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2016-10-01 [長年日記]
_ 新学期始まった。学校に、複写を頼んでいた論文を取りに行く。外は涼しくて良い気分。んが、電車に乗るとムッとなった。暖房が入っている。ちょっとはこの涼しさを楽しんだら良いのに。全部脱いでも暑い時はもうどうしようもないが、寒い時は着て調整できるではないか。
2016-10-02 [長年日記]
_ 一日。
朝食(ふすまパン&オムレツ&ベーコン)食べつつ「ジュウオウジャー」と新番組「仮面ライダーエグゼイド」見て(エグゼイド、キャラがチャラいと思ってたが期待できる)、買い物して下ごしらえして昼食(冷凍してたふすまパンピザ)、その後ジム行って久し振りにトレーニングして(なんとトレーニングは4か月ブランク。最近右肩が痛くて牛面のポーズが片側ちゃんとできない。筋力の衰えを感じた)、ジムで入浴して帰宅、鳥胸の梅シソチーズふすまカツを大量に作って夕食は「真田丸」見ながらふすま揚げ三昧(鳥胸カツ+とり天:見かけは唐揚げ+先日のカツ煮の残り)。こんなにあげ物食べても大した糖質量になってないのだろうが、それでダイエットになるのか。見た感じやはり胡散臭いな、糖質制限ダイエット。
2016-10-03 [長年日記]
_ 昨日の筋トレのせいで今日筋肉痛。痛くて気持ちいい。夜ヨガ。どうしても前後に足を踏ん張って両手あげて…というポーズが保てない。まあちょっとずつできるようになればいいけど、すぐサボりたがるからな、この身は。
2016-10-04 [長年日記]
_ 筋肉痛まだ続いてる。大胸筋が痛い。以前のウェイトではキツかったので10kgくらい軽くしたのだが。
_ コーヒー飲みつつなんとなく流れ星の動画見てたら普通に吹き出しそうになった。ちゅうえいが好き過ぎてもうちゅうえいになりたい。
2016-10-05 [長年日記]
_ 通勤中。電車の中。両隣と私、3人並んで日経読んでる。最近珍しい光景だが、3人とも違う読み方してるのだろう。そこが面白い。
_ ふすまパン無くなったので新作に挑戦してる。でもたぶん今回は失敗するだろう。失敗は失敗なりに食せることを期待したい。
2016-10-06 [長年日記]
_ もうすぐ三連休。何をしよう。まずはまたしてもうず高く積み重なったBDの整理だろう。それから、取り寄せた書類の整理、それから、あれにまたチャレンジしなくては。あれ、というのはクロワッサン。バターを織り込んだ寝かしては伸ばしを何度も繰り返す。3日に分けてやったら、結局イーストが死んだらしい。硬いカタツムリが5匹くらい冷蔵庫に眠っている。一応食える。いや、硬いからサザエかな?この手間のかかる仕事に、この休みはきっとうってつけなのだ。
2016-10-07 [長年日記]
_ 仕方無くファミレスで夕食。子供が騒ぎ大人は誰一人注意などしない。ここはキンダーガーデンの一部なのだ。だから本当は別のところで食事がしたい。
だが、現在の職場も時としてここと同じようなキンダーガーデンとなる。そこにいたくはないが仕事がある。彼らはなぜあんなに余裕があるのか?それともそれは自爆テロのように、自らの不利益によって他者を傷つける行為なのか。ならばそれはなんのために。
それが答えではない。彼らはただキンダーガーデンの主役と同様に幼くて分別がないと言うだけのことだ。両者の違いは、キンダーたちはこの場にいる限りいつまでも騒いでいるがいつかは大人になる。大人のキンダーたちは、職場にいてたまには大人しくなるが、もはや今以上に大人になることはない。そして、後者が前者を育てているのだという恐るべき事実がある。そんな世界に希望を感じることなどできるはずはない。世界に生きることが苦悩に満ちている原因の1つは、グノーシスの世界観がまさに現実を支配しているせいだ。育つ方も育てる方も愚かであるなら、そこから逃げ出して自分は違うと叫ぶしかあるまい。
_ というわけでこれが件の失敗作だ!
