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2016-07-16 [長年日記]
_ SoundHoundに向かって鼻歌を歌うと探していた曲が見つかる。それがうまくいくと大変うれしい。探し物に巡り合えた喜びと、自分の鼻歌が”通じた”という喜び。音声データを検索する技術はどうすればもっと使いやすいものになるのだろう???
そんなわけで今朝見つけたのはGrover Washington Jr.の”Just the two of us”。もっとも歌ってるのはBill Withersと言う人。ちょっと歌詞を聞いた感じだと、良くあるアメリカのラブソング。改めて読んでみると、全くその感じ通りで、この時代の安穏さを良く表している。きらめく雨粒がどうしたとか空に城を作るとかいうたわごとの後に、泣いてる時間はないとか二人だけでもやればできるさとかいささか恫喝めいた口説き文句が続く。つまりどうでもいい歌詞。良い歌の中で歌われる歌詞はつまらないものが多いということの良い例証の一つだ。曲の邪魔にならないという意味で良い歌詞と言えるのかもしれない。邦題:「クリスタルの恋人たち」…”クリスタル”と言う言葉がすでに安っぽいものになってしまっているせいで安っぽさがさらに倍増している。そういうのが喜ばれた時代だったんだっけ、1981年の曲。田中康夫氏のそれは1980年。私は読んでないんだけど蛭子能収さんがそれをバカにした漫画描いてた。突然町にクリスタルの人があふれ出して、(と書くとバラードの「結晶世界」みたいだがだいぶ違う)というのがあった。あの頃のガロ好きだった。蛭子さんは描く漫画と実物の感じがものすごいギャップだった。「なんとなくピンピン」というのもあったが今アマゾンで買おうとすると6000円。やめてよw
_ 今朝は涼しくてホットコーヒーが旨い。札幌で買ってきた可否茶館のフレンチロースト。いろいろ新しい店も出てきてるが結局ここのこれが今一番好きだ。これに比べると神田伯剌西爾の仏蘭西ぶれんども少し霞む。どっちも通販で買える。私は今朝可否茶館のフレンチ200g注文した。私の自宅から出かけるとするなら、可否茶館は当然だが神保町の神田伯剌西爾も、交通費より送料500円の方が安くつくし、店が休みになってることはほとんどないのだが豆が切れてたり来店しても満席だったりと言うことは結構あるので、本見たりカレー食べたりするついでが無い時は通販で頼むことが多くなった。小宮山書店の仲通側、のれんをくぐって地階に降りる神田伯剌西爾に行ったならば、一度は囲炉裏を囲む席に座って来客の残したノートの書付を眺めてみると良い。ただそちらのエリアは喫煙コーナーでもある。奥の方の禁煙ルームはちょっと席が少ない。モンブランとセットで頼むのは好きなパタン。
_ [特撮][テレビ] ニッポン特撮遺産。
始まってしまった。19:30−21:00。また小島瑠璃子が出てる。うーん、悪いけど見飽きたから。お、ケロニアが木端微塵になった。スペクトルマン見たいなあ。今、爆破効果の変遷やってる。仮面ライダーの炎を上げる爆破シーンはガソリン。だが現在のスタッフの再現性がいまいちだ。V3の爆破シーンやってた人がそのシーン見ていて「火薬の量が半端ない。今では考えられない」とか言ってる。これはセメント爆破と言う効果で、土を飛ばすのでは分子が(粒子が、ということだろう)大きくて煙が旨く上がらない。そこではったい粉を使うと風に流れて宜しくない。そこでセメントの粉を使ったのである。爆薬の上にセメントの袋を置いてうまく踏み固めると、「角(つの)」と呼ばれる鋭角上の煙が立ち上る。おお、やはりレジェンドがやるとすごくかっこいい煙ができるもんだな!こういうのを知ってから昔の特撮見るのは良いと思う。続く。
続き。読売の記者・鈴木美潮さん登場。こういう人がいたのか。「飛びの佐川」さん登場。0.25ミリのワイヤを3点吊りでクレーンで吊ってワイヤを操る、実に13年ぶりに再現される「操演」である。ピアノ線には空の色の絵の具を塗る。スモーク炊いて雲作ったりするのも凄い。宙返りはカメラも機体も90°回して撮る。ルーカスのチームは操演を真似できなくてモーションコントロールカメラを開発したんだとか。そしてスペクトルマン登場。音楽なつかっしい!つづく。
藤岡さん登場。藤岡さんが怪我して佐々木さんに代わったのは有名な話なんだが、バイクに乗って風を受けて変身する原理なのに佐々木さんはバイクに乗れなかったために変身ポーズが編み出されたのである。復帰した藤岡さんは変身ポーズやるのに照れちゃったとか。ライダースナックのライダーカードの話はやっぱり出ちゃうんだな。「絶対にあきらめないという強い心、覚悟が…」わー藤岡さん語りだしたw ミラーマン、アイアンキングなどとなめるように進んでこないだのウルトラマンの特番でも出てきたスぺシウム光線の特撮。飯塚さんたちの手描きです。ヒーローの光線は直線、悪役の光線はゆがんだ光線。新橋駅のおじさんたちはスぺシウム光線と言ってみんなワイドショットの手の形をやるのが俺には不満だ。フィルムは1秒24コマだが、ビデオの場合は1秒30コマになっているのだそうだ。
機電、という言葉は初めて聞いた。キグルミなどで部分を動かしたり光らせたりするのがそれ。口の開閉などもそれにあたる。シーボーズの口の動きに哀愁を漂わせるのもこの技術による。バルタン星人の目が回るのは、ランプそのものを回すのではなくて、複眼を模して光る複数の光が眼の中で位置を変えていくのだ。なんて細やかなんだ!キャイーンビーム、すごく良かった。終わり。