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2010-11-24 「その曲は弾くなと…」 [長年日記]
_ [読書] 「脳と性欲」大島清、共立、1989.
15年くらい前、大学の同期との飲み会の時にその中の一人からかっぱらった本。正確には、貸してやると言われたが「いつ返せるかわからない」と言ったらくれたのだった。この男には学生時代電気がまを借りて返さなかったり、この本を貰った日もその後新宿で奢ってもらったり世話になったまま義理を欠きっぱなしだ。しかもそんな本を今の今まで全く読まなかったのだが、今読み始めたら面白い。俺って非道い男だな。
_ [映画] 「カサブランカ」
うへ。「君の瞳にカンパイ」とかふざけたこと言ってますぜ、旦那。バーグマン可愛いなあ。年を喰って良かったと思うのは確実に自分のストライクゾーンが広がったことだとつくづく思う。バーグマンを取り上げてそんなこと言うのは決して増上慢と言うことではない。整い過ぎた顔立ちにとても手出しできないと言う感じだったのだ。今も手なんて出ないんだけど。録画中。全編見るのは数年後じゃないかと言う気もする。
_ [新聞を読んで]11/24
経済教室。来年度の政府予算編成。中央大学・富田教授。「景気に回復期待が生まれ、国債金利が上昇すると、税収が国債発行額よりもはるかに少ない我が国では、自然増収分では国債利払い費の増加をカバーできなくなる。我が国だけが景気拡大によって財政収支が悪化しかねないという、極めて深刻な状態にある。」
やさしい経済学。多国間協調のゲーム理論。多人数協調ゲームにおいて、あるプレーヤーが一人だけ行動を異にしてもそのプレーヤーに利益が無い状態=ゲームのナッシュ均衡。基本原理の一つ。パレート最適がナッシュ均衡にならない場合に、合意順守問題が深刻化する。シェリング教授(メリーランド大)の「多人数囚人のジレンマゲーム」。1.各国は協調するかしないかを選択。2.各国の利益は常に協調しない方がするより大きいが、すべての国が協調する方が全てが非協調のときより利益が大きい。3.各国利益は協調する国数が多いほど大きい。このとき、1.により自国だけ離反すると利益が大きく、「ただ乗り」で利益がさらに増す。通貨安競争がそのような状況に対応するらしい。これを解くには利益構造を変えてパレート最適=ナッシュ均衡となるようにする必要があり、報酬供与や制裁が有効。