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2010-11-05 ナマズ地獄変! [長年日記]
_ タイトルに検索されるべきキーワードを書いてみたりとかいろいろやってみたが、結局アステリスク(*)でキーワードを囲むのが一番よさそう。Webで検索してみると、この「検索されない問題」は結構ポピュラーみたいね。
CiNiiの登録、無事やり直すことができた。よかた、よかた、よかたの星。そういう訳で、いつになるともしれない卒業研究@放送大学の準備の一つができた。
_ 11/1、日経、科学技術の頁。「ニッポンの科学技術力」6.中央大学研究開発機構には定年退職した研究者を支援して「シニアがシニアを育てる」試みがなされており、たとえば「指揮者のいないオーケストラでなぜテンポが合うのかを解明した。インターネット社会で活用できる成果」を得たと。77歳の教授が60歳の技術者を育てた成果ということらしい。こういうのは良いな。60歳まで技術者であった人ならば研究者としての下地はあるはずだから、あとは学ぶ姿勢を持ち健康なシニアであることが条件になるわけだ。
11/4、日経、北海道特集頁。北大で教育を受け北大で教鞭を取った鈴木章先生(本年ノーベル化学章受章)曰く:「静かな環境の中で研究するという点では北大、札幌は良い。研究で不都合を感じたことは全くない。出身者だから言うわけではないが、北大のレベルは低いとは思わない。」あと別の記事に「サッポロバレー再び」の話。札幌市内のITが近頃注目されているというのだが、初音ミクが札幌のベンチャーとは知らなかった。昔のサッポロバレーと言うのは多分デービーソフト(FLAPPYで有名だが『マカダム』のマカダミアソフトもここのブランドとは知らなかった!オレやったことあるぜ。ゲームとしてはつまんなかったけど)とかハドソンソフト(これは高橋名人で有名ね)とかのことを指しているんだと思う。
11/5、日経「経済教室」日本の『第三の道』は市場主義改革と福祉改革を同時に推進すること、と。欧州はかつて行き過ぎた福祉国家という失敗を体験している。過剰な福祉制度がモラルハザード(少し前の子育て給付金に国外の人々が沢山の"子供"を引き連れて群がったことなど私にはまさにモラルハザードとしか見えなかった。というか愛国者たらんとして生きる独身者にだって給付金をくれてもいい、と言いたい)。福祉を、個人や組織の自立を助成する投資と位置づける「ポジティブ・ウェルフェア(積極的福祉)」の概念を説く。その際「エンプロイアビリティ:雇用され得る能力」を育てる教育が重要と指摘している(上智、渡辺教授)。高齢化社会を鑑みるとこのことは先の「シニアがシニアを育てる」話に通じるものがある。
同、「やさしい経済学」はサーチ理論の7。解雇規制は単純には解雇を減らしたせいで失業率を下げる効果があるが、暗い側面として新規採用が減るために有効求人倍率(=月間有効求人数÷月間有効求職者数)が下がって失業率が上がる効果もある。日本で失業率が低いのはセーフティネットが貧弱で現職にしがみつく傾向がある故、とのこと(九大:今井准教授)。
最近この日記は見かけ業務日誌みたいになってきてる。新聞だけ読んでて給料がもらえればそりゃあいいよなw
_ 京急に乗ったら品川歴史館で「中原街道」の特別展がおこなわれているというポスターが目に入った。この博物館で以前東海道の展示をやったときHPが引用されたことは自慢なのだ。しまったなあ、綱島街道よりも中原街道を歩いとくんだった。見学、いつ行こうかな…。