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2016-12-07 [長年日記]
_ アクアビットの未来予測レポートに触れる機会があった。いろいろ考えさせられるのだが、印象に残ったのは、4K・8Kのコンテンツは「映像」ではなくて「体験」のために用いられるであろう、ということ。高いシアターの席を買って遠くから舞台を見る、ということをしなくて済むようになるわけだ。その言葉で私も想像することができた。お能やらオペラやらコンサートやらを、おそらくは安価でより便利に(出かけずに済むとか、中断してトイレに行くとか、食事しながら鑑賞するとか)、体験できるようになるわけだ。それは確かに大歓迎とすべきことで、そのためになら8KテレビやARの機材に金を掛けることは自分にとってさえ現実的な欲望と思える。それだけの余裕があるかどうかは別として、だけど。これが購買意欲というものなのだなあ、と実感したのだ。