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2013-06-20 [長年日記]
_ [読書]「澁澤龍彦全集1」
つづき。「撲滅の賦」は金魚に覚えるおかしな嫉妬の話。だがこの小片の中に、わからない単語を見出して付箋をつけていくとあっという間に10や20はついてしまう。書き手は意味をちゃんと知っていて書いているはずだし、現代のようにネットで検索すればたやすくわかる事柄ばかりではない。博覧強記とされるのは故あることだった。俺のように馬齢を重ねることで無駄な知識が膨らんでいくのとはちょっと訳が違う。次、「エピクロスの肋骨」。まだ読んでる途中。これはアダムの肋骨から来ているのだろうか。エピクロスなる語はどのような意味で用いられているのか。肺病の病室から抜け出した詩人はヤギに猫に詩を食わせながら旅を続けていく。まだ読んでる途中なのだがすでに記憶違いがあるかもしれない。つづく。