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2006-04-27 ユング派はユング的な夢を見る。 [長年日記]
_ 今朝方見た夢は米国の企業の研究者に会う夢だった。彼は額が禿げ上がり、鷲鼻で、目尻に笑い皺が多くあり、上戸彩が好きらしく、挨拶のときに「あずみ」に出てくる台詞を交える(なんと言っていたかは覚えていない)。彼の名刺は明るい色で正方形だ。返す私のそれは淡い緑で最近作り変えたもので、人に渡すのは彼が最初になる。彼のプレゼンが始まろうとしている。聴講のための机の上には筆記用具と、ビッグリーグガムのような黄色いお菓子が置いてある。これは彼のセレクションで、食べてみるとアメリカ風のキツイ味がするが、さほど不味くもない。私は「なかなかいける」と親指を立てて見せた。
アメリカ人の研究者は、いわばアカデミックなクエンティ・タランティーノといった感じで、企業にあって自分らしく生きて潰されず、どのように振舞っていけばよいのかを熟知している人だった。生粋のアメリカ人ではないがもちろん英語を使いこなす。彼は私のフィレモンと言えるだろう。着ているジャケットは地味で草臥れたものだが、これも賢者の証であろう。黄色いお菓子は食べやすいグレープフルーツであり、わたしにとっては不老のシンボルである。
二枚の名刺も象徴なのだろう。明るい色の正方形という定形外の紙は現状を打開して未来を開きたいという願いであり、それは共感できる人でありながら異国の人によってもたらされようとしている。淡い緑の名刺は、最近新しい服を買ったと言う現実にも関連しているような気がするが、このようにありたいと言う私の姿であり、重要な人にそれを渡し、助力を請うているのだろう。