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2006-10-18 [長年日記]
_ 猫の額いじり
久し振りに午後出社にして、午前中少し小さな庭をいじる。玄関先の通路を挟んで二箇所に分かれた猫の額の土壌はそれなりに良い。近所に貝塚があったというから縄文海進の頃は波打ち際だったのかもしれないが、掘り起こしても往時の遺物が出てくるということも無い。
月曜に買った球根、アネモネとフリージアを植えて、ヒヤシンスは水栽培にした。夏ごろ掘り起こした水仙の球根も植えた。
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小さい方の猫の額に植わっている植物:
・キャッツミント(古株。手間無しで増殖中)
・浅倉山椒(実山椒と聞いて買ったが実はなっていない)
・コリアンダー(哀れにもひょろっと一本だけ)
・マロウ(アオイ。本当はマロウブルーが欲しかったがピンクの花。花の時期いつだか忘れた)
・ラベンダー(ブルーとピンク。花が終わった頃から大量増殖の気配)
・アネモネ
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大きい方の猫の額に植わっている植物:
・イヌツゲ(ただそこに在るという感じでわたしが越してくる前からある)
・水仙
・フリージア
・山椒二株(一つは斑入りの葉で、常世虫には人気が無い。いま一つは苗木のときから実を持っていて、この実が今赤く色づいている。良く見るとミニミニみかんという風情で、実は見た目にも面白いものだったのだと知る)
・サフラン(元気に芽が出てきてブイヤベースへの期待がいやがうえにも膨らむ)
・梅(越してきたときに植えた。植えて3年目まで花が咲かなかった)
・ブッドレア(ピンクの花。今もまだ少し咲いているバタフライブッシュ)
・ルピナス(昇り藤。何度か早春に蒔いたが一度も花を咲かせたことが無い。今年は早秋に蒔いて現在芽が二つ。発芽率が悪いの。寒いところで良く育つ。北海道に住んでいたときの幼少の頃の記憶に結びつく花。楽しみ。)
・リコリス(赤。所謂彼岸花だが、以前植えた球根はその年は葉だけを伸ばし、開花したのは翌年だった気がする。今年植えた球根も彼岸に間に合わず葉だけが伸びている)
・リアトリス(7mmくらいのすっくと伸びた茎に夏ごろ紫の花をつける。今は枯れている。最近株を分けてみた)
・バラ(全く手入れをしていないのに健気に生きている。レッドデビルという種類。ずっと同じところに植えているためにあまり元気でない)
・ローレル(月桂樹。これは植えたときから自家製スパイスとして即戦力になっている)
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庭いじりをしていると小さな「気づき」が沢山ある。またこれは短くても半年という時間のかかる実験の場でもある。この、農事に関する実験が持っている「期間の長さ」という本質的な問題は統計学者R.A.フィッシャーが実験計画法を生み出すための強い動機だった。