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2015-11-23 [長年日記]
_ 永青文庫に来ました。
_ 地下鉄江戸川橋駅から坂を登って、ここに見に来たのは春画展。細川の殿様は思春期にこういう良質なエロを堪能していたのだろうと思うと羨ましい。分厚い図版4000円と手ぬぐい一枚買った。あとで機会あれば感想書く。
_ とりあえず帰宅して図録をパラパラめくった。展示されていない資料も載っていて、あっけらかんと”無修正”。これがどうしてわいせつ物頒布等の罪に問われないのかよくわからないのだが、そんなにおおっぴらに見せてたわけではないにせよ、日本人の性愛観というものは本来大らかだったのであって、今もって性器そのものの表現が解禁になっていないことは本当に不思議なことなのだ。1991年に篠山紀信と樋口可南子が共に謀って日本にヘア解禁をもたらした以上のポルノグラフィカルなイノベーションは起こっていないのである。今こそ告げよ、江戸に還るのだ、と。