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2015-05-29 [長年日記]
_ 「花燃ゆ」の録画なんか見てたりしたが、この女性視点の強い物語はどれほど受け入れられるのだろうかとちょっと考えてしまう。歴史は不可思議な力学によって流れていき、その力学を解き明かそうとする無謀な試みが歴史を知る楽しみとも言えるだろう。近頃の大河ドラマはそんな楽しみにふけろうとわくわくしているといきなり冷たい視線で「何ですかそれは!」みたいにヒロインに怒られてシュンとなるんである。さて、寅兄を失い暗い杉家に、何か救世主のように坂本竜馬が登場するのだが、伊原剛志演じる竜馬が何とも魅力に欠けている。竜馬が見栄えしてしまうと高杉晋作や久坂玄瑞やらがくすんでしまうのだからそういう意味では良い演出と言えるかもしれない。「新選組!」の時は高杉晋作は「ヨッ!征夷大将軍」と将軍の行列にヤジを飛ばす声としてだけ登場してた(このときの竜馬役はあんちゃんこと江口洋介が数回出てた。その程度で十分だろう)。そういうわけで次に見るのは「第19話 女たち、手を組む」なのだが、なんだかアリストファネスの『女の平和』みたいなタイトルなのでちょっと期待。
我が家では土曜日の再放送見てるけど、子供含めてみんな面白いと評価してる。虎兄がかっこいいと男子からの評価もいい。芸子さんが出てくる場面はちょっとハラハラ <br>
それでも視聴率が低迷してて多くの大河ファンが離れてるのを思わせるし、わざわざ大河ドラマでやることかっていうのが昨今の印象。まあ、見なくていい番組が増えるのは歓迎だ。と思いながらずっと見続けてるけど。