RSSフィード:http://alpha-ralpha.com/diary/index.rdf
2010-11-25 「胎児の脳は、母親の胎内でホルモンの海に浸っている。それも女性ホルモンの海なので、そのままだと胎児は女性化の道をたどるのみである。」 [長年日記]
_ 馬の夢。
今朝方見た夢。昔住んでいた懐かしい古い家へ行こうとする私。途中良く知ったはずの近所に、「こんなところがあったのか」と言うような古人の墓。標石があり、小高い丘の上に墓碑銘の代わりに仏のような浮彫りのある墓石。この浮彫は、福島辺りで良く見た中世の阿弥陀三尊像の阿弥陀仏に似ている。女人が合掌している姿にも見える。
かつて住んでいた家は厩となっており、通常の馬よりもさらに顔が大きく体毛の無い奇妙な馬が、外に出ようと暴れている。私は馬が哀れに思って、壁の一部を切り崩してやろうと思った。が、馬は自ら柵を押し上げて出て行った。その直後馬主があらわれ、この馬の親馬の悲惨な物語を語る。
家の中をさらに奥に進むと、私は何頭もの黒い馬の居る厩舎に迷い込んでしまい、自転車で外に逃げようとする。その気配を察知して黒馬たちが群れになって外へと一斉に走り出す。馬の群れだけではない。鹿、あるいはカモシカ、中には熊までが混ざって、競い合っていた。
そして私は、牧場の人々の暮らすエリアへと入って行く。さまざまな種類のミルクを集め、沢山の卵を孵化させて暮らす人々、女性たちと子供たちがそこにはいた。卵からはどんどんヒヨコが生まれるが、成長せずに死んでしまっているようだった。
暴れる馬は私の抑圧されたリビドーなのだろうか。ヒヨコはアンサイクロペディア(日本版)のひよこ陛下なのであろうか。阿弥陀像は…厩舎は…
目覚めの気分は悪くは無かった。
_ [読書] 「脳と性欲」続き。
今、猿の性欲の話のところを読んでいて、ますます面白くなってきた。チンパンジーともなれば快楽のための性交を行なう兆しが見えてくる。セクシーな女性(動物の性的関係においては男性が女性を魅惑する行動を取ったり装いをすることが多い)を想起させるチンパンジーのメス。動物に限らず、セックスの話は面白いのだった。この本の口絵には、相手のいる性交時とマスターベーションの時で脳波の出方が違うことを示す画像が出ている。「どうやって調べたのかな」と知人に問われて、その調査時の状況を想像してみたらちょっと昼間の話題にはふさわしくない心象風景が想起されたのだった。。。
_ [新聞を読んで] 11/25
特集面、サンディスク会長兼CEOエリ・ハラリ氏「長年、日本の製造業を見てきたが、長期的な視点に立てば、先端的なものづくりを国内にとどめなければいけない。ノウハウなどが流出した場合、取り戻すことは容易ではない。半導体では微細化に必要な露光技術で後れを取っており、日本政府は開発を支援していくべきだろう。…サンディスクがここまで成長できたのは、常にベンチャーの意識を忘れなかったからだと思っている。…社員には積極的にチャレンジして失敗してもらいたい。そして投資家はリスクをとることを認めてほしい。」
同、経済教室。短期経済予測。11年度の見通しの下方修正。1.円高の実体経済に及ぼす負の影響の加味。2.最大の輸出先である中国の景気見通しの下方修正。3.企業の海外移転の加速を織り込む。求人の伸び悩みの原因が企業内失業にあるなら雇用の過剰感は低下しない。労働需要は着実に海外へ流出している。
我が国経済の罠:企業は生き残りをかけ財務体質改善とコスト削減に景中。団塊の世代が抜けてもバブル大量採用世代の人件費増加圧力が経営を圧迫。そこで分社化・人事制度改正により人件費を抑制すると家計の期待所得は低下。一方社員は働く場の確保を優先し「反乱」しない。しわ寄せは新卒や非正規社員へ。皆が閉塞感を抱え「イス取り」ゲームに「座る」ためにもがいている。この状況下、各種増税措置への不満は隠さず「ばらまき」を歓迎。政治はこれに迎合し、分配重視の政策が続く。財源のためには法人税も所得税も取りやすいところから徴収する傾向が続き、一部大企業にとって円高・高い法人税率・派遣労働規制と環境規制の強化・自由貿易協定出後れの「五重苦」は未解決。イスを分け合うのでなく増やす政策が待たれる。嫌な渡世だなあ。