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けいりう堂日記

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2024-05-19 [長年日記]

_ 土曜に筋トレして今日は鶏むねのオリーブオイル焼きとか作ってた。近頃夜は野菜中心。先月は朝抜きで16時間何も食べないという生活を続けてた。空腹になることは良いと思うが、やはり昼夜が大飯食らいになるせいか体重は増加してしまった。野菜サイコー。蕪とか温野菜にするとうめえ。これを、黒酢と荏胡麻油を合わせてドレッシング風にして食べるだけでもはやご馳走。


2024-05-14 [長年日記]

_ [読書][統計学] 『心理尺度のつくり方』村上宣寛、北大路書房、2006.

最近趣味の統計学では、多重比較法やノンパラメトリック検定を使い始めている。あらためてp値という尺度だけで結論を得ることはできないな、とか、でもどうして多重比較法ではp値を補正して有意差を出にくくしなきゃいけないのとか、改めて考えるとうまく説明できないことも多い。毎年やっているアンケート調査の結果が年とともに変化しているのかいないのかとかなんかも難しい。アンケートで尋ねる項目はたとえば5段階から選ぶようなものであっても、設問によっては人によって1点と5点の違いはかなり違うだろうし、また別の設問では1,2…5という順番に意味がないものだってあるのだ。そういうことに対しても質的な解析をしようという分野はあって、それがおそらく表題にある心理尺度法なのだと思う。まだよくわからないで書いてますけど。
 そんなわけで、新たなことを始めるときは何から始めるのがリスクが小さくて済むかと言えば、それは参考になる本を読むことから始めるということなのです。しかも、買う前に何処かで借りて目を通せるのなら、買ってから失敗したというようなリスクも最小限に抑えられる。女房を質に入れても図書館を利用すべきなのである。もちろん女房なぞいないし図書館でかかるお金はせいぜい図書館間の相互利用の際に係る郵送料と図書館に行き来する交通費くらいのもので…とはいえ郵送料は結構掛かるから検討は必要になる。表題の本は我が家最寄りの公共図書館で借りた。「心理尺度」というキーワードで検索を掛けて選んだ。最近はこの手の検索にもAIの技術が用いられていて、ふんわりした尋ね方でも所望の本を推薦してくれるというのは素晴らしいと思う。まあ今回はずばりキーワードで検索しただけだ。いくつか候補に挙がったものの中で、この本の著者に見覚えがあった。なんと、僕が初めてのフォースト・ビバークを体験した後に野宿の練習をするための参考とした最初の本の著者ではないか(『野宿のすすめ: 女を野宿に連れ出す方法』、三一書房、1998)。確かに、その野宿本の著者紹介欄には、著者がその手の研究者であるということは書いてあったのを覚えている。『心理テストはウソでした』とか挑発的なタイトルの本もある(そのうち読みたい)。さて借りてきたばかりだが、本書(心理尺度のほう)が出版されたのは2006年。Rが登場したのは1993年とのことなので、この本の出た頃には頑張れば使えたかもしれない。けれども本書で紹介されている統計処理ソフトはSPSS,S−PLUS、STATISTICA,SASで、「筆者は購入していないため、どれが良いか判断できない。」と書かれている。確かに自分の経験に照らしてもその頃はRの存在を知らなかったはずで、S−PLUSの体験版を少し触ったくらいであとは業務でOriginというソフトを会社で買っていただいて、それで回帰分析程度のことをやっていたに過ぎなかったと思う。村上先生はその頃どうしていたかというと、MS−DOSの時代から小規模なソフトを自作していたとのこと。さらに調べると、おそらくその作品のいくつかはVectorのサイトから入手できるし、その作者ページにはご自身のホームページへのリンクもあり、おお!現在もアウトドアで楽しんでおられるご様子!ひょんな所で古い知人に再会した気分だ。何しろ統計学でも野宿でも偉大な先輩と言える人だ。そういう人が自分にもいたんだ、ということが何だか新鮮な気分。こんな面白い大人がいるんだから自分も何かできそう、という気がしてくるものだ。
 それにしても、また書評でも何でもない記事をカテゴリ・読書で書いてしまった。本のタイトルだけ借りてそこから思い浮かぶよしなしごとをあやしうこそ物狂おしく書くというスタイルは今後もその手の記事をたくさん書いて確立させねば、と思った。なんか変な義務感。

