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2016-04-12 [長年日記]
_ [ラジオ] まいあさラジオ・いきもの☆いろいろ4/10
こないだうとうと聞いてたのが配信されてる。もちろん期間限定なのでそのうちこのリンクは切れる。複雑なダニと楠の関係は以下のようなものだ:楠の葉にはダニ室と呼ばれる小さな部屋があり、楠はここにダニAを住まわせている。ダニAは楠の樹液を吸って生きるので楠にとっては余りありがたい存在では本来ない。が、彼にとっては虫こぶを作るダニCの方がより脅威なのである。そこで、Aを捕食する肉食のダニBが登場する。Bは肉食なのでAだけでなくCも捕食する。かくして、わずかな樹液、さらにはダニAというみかじめ料をダニCに払うことで楠は虫こぶの脅威から身を守っている、というわけ。
_ 近所に、それなりの学習スペースと図書室、多目的室といったスペースのある建物があって、誰でもただで利用ができる。サークル活動に使っている人もいるが、土日は知らないが平日夜(21時までやっている)なんかは学習室は半分も埋まらないくらいで、皆静かにそれぞれの学習にいそしんでいる。以前は夜遅くまで仕事してたこともありほとんど使用しなかったのだが、日曜の夕刻に思いついてふと寄ってみたら、なかなか使えそうな感じだったので今日18:00から1時間ほど、資料を持ち込んで利用してみた。とてもいい。空調がちょうど良いし、ちょっと寝入ってしまってる人なんかいたりもしたが、席は十分に開いていて落ち着ける。飲食は禁止だが蓋のついたペットボトルくらいは大丈夫だ。今日持っていかなかったけど。新鮮なのは、皆静かなのだが、それでもたった一人じゃないという独特な状況。独りではないが誰とも会話しなくていい、ということは妙に心地良い物だと思った。時折聞こえる紙を広げる音、たたむ音、咳をする音、衣擦れの音。席の横を通る人のわずかな香り。こういう中でなら私も人中にあることを厭わない。学習は大いに疑問を抱きつつ少し理解が進んでなかなかだった。だが、帰宅してから読んだスミルノフのコーシーの収束判定条件はやっぱりよくわからない。別の本見てみる。そういうのが良い。一つの教科書に固執する必要なんてないんだ。AIが遅かれ世界に満ちる前に、今いくらでも利用できるようになった情報を有効に使えば、昔どうしてもわからなかったことがやっとわかる。そういうことは、この時代まで生き続けたことの恩恵と思う。若い時に買った古い本同様、古い疑問も捨てずにとっておけばこそ楽しめるというものだ。