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2013-06-10 [長年日記]
_ 2週間以上行方不明であった知人の亡骸が昨日発見されたということだった。山岳遭難である。行方不明となったときの状況を聞くにつけ、また地形図を見るにつけ、無事の発見はなかなか難しいように感じてはいた。それでもボランティアの方々が根気強く捜索してくださったおかげだろう、彼の身柄は家族のもとに帰還したのだった。改めて、山岳遭難はリアリズムなのだという緊張を覚える。滑落直後に亡くなったであろうとは捜索に携わった方の言葉であるから、きっとそのような現場だったのであろうと思う。知己を同じくする同僚たちの間にも改めて衝撃が起こっている。俺にも彼との思い出はそれなりにある。仕事の上で俺の価値を認めてくれるようなことを言ってくれた人には良い働きを返したいという気持ちになるものだ。もっともその口ぶりは幾分人を小馬鹿にしたようにもとれる諧謔的なものでもあったから、会って初めのころはどちらかと言えば苦手な人ではあったのだが。
さて、このようなときをどのように過ごすかは、ある程度今後の人生にも関わることだからあまりおろそかにしてはならないと思う。だが深い悲嘆にくれることは俺などよりもさらに近しい人たちに任せることにして、こちらはひとえに、敬愛するエピクロスの教えに忠実であろうと思う。すなわち、「亡くなった友人に対しては、悲嘆によってではなく、追想によって、共感を寄せようではないか」という教えに、である。
_ 今週のSAKUSAKUのゲストはピロカルピン。ってことは、またアルバムが出たのかな。出た。「太陽と月のオアシス」。トミタ栞、髪を短くまとめててヤバい。かなり惚れた。ヒップ大きめなとこにも惚れた。