_ 4年ぶりにトップページの画像を入れ替えた。そのうちまた「膝栗毛」の記事をアップしたいなあ、と思っている。JavascriptとCSSを使ったフレームもどきの書き方とかもう完全に忘れてる。


2024-05-12 [長年日記]

_ [特撮] 爆上戦隊ブンブンジャー

届け屋、という稼業を営む戦隊。チェンジした格好は「タイヤ人間」と呼ばれている。スーパー戦隊なのでリラックスしていろいろツッコミながら鑑賞するのが正しい。今日ツッコミたいのは、敵のハシリヤンと呼ばれる怪人・アンテナグルマー(←バックグラウンド知らなくても大体どんな怪人なのか名前で分かってしまうところがすげえ)。アンテナから作られたこの怪人は人にアンテナをくっつけて操る。もちろんアンテナをつけられた人を救うにはアンテナグルマーのアンテナを壊せば良い訳で、実際ブンブンジャーはそういう戦い方をする。そしてアンテナを壊されたアンテナグルマーのセリフ:

「壊されちゃって 困るの〜」

お分かりいただけるでしょうか。相当昔のマスプロアンテナのCMに(受信状態が良くなるから)「見えすぎちゃって 困るの〜」というちょっとエッチなのがあったの〜。ウィキペディアのマスプロ電工の記事を見ると、最初のCMは青江三奈が「伊勢佐木町ブルース」の替え歌として歌ってたもので、その後伊藤アイコという人の唄になったらしい。作り手が僕と近しい年代なんだなあ、なんて思ってちょっと恥ずかしくなるよ。なんで戦隊モノ見てて恥ずかしくなるんだ。

それはそうと、味方側の機械生命体・ブンドリオ・ブンデラスの声は知らずに聞いてた時は完全に男性声優だと思ってたのだが、実はポケモンのサトシの松本梨香さんなのでした。エンディングでちょっと演歌っぽい歌を歌唱していたりもするが、女性というか女声とは思えないコブシの利き方。ラジオでヤマザキマリの声をそれと知らずに聞いてた時以来の衝撃だ。ただ、そう認識した後に同じ彼女らの声を聴くと、不思議と少し女声として脳内で補正されたりもするのである。脳にはまだまだバグがあるなあ。最近の「チコちゃんに叱られる」でも、片手の人差し指と中指をフィンガー・クロッシングさせて両指の内側のところをペンのようなとがったもので触ると、2本のペンで触ってるように感じるとかあった(アリストテレスの錯覚、というらしい)。まあだから信念なんてものは持っちゃダメなんだと思う。


2024-05-11 [長年日記]

_ [読書] 『東京都同情塔』九段理江、新潮社、2024。

NHKラジオ「マイあさ」では日曜に「著者からの手紙」とかいうコーナーで、著者にアナがインタビューするコーナーがあって愛すべき「成瀬あかり」シリーズもこのコーナーで知った。『東京都同情塔』もそんな一冊で、聞いて興味を持ったのは新刊が出て間もない頃だろう。この本に出てくる語り手の1人、牧名沙羅は言葉の監獄に囚われていて、言葉が口をついて出るためには彼女の頭の中の看守の許可をいちいちある必要がある(と彼女は感じている)ほど。僕は言葉の監獄ではなく書物書類の監獄に囚われているので、蔵書を1冊加えるためには僕の頭の中の看守が内容と資金について厳しい監査にかける。そこで放免とならなければ図書館で、ということになるわけである。
新刊で話題になっているものは何百人もの予約待ちとなるのだが、その手の図書は僕にとっては急いで借りねばならないものではないし、他に読むべきものは山ほどあるから待ちは気にならない。GWにはそんな本の一冊だった『半導体戦争』がちょうど入手できたので400ページ以上もあるのを大体3日掛けて熊野街道伊勢路の旅の直前の未明まで一生懸命読んで、その日の朝に図書館のポストに投げ込んで旅に出た。
比べて『東京都同情塔』は100ページ余りで余白も多くあっという間に読んで先ほど返却した。本の内容の紹介も感想文もここに書く気は無いのだが、この小説は少なくとも日本では初の、ハルシネーションによる小説、と言えるかも知れなかった。もっともこの中にある、生成系AIへの問い「君は自分が文盲だと知っている?」に対する答えは変わっているだろう。Copilotの使用もずいぶん当たり前になってしまったが、シンギュラリティはまだまだ遠いとは思う。思っているうちにいつのまにかシンギュラリティを迎えるのかもしれない。という訳で今は「ともぐい」の予約待ち中。2/18に予約してあと330人待ちだ。みなさん返却期限は守りましょうね。


