RSSフィード:http://alpha-ralpha.com/diary/index.rdf
2021-05-30 [長年日記]
_ [漫画] 『エコエコアザラク』古賀新一、1975-1979、秋田書店。
『絶対可憐チルドレン』読んでる傍らで、気になり始めて『エコエコアザラク』を読み出した。ううっ、面白いじゃないか。黒井ミサは基本残酷で「汚れた」魔女(“魔女っ子"も含めて、汚れていない魔女なんて存在しない、『まどか☆マギカ』見て以来ずっとそう思っている。ガールズ戦士たちもそんなふうに見えちゃってるので困ったもんだ)なわけだが一方明るく能天気な若い女の子、という面もあり、振幅が大きい。連載中はそういうのも画風も好きじゃなかったが、今読むとそこがむしろ面白い。2018年に亡くなった古賀先生もカバー袖で自分ではコントロールできない、しかも描く度に美しくなってきた、といったことを発言されている。それにしてもミサはちょっとしたことで人殺し過ぎ。一話読む度に「あ、また殺した!」って感じで、趣味の悪い天丼を多用するお笑い芸のように見えてきた。こんな子がクラスメートだったらちょっと学校生活がワクワクするよな。続く。
_ お昼ご飯はレトルトのご飯と作り置きのカレー、そしてみそ汁。最近は手軽で美味い顆粒の味噌汁を使ってる。ペースト状のやつはどうやっても袋を切るときに手についたり、そのペーストのついたままの袋をプラゴミに出すのが嫌な気分で最近使ってない。味噌から作る手もあるが作りおくとすぐイタむのは周知の事。で、顆粒に落ち着いてる。美味いよね、「これでインスタント?」って昔五代目柳家小さんがCMでやってたのも顆粒タイプじゃなかったかな。で、手軽なので色々な実を用意する。たとえばボンゴレで使うような剥き身の冷凍アサリ。これはとても手軽。一杯分のお湯を小鍋で煮立たせて投入して、その汁に顆粒を入れれば完成。今日は「ながらみ」。昨日スーパーで見つけて、ピンときて買った。直径3cm弱の小さな巻貝。二枚貝だと茹で上がればパカッと開くからわかりやすいが巻貝はわかりにくい。まあ3分程度煮立てた。貝の味噌汁とか茹でガニとか、生きてる素材から調理するのって呪いを受けそうでちょっと怖いです。黒井ミサに呪い返しの呪法教えてもらおうかな。なるべく苦しめたくないので水から煮るのはやめた。で、カレーに合うかはともかく、味噌汁の具としてはもう最高。しかも、貝の中身も爪楊枝で簡単にほじり出して食べられる。これがまた美味い。ただ、フタが足の小指の爪くらい小さくて薄いので、口に入ると上顎の裏に張り付いたりするのが厄介。まあティッシュで拭き取れば簡単に取れるから大丈夫だ。また見かけたら食べよ!
_ 追記。大事なこと書き忘れた。ながらみは別名「ダンベイキサゴ」って言うらしい。津軽地方とかで「だんべ」って言うとちょっとオツな意味になるのですけど、見た感じそれを想像させるような形ではない。二枚貝ではないし、な。それにつけても、なぜあれはあんなにも二枚貝に似ているのだろうか?もしかすると、カマキリとミズカマキリが別種なのによく似てるのと同様の収斂進化の結果なのではないか?ちゃんと研究すればきっと放送大学の卒研になるな。