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2017-05-30 [長年日記]
_ 結構最近料理をまめに作ってるんだが、日曜の夜に作ったモツ煮がギリギリ。巾着も限界。近ごろ食べ物が俊足だからな。気をつけないと。スミルノフ、微分の計算。さすがにすらすら解けて気持ちいい。連続性の議論はあんなに難しかったことを思うと微分の公式が2ケタの筆算並みにスラスラ解けるということは奇跡のように思われる。
帰り際に漫画3冊買った。「荷風になりたい」「どうらく息子」「みずほ草紙」いずれも今日の新刊。荷風が濹東綺譚を書いたのは私と同じくらいの年齢で、すでに女性との直接の交合には不都合の生じることが多くなっている、とあった。私も荷風になりたい。軍部が権力を増し、きな臭い時代、そしてその後には関東大震災なども控えているような頃にあってなお色事に尽きぬ興味を抱きそれが創作意欲につながるような人。玉ノ井の情景が大切に描かれている。滝田ゆうの「寺島町奇譚」でそういう情景を知った私だが、その大元に永井荷風がいた。古新聞を読み続けることなど止めて早く荷風と潤一郎を読まねばいけない。「みずほ草紙」は遺憾、前の巻をまだ読んでいなかった。