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2013-06-12 [長年日記]
_ [特撮] 「仮面ライダー」
カビビンガの回。お墓に出てくる子供だましな怪人だ。こいつは上半身がカビだらけで、ほかの人間にそのカビをうつしちゃうというたちの悪い奴で、妖怪なら豆腐小僧といったところだ。今ちょうど梅雨時なので季節がら丁度いい怪人であるともいえるし、多湿な日本にふさわしい怪人と言ってもいいのかもしれない。さてこやつらは、墓地で遊んでいた双子の女の子をさらい、アジトに連れて行くのであるが、このとき女の子たちがかわいそうにパンツ丸見えである。それはともかく、アジトで死神博士が女の子たちに催眠術をかけるんだが、これがもう本当に催眠術使えるんじゃないかと思うような迫力なのである。すごいよなあ。さすが春風高校の用務員をやるだけのことはある。かくして罰当たりにも墓地での戦闘シーンとなる。俺はこの年で全話とおしてみることを心掛けているわけだが、そのようにして見ているといろいろなことに気づいて興味深い。特に意外だったのは、仮面ライダーが徒手空拳(+キック)だけでなく戦闘員の刀を取り上げて剣による戦いを結構やっていることである。殺陣の指導は大野剣友会、なのだろう。たぶん戦闘員にも扮していることと思う。以下、ウィキペディアからの引用。ライダーを担当することになった時に作られた鉄則である:
_ この記事を見ると、スーツアクターとしても演じていたことがわかる。
この時代には当然マトリックスのような高度なワイヤーアクションなどはないため、ライダーと怪人の空中戦を表現するためにはもっぱらトランポリンが使われている。相手あっての戦闘であるから二者が同時にジャンプする。ゆえにバリエーションはそう多くはなく、向かい合わせに飛ぶか並んで飛ぶかがほとんどと見える。子供心にもこれはちょっと違和感を感じたものである。地上ではあんなに激しく戦っていた二者が、ジャンプの時はどうして呼吸を合わせて飛ぶのか、と。そのときだけ急に二者が仲良しになったように見えておかしかった。
次回の怪人はナメクジラという名前なのだ。まんまじゃん。それに比べるとカビビンガというネーミングはかなりイカしてると思う。