じている。それを良く刺激してくれるというのは素晴らしい娯楽、という意味では無いだろうか。もっとも、当事者やその近親者の思いまでは想像し切れてはいないかもしれない。だからこそ娯楽などという気楽な言い方をしているのだろう。
_ 今日は気分がいいからもうひとつ書き込んじゃうよ。
今年は沢山の新人が入ってきたので、職場もなんか若返っているような気がして結構会社が楽しい。もちろんわたしも若い人々の仲間のつもりでいる。結構昔の事をうじうじ覚えている性質なので、折に触れ古い記憶~といってもたかが16・7年くらい昔のことだ~を引っ張り出して(ああ、書いてみると確かに昔のことだな)、若い人々が入社した手の頃に自分が悩んでいたのと同じことで悩み始めているのに気づく。結局は自分で乗り越えるしかないのだけど、こうしたらどうか、くらいのアドバイスをちょっとは与えてあげられるような年になった。けどそれ以上に、話を聞いてあげられる余裕のある自分でいられることに深い満足を覚える。うまくいっていないときにはそんなゆとりはないから、これは自分にとっても良い状態なんだと思う。
一方で、年嵩らしからぬ発言も自分にはままあるわけで。そのうち若者を煽動するソクラテスと同様の罪によって投獄された挙句毒杯を仰ぐことになるかもしれない。
仕事で絡むことになった新人さんから、一緒にやろうとしている仕事には興味がある、アプローチの仕方が自分には新鮮だ、という類のことを(メールで)言われた。突然下級生から「先輩…これ読んでください!」なんて感じでラブレター渡されたみたいにうれしい気持ちになる。新人さんは男の子です。そしてこの話はオヤジ×新人のBLではありませんから妄想は禁止です。