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2014-02-05 [長年日記]
_ [新聞を読んで] 市川猿翁 私の履歴書
日経の私の履歴書、今月は市川猿翁。「私は幼いころから普通(つね)の人々が追わぬものを、必死に追いかけたような気がする。それは何か…よくわからぬ…何か途方もない、大きなものを追い求めて、私の心は絶えず天高く天翔ていた。その天翔る心から私は多くの事をした。天翔る心 それがこの私だ。」梅原猛の書いたスーパー歌舞伎ヤマトタケルの最後のセリフ。架空の人物とされながら日本人にとってヤマトタケルほど近しく、それゆえにリアルな存在と感じられる古代人がいるだろうか?その「私たちの」ヤマトタケルが、このような言葉を残して、白鳥と化して去って行くなら、伝承の中の人物でなくとも、どこまでも追って行きたいと思うことだろう。
猿翁さんと車中こと息子•香川照之の関係を少し前のNHKスペシャルで見て、思うところが多かったのを思い出す。息子というものにとって父親は絶対に超えることのできない壁であり、そうあり続けて欲しいと願う存在なのだ。だから父親に認めてもらえない息子は深く傷つくであろう。昨今おりおり事件となる、老父を介護する息子の父親への虐待行為も、それを弁護するつもりはさらさら無いが、かような父と息子という特殊な関係にあってこそ生じる(劣等感、という意味に限らない広い意味の)コンプレックスが悪い方向に顕在化したものと捉えられることと思う。息子の稽古に対して、不自由な口調で、しかし力強く「できる、できる」と励ましていた猿翁さんの姿は忘れられない。先のヤマトタケルのセリフを読んでそのことを想起して感情失禁寸前でヤバい。
_ 両陛下が葉山の御用邸で静養中なのだそうだ。海岸を歩いている両陛下はとってもラブラブでうらやましいぞ。
LOVEラブ羨ましいのね 気になる人でもできたのかな
ラブラブポンチ!逆さに読むなよ。
ふきだしたわいwww