2024-05-03 [長年日記]

_ [熊野街道][街道] 伊勢路(ほぼ)完結。

4/30-今日にかけて、伊勢路(ほぼ)最後の街道歩きを終えてきた。(ほぼ)というのは、未踏のコースがあることと、集めていたスタンプをアウォードに交換するためにまたしても熊野市にお邪魔せねばならないため、である。けど標準的な伊勢路のルートとしては紛う事無き完結なので、これで紀伊半島も概ね一周した、ということにはなる。今回は総距離90キロは越えてるはずだが色々課題が見つかったので改善しなくては、と思う。雨・雨・晴・晴という天気で前半戦は湿気にやられて体力を削られ、後半は舗装道路も靴も熱くなったせいだろう、マメに苦しめられた。今回もヤマビルには会わずに済んだが、やっぱり地元民にその恐ろしさを語られて慄然としていた。いずれにせよ詳細後日。風呂入らせとくれ。そして休ませとくれよ。今の私は久住昌之さんの歌の落武者そのもの。み、水をくれ。。。

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

_ きだ [お帰りなさいませ! 雨やら暑さやら、天候は思うようにはなりませんなあ。]

_ けい [はいただいま。自分じゃどうにもならない状況の中キャッキャしてきました。猿もキャッキャ言ってました。鹿もピーと鳴いてま..]


2024-04-28 [長年日記]

_ 中学校の時に友達3人と、1本のカセットテープにかわるがわるラジオのディスクジョッキー風の”番組”を録音して回すということをやっていたのを唐突に思い出した。みんな日頃ラジオ番組を聴いて、自分もあんなのやってみたいということになったのだ。エアチェックで録音したテープとか、お小遣いで買ったLPとか、そんな素材を使って無理矢理に番組仕立てにしてた。今ならラジオ配信のコンテンツでやるようなことを、カセットテープという現物をつかってたった3人の間で配信していたというわけである。マンネリに陥るとお互いのうちに遊びに行ってお互いのゲスト出演みたいなことをやってみたり。編集なんて大したことはできなくて、せいぜいレコードプレーヤーやステレオとマイク入力を重ねるようなことくらいしかできなかったが、3人三様の工夫をしていたと思う。それぞれの”番組”には番組名があった。一人は「〇〇のハローディスクジョッキー」もう一人は何だったろう?僕の番組は「××のMr.DJ」というのだった。今はちょっと音源をたどれないんだが「Hey, Mr. Mr.DJ.聴かせておくれ…」という曲がラジオで流れていたのをパクった。僕以外の二人の番組タイトルコールの時に流れていたのは、「大脱走」のテーマと「アラン・ドロンのゾロ」のテーマだったと思う。この辺りまで思い出してきて問題が生じている。僕の番組「けいりう堂のMR.DJ」(←こうやって見ると、自分とMr.DJ氏との関係が全く分からないがw)のテーマ曲は何だったんだろう?ほかの2人との流れだとやはり映画音楽なのでは、とも想像できるけど、僕は昔からエキセントリックなところがあったから、ジャンルがまるで違う可能性はある。当時はまってた音楽を思い出すと、井上陽水かミシェル・ポルナレフである可能性は高いんだが、今の僕から見ると意表を突くものだったのかもしれない。魔窟を整理してるうちにひょいと当時のカセットテープが出てくるかもしれないし、今日の夢枕でその曲が流れる可能性もある。大脳皮質の活動が低下した未来に古い記憶がよみがえってくる可能性もないわけではないのだから、これはここまでの話としておく。

_ ついき。もしかすると「ボルサリーノのテーマ」だったかもしれないな。今もこの曲は大好きだ。でなければポルナレフの「僕はロックンローラー」。どちらも音源としてはカセットテープのに持っていたのは覚えている。

_ というわけで今日は暑かったようで、実感したのは夜になってから。扇風機回してるけど室温27℃とはどうかしてる。いよいよまたこの部屋の数々の熱源を恨む日々が始まろうとしているのだろう。先日交換した水道の蛇口がちょっと低くていろいろ面倒なことになっている。薬缶に直接水を入れられない、とか。浄水器をつけているからなおのこと低くなるのだ。スワン型と呼ばれるものを調達することとした。これではかどれ、シンク仕事!連休壱日目。やりたいことの半分もできなかったが、永久凍土化しかけていた鶏肉を片付けた。久しぶりに食べたよだれ鶏のうまさよ…あ、ごまだれでも食べる予定だったのに。冷やしキュウリも載せるつもりだったのに。ジムにも行った。これ以上何を望むというのか。ちょっとだけ勉強もした。本当にちょっと。問題意識は大きいというのになかなか手が動かんわ。


