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2015-11-21 [長年日記]
_ ついおととい。ダメもとでYoutubeを探してたら、ヴェルコールの「人獣裁判」を原作としたアメリカ映画"Skullduggery"のトレイラーを見つけた。見た限り、そして俺の拙いリスニングによるなら、ヴェルコールの原作の佳境と言うべき裁判のくだりまでがかなり効率的にダイジェストされているように見えた。見たいなあ、本編。すごく見たいなあ。ちなみにskullduggeryとは卑劣な行為のことを言うらしく、skullともduggerとも関係ない単語。さて、英会話教室にて。テリー先生(仮名)にそのトレーラーをiPadを使って見せてあげた。監督のゴードン・ダグラスの名前を先生は覚えてはいなかったようだが、「放射能X」(アメリカでのタイトルは"Them!")のことはご存じでいらしたのであった。それで、Skullduggeryの主演のバート・レイノルズにどんなイメージを抱いているかと来てみたら、「キャノンボール」の主役、タフガイ、ということだ。どちらかというと真面目な人と言う印象があったので、apeとセックスして子供を産む(そうだ、今書いてて説明し忘れたことを思いだしたが、確か原作でも”人工授精で”子を為した、と書いてあったはずだった。しまった、誤解させてしまった…)ということとのギャップに笑ったのだ、とおっしゃる。つまり俺が感じていたような香ばしさゆえに笑ったわけではなかったのである。ちなみに、俺が「(バート・レイノルズは)Sexy guy?」というとその通り、口ひげがセクシーだとおっしゃる。俺は、メル・ブルックスの「サイレント・ムービー」に出てきたバート・レイノルズの話をして、鏡の中の自分にウィンクしてたというと案の定受けた。これでテリー先生もバート・レイノルズを香ばしいキャラクターであると認識くれた筈である。前にも日記に書いたが、そういうよしなしごと、マニアックな会話を英語でできるようになるということこそが、俺にとっての英会話教室に通うためのモーティベーションなのであった。つくづく思ったことだ。
帰りがけに寄った古本屋で中島史雄の「さくらんぼ前線」を400円、「メス化する自然」と「チョムスキーと現代哲学」をそれぞれ100円で購入。合わせて買ったら値引してくれて合計420円と言う極めてお得な買い物になった。