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2016-09-29 [長年日記]
_ スカパーが水曜から録画できなくなってた。理由に首をひねってたが、レグザリンク(ああそうだよ、うちの録画機はレグザさ)を切っているとダメだったのだ。しまった。というわけでアニマックスの聖戦士ダンバイン2回ほど録画できなかった。1回かな。
_ [食べ物・飲み物] 真・ふすまトンカツ、そしてふすまトンカツのカツ煮
ウー、カツ!(ヘイ)ウー、カツ!(ヘイ)。どうもシブがき隊です。という訳で、今日はふすまパンのパン粉で作るカツでカツ煮を作り、さらにパン粉の自作が面倒だということに対する近似的解法を見出したのでここに報告する。
_ 食べた感想。まずふすま粉だけで作ったカツをソースと醤油でいただく。何の問題も無い。見かけはカツと言うよりは唐揚げに近いが食感はカツに近い。大丈夫だ。もうパンをおろし金でおろしてパン粉作るのは省略しても良い。
カツ煮は、適当に作っただしがまさかの大成功!ふすま粉のカツには出しがしみこみにくいと分かった。次はもっと分厚く何回もまぶしてみようと思う。というわけで、今日は良い日だった!
_ [テレビ] フランケンシュタインの誘惑
「握りつぶされたブラックホール」どちらかと言えば、握りつぶしたエディントンより握りつぶされたチャンドラセカールの方が名前はなじみ深いのだが。この番組は好きな方だが、武内陶子の反応が芝居がかりすぎててここだけ好きになれない…と思っていたのだが、今日見てるとなんかそれも個性で面白いかな、なんて感じてる。
思い出したくないこと(と思っていたこと)を思い出した。私が修士課程にいたとき、私の出したデータを巡って当時の元教授(こちらが実質的に私を指導していたのだが、おかしな話で実はすでに退官して名誉教授だった。名誉とはいえ俺は教授だ、というつもりだったろうか。自分の弟子である助手と共に研究を続けていたのだ)と当時の現教授との意見が対立したのである。実はそれ以前から、一つの材料の物性を巡って、両者の意見は対立していたのだったが、そのくすぶりが私の出したデータによって露わになってしまったのである。当時の私はその争いに対してどちらが正しいと判断することはできなかった。そしてあろうことか、後日その紛糾のもとになっていたデータには解析の仕方に誤りがあったのだと知れた。そのときにはすでに私は博士課程に進み、異なるテーマに没頭しはじめていたため、過ちを訂正する機会は無かった。正す気になれなかったともいえる。普通のドクターは修士課程の仕事で論文の数を稼ぐものだが、こういう次第で私の初の正式な論文は博士課程になってからとなったのだった。このことも今では冷静に振り返ることができる。そして、自らに捏造の意思はなくとも誤った解析によって、本来支持すべきでない説を支持してしまうことはあり得るという怖さを知った。データを解析することの持っている深刻さや怖さに若いうちに触れることができたのは幸運なことだったに違いない。技術者や学者は、常に「フランケンシュタインの誘惑」にさらされていて、それと戦い続けるのが使命と言っても良い。そして、両者の対立点(それは学問全体の中ではわりと取るに足らぬことかもしれないが)に再び立ち、私自身の介在を仮定せずに、両者のどちらに、あるいはそれ以外の誰かに軍配が上がるのかを検証してみる、ということは可能だ。よっぽど暇になったらそんなことをしてみるのも面白かろう。
_ 追記。そう言えば肉の日だった。groongaもバージョンアップされたことだろう。