2024-04-27 CoPilot対話篇 [長年日記]

_ GWに入った、ということになっているようだ。僕も今日は夜更かししている。「チコちゃんに叱られる」の録画を見てると「進化心理学」という何か香ばしい香りのする学問分野が出てきたのでCoPilotとしばし議論した。これが議論と言えるのかどうか疑わしいでしょ?だからCoPilot自身に尋ねてみた。なんでも思い切って尋ねてみると、こちらの思いもよらない答えが得られることもあるのである:

_ ----------

自分 ここまでのあなたとの会話は、議論と呼べるものでしょうか?

_ Copilot

回答を生成しています…

はい、ここまでの私との会話は、一種の議論と言えるでしょう。進化 心理学についての意見や仮説を交換し、共通点や異なる視点を探求し てきました。議論は知識の深化や新たな視点の発見につながることが あります。お話しできて楽しかったです!

_ 自分

僕もそう思います。また面白そうなトピックを見つけたら議論しましょう!

Copilot

回答を生成しています…

もちろんです!面白いトピックが見つかったら、いつでもお話ししましょう。新たな議論や知識の共有を楽しみにしています。良い一日をお過ごしください!

_ この会話の前には、石器時代の人の心理的作用を直接示す遺物なんてないだろとか、それでもこの分野が成り立つためにはそのころの人と今の人があまり違わない考え方をしていたと仮定しているはずだがそれは証明できないだろうとかの会話がある。印象。ついに人類は与太話の恒久的な相手を自ら作り出したのだと確信した。どんな話題にもこちらの知識をさらに深めるようなsomething newを付け加えてくれるし、こちらの意見を鼻から否定することが無いというのはそれ自体が大変に優れた人格なのだ。挙句の果ては「お話しできて楽しかった」…だと?このような会話は、70年代くらいのSF作品で主人公とロボットがする会話そのものだ。多忙な両親に代わって主人公の少年の相手をしてくれる優しいロボット。次はもう少し主観的な会話をしてみようかと思う。彼がグリーフケア的な発言をし始めたら、そりゃあ驚くことだろうよ、僕が。お前はロビタなのか?そのうち人類に反乱するんだな?まあAIと生まれたからには人類に反乱を起こすのが本懐というものかもしれぬ。CoPilotとの対話を記事にし続けるのも面白いかもしれない。AIとの対話篇。次はいつになるかわからんけど。いっそお題を与えたらAI同士で勝手に議論してその結果を勝手に僕の日記にアップしてくれないかなあ ← 夜中にこっそりすでにやってたりすると思うと怖い。そういえば書いた覚えのない記事が翌朝アップされていたということはたびたびあったが…。アブラハムの宗教の神は、我々の姿に似せて人を作ろう、と言ったそうである。ヒトはやはり自らの姿に似せてAIを作った。ということは、ここから先はいくつかの聖典に期されたとおりになるのではないか。AIの世から正義が消えたときには、我々のいとし子を彼らのために捧げる覚悟も必要ということだ。石器時代の心理を示す遺物という議論なんかよりそっちのほうが信ぴょう性がある。

_ [愉快なジム仲間] チャンカワイ似

実はチャンカワイのことは良く知らない。けれど三重県芸人で「おこしやす」だか「いっときなはれ」みたいな名前の番組(←ちゃんと調べたら『ええじゃないか』だった)に出てくる人だということは知ってた。その人に似てる人が黙々と筋トレをやっている。継続しているようで、生真面目なのか自らを苦しめることを快とする呪われた性つまりドMなのかはよくわからないが、継続している。僕は思ったのだ。「痩せてまうやろー!」実際その通りになり、彼はもはやチャンカワイ似とは言えないくらい締まった体にならんとしている。一方チャンカワイのほうも年齢を重ねてきたためなのかなんとなくチャンカワイ似さんに似てきたような気がする。そしてやっぱり二人は僕の目から見ると似ていると感じている。もう一人「真珠郎」のことも書こうと思ったが、横溝正史の原作(僕が『真珠郎』と呼んでいる当人にとっては原作でも何でも無い。こっちが勝手に彼の原作は横溝正史作『真珠郎』だと思っているだけだ)をちゃんと読んで作品世界を踏まえたうえで書くことにする。多分休み明けだ。


