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2005-08-24 古書に鼻毛。 /足柄の古道/『創聖のアクエリオン』DVD Vol.2 [長年日記]
_ 古書に鼻毛。
日本の古書屋経由で申し込んだ古書が今日届いていた。ぱらぱらと中身を見ていると、見開き2ページにわたって15本ほどの鼻毛がくっついている部分が。古本だからこういったリスクはあるものではあるだろうが、鼻毛を抜き抜き読んでいたかつての持ち主が想像されてしまい、大変嫌な気分になる。古書店には返本を申し出たが、どうなるやら。
_ [矢倉沢往還] 足柄の古道
宮城の歴史を調べるのに図書館通いが続くうち、私の興味はまたいろいろなところへと漂泊している。奥州街道に出かけるのが距離的につらくなってきたので、どこか手近なところをと物色していたら、足柄道(矢倉沢往還)がでてきた。「更科日記」の家族もこの道を通り、足柄では山奥から出てきた遊女たちに深い思いを抱くというくだりは映像のように心に残っている。
南足柄市の旧街道に関して南足柄市教育部に問い合わせたら、早速参考資料を教えてくださった。
1 冊子名:改定郷土南足柄
編集・発行:南足柄市教育委員会
発行年月日:昭和57年3月15日
2 冊子名:もうひとつの東海道-古東海道と矢倉沢往還-
編集・発行:南足柄市郷土資料館
発行年月日:平成13年10月16日
3 冊子名:あしがらの道-矢倉沢往還と足柄古道-
著者:本多秀雄(元南足柄市教育長、現文化財保護委員長)
発行:神奈川新聞社
発行年月日:1993年10月30日
1と2は現在でも南足柄市教育委員会から入手が可能とのことだった。2はおそらく郷土資料館の過去の展示に関わる資料と思われる。
地方自治体や教育委員会が私の歩きに情報をくれるのだ。なかなか心強いと思うと同時に、成熟期の日本にとって各地方の教育委員会の責務はますます重大になっていくのだなあなどと思うのである。