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2011-01-23 「このキンカン頭がァッツ!!」−織田信長− [長年日記]
_ タイトルの織田信長にはちょっとジョジョが入ってるわけで。
_ 今朝方見た夢は久し振りに中世モノだった。自転車で家に帰ろうとしてる自分はいつの間にかとある寺院の敷地に紛れ込み、そして中世の武士たちの争いに巻き込まれてしまう。そろそろ戦国時代に入ろうかという頃のようだったが、源平は相変わらず争っていたようだ(私の中世に関する知識などそんな程度で、室町の頃などほとんど知らないためだろう)。平氏側の武士は、一度は武の世界から、そして現世からも、身を引いたはずの弁慶が再び戦に身を投じていることを、潔くないこととして批判していたりしていた。私も戦の当事者となってしまったのだが、分が悪く逃げ出す途中真剣を手に入れるが、嵌る鞘を手に入れられずに弱っている。そのうち敵に様々なやり方で切られてしまうのだが、切られつつそれでも逃げている。重い甲冑に身を固めながら戦う中世の武士は、己の命を捨てることには覚悟ができている。しかも凄まじい執念で何世も祟りをなすのである。彼らと戦って勝てるはずがあろうか。逃げるうちに目覚めたが、しばらく身の震えが止まらなかった。
朝再び目覚めてラジオをつけると、太平記のダイジェストを朗読していたので、興味が湧く。
_ [栗山千明] 「お江戸ミステリー 家康が最も怖れた仕掛人」
江戸城の規模とか中井正清のことなどほとんど知らなかった。栗山千明にはもっとこういう仕事をしてもらいたいですな。花魁姿もかなり嵌ってる。ちと使いすぎとも思ったが。
_ 「江 姫たちの戦国」。
先週の放送を見ていなかったので第2回、第3回を連続で見てる。やはり面白いな、大河は。それでWikipediaでいろいろ関連を調べながら見るのだよな。築山殿事件とか、浅井長政の髑髏の杯とか。鈴木保奈美が何と言っても。今すぐに伯父上に会いたいと言った江とハイビジョン特集でトラに会いたがってた上野樹里がかぶってしまうのがちょっとなあ…。そしてルイス・フロイスがスケベだ。
「キンカン頭」とはハ○頭のことなんだね。為になるわ。
竹生島に行ってみたくなった。琵琶湖に浮かぶこの島は弁財天が有名なのだとか。「せんねん灸」のソフトなヤツとしか認識していなかったが、弁財天と結びついたことによって、琵琶湖が巨大な弁天池のように思われてきた。ということは、江の島弁天のある弁天池と言うのは、太平洋と言うことになるのかもしれない。←相模湾くらいにしといた方が良いな。池と弁財天の形と言うのにはたぶんエッチな秘密があると思うよ。
第3回ラスト。ああ、また殿の「人間五十年」が始まっちゃったよ…(←これ、しりあがり寿だったかな?)
_ [読書]「私の孤独」ジョルジュ・ムスタキ著、角川書店、1976.
ムスタキ著と書いてあるが、第1章の最後に、これ以降はマリエラ・リジニの筆になる、と書いてあるので、どこまでがムスタキの言葉なのかはよく分からない。「ル・メテク」(邦題『異国の人』)のヒットでシャンソン界の売れっ子となったムスタキの名は、私の年齢よりやや古い人たちには「私の孤独」とか、エディット・ピアフやバルバラに歌を作ったこと、あるいはマキシム・ルフォレスチエとの関連などで懐かしい名前であると思う。歌の与えているイメージは商業的な意図を持って作られたようなことが書かれており、商業ベースに乗ってしまって本来の機能とは別の価値を与えられた「ヒット曲」を取り巻く問題を辛辣に、というか多分かなり的確に記述しているのだと思う。昨今のKポップスの状況が語られているような錯覚を覚えた。解説に、当時先鋭的な詩人として知られた吉増剛造。←知ったかぶりです。この人のことは、ねじめ正一の「脳膜メンマ」という詩集に載っていた「水増す構造」という一タイトルの元ネタとしてしか知りません。「知ったかぶり」って「『知ったか』と言わんばかりの様子」って意味ですね、今気付いたけど。「したり顔」あるいは「どや顔」と似た言葉だな。お恥ずかしいことに、この日記全体を通じて、これらの言葉から想起されるであろうとある人間の表情が漂っているはずだ。とある人物ってつまり自分のことなんだけど。寝よう。