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2013-06-27 [長年日記]
_ スカパー問題は貧弱な我が家(魔窟)のLAN環境によるものと思われ、ちょこっと接続の仕方を変えて一応復旧。でも安心ならん。
_ [漫画] 「パロディ漫画大全」長谷邦夫
著者は、赤塚不二夫のフジオ・プロにいて盗作漫画家と呼ばれた人であるが、もしかすると井上陽水の「桜三月散歩道」の作詞家としてのほうが有名であるかもしれない。赤塚不二夫の晩年のあたりには「バカ本なのだ」など赤塚不二夫その人に関連した著作を出版している。寝床のそばに「マヌケ式」という一冊の単行本が転がっていて、そういえば「バカ式」と「アホ式」がないなーと思ってアマゾンで検索したらそれ以上の本が出てきたという訳だ。解説とあとがきを含めて900ページ以上に及ぶ分厚いマンガ。これは読みでがあるが、長谷氏の漫画は必ずしも面白いわけではなく、氏もそのことをなんだか容認しているようなちょっとシニカルな調子で描いているものが散見される。一方でこの人はなかなかの読書家なんだなあと感じさせるものも多い。ある朝女が気がかりな夢から目覚めると沢村忠みたいに変身していた、なんていう「変身」を含む単行本「バカ式」を読んだのはたぶん中学のころじゃないかと思う。貸本落ちした古本をどこかで見つけて買ったのだ。どこで買ったのか、もう全然思い出せない。カフカの「変身」を読む前に長谷氏の「変身」を読んでいたし、つげ義春の「ねじ式」を読んだのも長谷氏の「バカ式」を読んだ後かなりたってからだったと思う。そういう意味では俺が中二病をこじらせる一因となった漫画家であるのかもしれない。そんなこと思いながら900ページを読んでいこうと思う。
_ この年になって異性に関するストライクゾーンが広がったんだと思っていたのだが、どうもそうではないことがわかった。ボール球にも平気で手を出すようになっただけだった。なーんだそういうことか。悪球打ちの岩鬼みたいになってるわけか。