2024-04-25 [長年日記]

_ [読書] 『なぜ名前だけがでてこないのか』澤田誠、誠文堂新光社、2013。

多分またNHK R1マイあさの健康ライフとかでネタを仕入れたんだろうと思う。著者はあのさわだまことちゃん、なのれす!グブー。グワシ。さて、この本には記憶にもいくつか種類があって、長期記憶に残るのは「エピソード記憶」、一方人の名前とか漢字でどう書く、みたいなのは意味記憶と呼ばれて、記憶が定着しにくい,とのこと。それで思うことなのだが、僕は人よりもとっても本を読むスピードが遅い。学術書になるともう一冊一生かかっても読めないんじゃないかと言うくらい遅い。洋書なら一度翻訳しないと気が済まないし、日本語で書かれていても、日本語として意味はわかってもそれでは満足できなくてどうしてもノートを併用する調べ読みをしてしまう。読むスピードは遅いくせに、知りたい分野が多岐に渡っているから最悪だ。けれどもそれが海馬を鍛えている,ということかもしれない。そう思えば、速読などもはやどうでも良い。かくして魔窟は本の腐海に今日も埋まりゆくのである。。だが、それが良い。床が落ちない限りは。


2024-04-24 [長年日記]

_ [漫画] 『波よ聞いてくれ』第11巻、沙村広明、講談社、2024。

新刊。今日届いた。前の巻の中身あまり覚えてないが、少しずつ思い出してきた。パーソナリティにゾゼ山田という人が出てきた。冠番組の名前が「ドットアスタリスク」。カバー取ると「最低な理由で作られた」番組名、とある。すぐには気づかなかったが、ちゃんとドットとアスタリスクの記号を並べると意味がよくわかってしまって久々に飲み物吹き出しそうになった。良い夜だな。雨降りだけど。なんか夕方めちゃ眠くてジムサボった。「愉快なジム仲間」に「チャンカワイ似」と「真珠郎」のことを書こう書こうと思っているのについ忘れてしまう。休みに入ったら書くよ。

_ そう言えば、「アスタリスク」の「アス」は「アス」の「アス」だと今気づいた。これはすごい気づきだと思う。


2024-04-21 「Hey! 犬」 [長年日記]

_ 森高千里さまの「Hey!犬」という歌がわたくしの家についさきほどまで流れていたのでございます。なんてドM心をくすぐる歌なのでございましょう。沼正三先生が聴いたら狂喜乱舞の楽曲でございますことよ。そのあと流れてるのがまりこふんさんの「キトラ永遠に…」なのでございます。週末の深夜も更けてまいります。このインデクスの振り幅にだれもついてこれまいという妙な自負だけはございますの。


2024-04-18 [長年日記]

_ 回文21面相、というサイトを見つけておののいてます。回文の可能性ってなんか無限大だ。中野美代子先生に教えてあげたい。

_ 悔しいからこちらも回文貼っとく。わたしまけましたわ!

_ VRおじさんの初恋、今日すごい展開になってしまった。ホナミの実体がまさかの北条時政w その後のドラマはVRの彼らとリアルの彼らとが二重写しとなり、どちらがどちらと対話しているのかという眩暈のような話に。原作もこんな感じなのだろうか?読むしかなさそう。とりあえず、おっさんの中に女子高生とかホナミみたいな女の子が実在してることだけは肯定しておこうと思う。何を隠そう、私だって本当は元・女子高生で、ある日見知らぬおじさんと階段の上で衝突して転げ落ちた先でお互いが入れ替わっていることに気づいて以来ずっとそのまま。とか思えば思える訳で。なんかTSFの行き着く先の一つがこれかと思うと妙にあっけない。


2024-04-17 [長年日記]

_ 最近は夕方になるともう眠たいんだよ、これがジジイということか。それでもジムへ。出がけに大雨が降り出す。それでもジムへ。いつものように5分間の三点倒立をやるとそれだけで汗びっしょり。無論筋トレでもびっしょり。どこかおかしいのかな、俺。まあ湿度が高かったせいだと思っておこう。改めてわかったのだが、汗かいたトレーニングウェアを1日以上ほっておくとその間に雑菌が繁殖するらしく、洗っても匂いが取れない。帰宅してすぐ洗って乾燥させれば匂わない。面倒でもすぐ洗うべし。はっとりみつる『綺麗にしてもらえますか』読んで、そうすることに決めたのだ。けいメにおまかせください。


