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2014-08-02 [長年日記]
_ カフカが読みたくなった。「審判」のラスト。
「まるで犬だ!」と彼は言ったが、恥辱が生き残ってゆくように思われた。
カフカにとっては、友人ブロートに全て焼くよう遺言した作品が後世に残り多くの人に影響を与えたことこそ、「恥辱が生き残ってゆく」ことに他ならないだろう。この人の書いた作品は問題だが、それ以上にフランツ・カフカという人がいたことの方がより大きな問題なのである。