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2016-04-07 [長年日記]
_ 春の嵐。空気生温かし。
_ [物理学] 混成軌道とランダウ力学続き。
SiとかCとかの最外殻電子は4つだが、近くに別の原子があると混成軌道が4つできて、それらが結合の手になる。電子は互いに反発しあうので手と手のなす角は四面体角、109.5°。ただ、この混成軌道と言う概念はライナスが毛布をしゃぶりながら作った概念だよーん、ってウィキペディアに書いてあってありゃーと思った。ムーアの物理化学で勉強したときには原理から必ずこうなるような書き方してたと思ったが、現象を説明するための経験論であるらしい。ちなみにライナスとはライナス・ポーリングのことである。
そしてランダウ力学。第1章の最後の練習問題はどうやらひっかけだ。この図から、m1が2個あるようには見えない。廻ってる時の残像書いてると思った。じゃあm2も左右に1個づつあるのか?わかんねえよ!この人が描いてる絵が正しい、答えをあわせようとするのであれば。 ランダウの描いたのはこんなのだ。まあそういうわけでファクター2倍間違ったり重力加速度忘れたりしたけどなんとか第1章終了。積分だー。←間違った。保存法則だった。
いやいやそれでもまだ納得できない。腕が二本あるということになるのだろうけど、だとしたら右腕と左腕の鉛直からのなす角が同じ$\theta$になる理由がない、ような絵に見える。たぶんm2は輪っかのようになっていて軸を上下するというんだろう。だから$\theta$は左右の腕で同じになるのだ。→だったら切断面だとなぜ断らないのだ。大体このシステムはどんな材料で構成されているのだ。この教科書の絵からそういうところを理解するのは難しいではないか。暇あればもっとリアルな絵を描きたいところだ。そういうことじゃないのかもな。だが勉強は続く。たぶん一生ね。