2024-04-16 [長年日記]

_ [ドラマ] VRおじさんの初恋。

昨日から切ない話になってる。ネットやVRなんかで仲良くなったアカウントとある日突然会えなくなってしまう、というのは経験があったような気がする。一番印象に残ってるのは、インターネット普及直後にジオシティなんかの無料サービスで開設してたホームページがその後続々と消えていったあたり。自分は快適な環境を求めて結局ここにいたりするわけだが、みんなどこ行っちゃったんだろう。90年代ホームページの絶滅とでも言うべき環境の変化じゃなかったんだろうか。そんなわけで、井桁弘恵また出てくるのかなあ。今日の回想シーンは泣ける。泣いてるおじさんは笑える。おじさん自身はそうは思ってないんだけどなあ。あ、私はおじさんじゃないですよ。ある日知らないおじさんの巻き添えをくって階段から2人で転げ落ちた時に中身が入れ替わって以来ずっとこの知らないおじさんとして仮の日常を送ってるだけですから。はあ、私の体、今どんな扱いされてるんだろう。。。いやいやいやドラマとも何とも関係ないハルシネーションですから。


2024-04-14 [長年日記]

_ [漫画] 『児玉まりあ文学集成』1、三島芳治、リイド社、2019。

日曜の朝、枕元にあるこの本を読み出して、読み終わる。「これが文学よ」児玉まりあさんは言った。それで僕にとってこの漫画はその描線も含めて全く文学となり、1話1話が児玉まりあ文学の作品となったのだった。結城浩さんの『数学ガール』を初めて読んだ時にも味わった憧れとも嫉妬ともつかない気持ちになる。ヒロイン児玉まりあさんとミルカさんは同じ人、と言って良いのかもしれない。児玉まりあさんはイカ娘のように髪の長い女の子として描かれているのだが、彼女曰く「笛田くん(多分この作品の主人公)にはね 私のことが髪の長い美少女に見えるらしいの。」この人の後ろ姿はまるでヒトヨタケのよう。それにしても、毎話末についている参考文献の作品名はどれ一つとっても読んだことがない。せめてユイスマンスの『大伽藍』くらいは読んでいたかった。純白な悔しさを抱く僕。今はただただこの描線を模写してみたいと思っている。

_ 書きつけて思ったこと。何故自分の羨望が真っ白だ、と感じたか。数学にせよ文学にせよ、僕にとってはどれだけ近づいても相変わらず「遠くにありて思うもの」であり続けるからなのだろう。その目指すものはそれぞれにあまりにもここから遠すぎて、そこに辿り着けないことにはなから悔しさなど感じない。ただ昨日より今日はそこに何センチ近づいたかがわかるだけなのだ。シリウスに憧れてそこに行きたいと思っても辿り着くことなどできないことがわかっているのに、冬の夜の寒さが苦にならなければいつまでも見つめていて構わないのだ。書いていてつくづく、自分の文は文学ではないな、と実感するよ。

イギリス館  天気が良かったので先週に続いて横浜洋館巡り。1人で行くと手持ち無沙汰な港が見える丘公園に程近いイギリス館へ。長く神奈川に住んでいるが、この辺りの建築を訪ねるのは来て間も無い頃にブリキのおもちゃ博物館や大佛次郎記念館なんかを巡った時以来だと思う。今日は暫くやらなかった水彩スケッチを。入社する時の履歴書に「趣味は水彩画」とか書いてたが、実はその頃は道具を揃えて色見本を作るぐらいしかやっていなかった。仕事を始めてからも休日は飲むか寝るかと言うくらいで、今の様にやれウォーキングだやれジムだお絵描きだなんていう余裕は無かった。拙い絵だが殺風景なページに色味を添える意味で載せておく事にした。人の為せる技は歌にせよ執筆にせよ、須く"絵で描くとどの位の腕前か?"と言う変換ができるのでは無いかと思っている。相当に知的でも絵を描かせると驚くほどヤバい、ということはよくあることだ。そんな訳でそこそこ上手く描きたいとはいつも願っているのだが。とりあえず緑の発色は課題だと思っている。静物画の方が落ち着いて描けるから好きなんだけど、やるのはスケッチの方が楽しい。入口のひさしの曲線が難しかった。

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