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2006-10-15 [長年日記]
_ カブト見て寝て庭を眺めて功名が辻見て寝る。
今日も背中が痛い。持ち帰り仕事も全くやる気が出ず、ほとんど寝て暮らす。
ちょっとだけ外に出て庭を観察する。蝶の幼虫に食い荒らされた山椒も、天敵が居なくなったこの隙にとばかり新しい葉を伸ばし始めた。咲き残ったブッドレアを力無い蝶たちが争って蜜を吸っている。ネットで調べるとツマグロヒョウモンのメスのようだ。バタフライ・ブッシュと呼ばれるこの潅木に、夏、アゲハはあまり集まってこなかったような気がする。トキジク=橘に付くアゲハの幼虫は常世虫と呼ばれて崇拝の対象になったことが遥かな昔にあったそうな。常世田令子『常世伝説の謎』にそう書いてあった(偽作では無い)。尖ったサフランの芽がやっと出てきた。たくさん撒いたルピナス=のぼり藤はたった2株だけ発芽した。水を撒くと放射状に開いた5枚の葉のその放射の中心に水玉が載って、可愛らしい。月桂樹も次々に若い葉を生やしていて、カレーにスープにと重宝している。。。
夜、大河ドラマ「功名が辻」はいよいよ関ケ原。中山道の歩き旅のときに古戦場を見て回ったのを思い出す。
夜中、地図を見ながらさまよっている夢を良く見る。等高線の詰まった小山の上に史跡があるのを見て疲労感に襲われながらさまよったり、大都会の中を通る旧街道跡沿いの巨大なビルを有する駅の名が何と「田舎」という名であるのにおおはしゃぎしたり。出かけても家にこもっても街道にまつわる煩悩にさいなまれる日の嬉しさ-