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2007-09-30 神保町へ。 [長年日記]
_ 夕方近くなってから神保町に行く。
横浜の本屋でどうにも手に入らなかったもりもと崇『鳴渡雷神於新全伝』の新刊を買いに行くため。しかしそれ一冊だけで買い物が済むはずは無いのでした。
他に買った本:
『完全版 見晴らしガ丘にて』近藤ようこ
『エマ』第9巻 森薫
以上、漫画。
『街道の日本史4 下北・渡島と津軽海峡』吉川弘文館
『アースダイバー』中沢新一
以上、歩くための参考図書。
『於新全伝』は今回若干謂ヱロスが足りなくて…まあいいか。
近藤ようこは読むものに困ったときに一冊、という感じでこれまで買ってたのだけど、今回もたまたま目に付いて「完全版」というのが購買意欲を刺激した。まあ面白いに違いない。
『エマ』本編は終わってしまってサイドストーリーが続いている。ぱらっと見た感じ、もりもと崇よりヱロいように見えたが…。
『街道の日本史』は今までは飛び飛びの巻をそのとき歩いてる街道で選んで読んできた。今第3巻を途中まで読んでいるので、次の巻が手元にあれば続けて読めると思って買った。いずれ全56巻読破するつもりでいるんだけど、いや、どうなんですかね、これまでにまだ7巻しか読んでないんですけど。
中沢新一は恥ずかしながら(?)初めて読む。帰りの電車で40ページほど読んでみたけど、これは楽しい本ですね!
甲州道中の高井戸とか新宿とか、矢倉沢往還の赤坂・青山・渋谷など歩いたときに何となく感じたいかがわしさとか古めかしさとか谷底と台地の混交、現代に隣り合わせる昔-それも半端な昔ではないような-とか、そういった「あやかし」の世界の匂いが多くの写真と共につづられている。東京という都市が轟かせている大地の歌を文章に変換したもの、と冒頭に書かれている。わたしもまたこの轟く歌を聴きながら歩いていたというわけか、なるほど、などと思う。