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2011-04-09 「おれは泣かなかった。然しもう少しで泣く所であった」−『坊っちゃん』夏目漱石− [長年日記]
_ 午前中雨。午後は曇り。タイトルの引用文は、筒井康隆の文章のように記憶していたのだが、全然違った。
_ [漫画] 「進撃の巨人」第4巻。
最近新刊で漫画買うことも少なくなってきた。漫画に限らないな。巨人との闘いに参加した頃のエレン達のエピソードがメイン。多彩なキャラクタはどことなく「バトルロワイヤル」を彷彿とさせる。年頃も近いせいだろうか。前巻か前々巻くらいで「いきなり後ろから切りつけてすみませんでしたぁ」みたいなこと言って巨人に屈服したことを後悔してる女の子のエピソードの病み具合がなかなか良い、と思った。
_ [猫の額] ルピナス。
外出先から帰宅する途中、良く通るのに気付かなかった園芸店に気付いて立ち寄る。アンティークなブリキ缶とか置いてあってなかなかお洒落なお店。ルピナスが安かったので買ってきた。子供の頃北海道の家の庭に沢山のルピナスが咲いていたことを今も覚えている。ルピナスと呼んでいた人は誰もおらず、昇り藤と呼ばれていた。実はちょっと枝豆のようで、多分食べられないのだろうが、この植物がマメ科であることを伺わせる。後日知った藤の実も鞘にくるまれて堅いが、碁石くらいのそれに比べるとルピナスの種はもう少し小さい。夏の花だが、暑さにはめっぽう弱いようで今までにまいた種は花を付けたことがほとんどない。今日は株を一つ買ってきた。マメ科だから植えておくと土に窒素が増えるんじゃないかな、と期待して。明日薔薇のそばにでも植えようかと思う。他にラベンダーを2種類、コリアンダーの種を一袋。おととし位に収穫したコリアンダーがまだあるが、そろそろ種としても香辛料としても使えないのではないかと思う。意外に沢山の実がなるので、カレー作りには重宝する。ローレルは常に収穫できる。あとは唐辛子も植えておけば、胡椒とクミンとクローブとカルダモンとシナモンとターメリックを用意すればカレー粉ができる。足りないものの方が多い。
_ いつしか4月も中旬に入ろうとしている。GWの事を考え始めた。どこかに出かけることを思う前に、今年も立ち寄りたいと思った場所がある。横浜の開港記念館。この庭にあるメイフラワーの赤い花を今年も見に行きたいのだ。
_ 筒井康隆の文章が今日の日記と関係あるのかって?「我が良き狼(ウルフ)」の主人公の呼び名がルピナス・キッドなのさ。ルピナスと言う語はこの作品で初めて知ったと思う。後日その意味を調べて昇り藤のことと知れたのだとも思う。そういえば「宇宙の坊っちゃん」ってのもあったな。かんべむさしだったか。
_ 先日のBonjour.msiがムカつく件で思い出した。グリコだったか不二家だったかのカフェオレのコマーシャルでパリジャンを気取った男が癖のある口調で「ボンジュール」と女性に声をかけるシーンが嫌いだった。今も思い出してちょっとムカついてる。
_ 1929の関東大震災の3か月ほど後のこと。神奈川の丹沢で本震に匹敵するくらい大きな余震が起こったとのこと。そういうわけなので、まだまだ安心はできないのだけれど、この先数カ月心配し続けている訳にもいかない。備えよ常に、ということだろう。
「備えよ常に」の出典を忘れていた。ボーイスカウトのモットー("Be prepared.")だった。学習子供百科で覚えた知識だと思う。
_ あと、思いついたこと二つ。
・腐葉土とフィヨルドって、似てるよね?
・「そなえよつねに」と「よたれそつねな」って似てるよね?
(よたれそつねな:「いろは」を七文字づつ区切ると「いろはにほへと」「ちりぬるをわか」「よたれそつねな」…となる。その七文字目を続けて読むと「咎無くて死す」となりぬることは有名)