何か暗いしw まあ形を見てもらえば膨らんでないことがわかるだろう。だが次はもっとうまくできる。クロワッサンが作れるということは、クロワッサンサンドが作れるということであり他にもデニッシュが作れるということだ。つまりこの経験はのちのち大きな意味を持つことになる、かもしれないのである。
_ ヨガの日…だったのだが、そうだ、今週から10分早くスタートするんだったんだ。ジムについてチェックインしようとしたときにそれに気付いた。先週先生は、いつもの時間と間違えて10分遅れてきても全然大丈夫、とおっしゃってたのだがやはりそれは間違いなのではないかと思ったので引き返してきた。途中スーパーに寄ってピザカッターを入手。ピザもクロワッサンもこれでOKだ。レジの人たちがハロウィンにちなんだ魔女の帽子をかぶらせられていたので毎年のように感涙にむせぶ他なかった。
2016-10-08 [長年日記]
_ そういうわけでBDの堆積層を編年してしかるべきところに収納する作業。やっと半分ほど終了した。たけしのこれがホントのニッポン芸能史。懐かしいのがたくさん出てくる。大瀧さんにはもっと長く活動していただきたかった。
2016-10-09 [長年日記]
_ 秋。
うちの近所もずいぶん人の住まない家が増えてきた、と、ちょっと前までは思っていたのだが、このごろはその家を取り潰してアパートを建てる工事が並行していくつも進んでいる。工事中の建物を見て玄関の数を数えると、全てが完成して満室となると、同じ町内の人間が30人以上は増えるという見積もりになる。現状の倍くらいだろう。同じごみステーションを利用する人が2倍を超える。新築の建物は見た感じあまり広い部屋にはならないようだし出入りが不便でとても高齢者住宅ができるような立地ではないから、そこに住むのは学生や勤め人としてもまあほとんどは私よりも年下の方々となることだろう。私は彼らのモラルの程度がどれほどのものかと言うことに密かな危惧を抱いている。
その建築中のアパートを見ていると、工事の為にもとは日陰だったところが露わになった場所があった。その白日の下にさらされたところを見るとオレンジ色の卵型の物がぶら下がっている。カラスウリだ。私はこれが下がっているのを眺めるのがなぜか好きなのである。北海道と言う、内地(昔の道民は『本州』のことをこう呼んでいた)とは植生の違う土地に生まれ育ったせいなのだが、図鑑や教科書にそこらへんに普通にみられるものとして載っていたこの植物が生(な)っているのを見たのはこちらで住まうようになっておそらくは30歳を過ぎてからのことだったに違いない。色の無い冬の風景の中でうすら寒い風に揺られるこの実を見るのは、何とも言えない穏やかさと淋しさのようなものを感じさせる。どうせ誰も顧みることの無い物と思い、蔓ごとむしり取って我が家のムクロジに絡ませてみて、悦に入っているところ。カラスウリにはオスとメスがあるので実をつけるまでに自家で育てるのは難しいかもしれない。一度、秦野の弘法山に遊んだ時、登山道で実を見つけて種を持ち帰り、庭に植えたことがある。キュウリに似た可愛らしい葉が出てきた頃、その葉の色と全く同じ色をしたトゲトゲのある虫にすっかり食べられてしまったことがある。きっとウリ科の植物専門に食い荒らす虫なのだろう。どこから嗅ぎつけてくるのか驚いた。以来カラスウリを自家の物とすることには憧れ続けていた。だがあの虫がまた来るのかと思うと、なかなか種をまた植えようという気にならないが、失敗しても何か問題があるのだろうか?また植えてみたら良いのではないか。今、手元に3個のカラスウリがある。何度か試すには十分な気もするのである。
件の害虫はウリキンウワバと言うらしい。菜園を始めるとすぐにこいつの被害にあう人が多いらしく、「クソ害虫ども」とか呼んで蔑んでいる人がたくさんいる。気持ちは分かる。成虫は見たことないなー。
2016-10-10 [長年日記]
_ BD片付いた。めでたし。この状態を何とか保ち保ちいきたいのだが。気候の変化ゆえか鼻かぜ引いたっぽい。ふんふんぐしゅんぐしゅん。ゆうやーけこやけーの赤々とーんーぼー。ちょっと熱も出てきたかな…。
2016-10-11 [長年日記]
_ 不調で久しぶりに会社休んだ。だいぶ寝た。気づくと暗くなっていて、そのまま眠るとも起きるともなく床に着いていた。こういう日もたぶんあって良い。くしゃみと咳が出て鼻水が出る。頭には熱、冷やすと心地良い。歩けば疲労を感じる。ヘイ・フィーバーであろうと風邪であろうともはや関係が無い。対処療法と滋養と休養。命のまたけむものであれば三重の曲がりなし痛く疲れていようがいつか白鳥の如く蘇るであろう。。。
2016-10-12 [長年日記]
_ [映画]「シャンティ デイズ 365日、幸せな呼吸」、2014.
道端ジェシカと門脇麦のダブル主演、となっている。テーマはヨガのポジティブな力、ということだと思う。ほとんど道端ジェシカのために造られたような感じだが、門脇麦(東京都出身)とその母役(高谷智子;こちらは青森出身)の本気の津軽弁の掛け合いが天才的だと思った。ラスト30分で終劇に向かうべく次々と聞いてない話が出て来て、さらになんとラス5分は青空の映像を流して「瞑想の時間をお楽しみください」だと。ヨガって安直だな。この映画でヨガの素晴らしさに目覚める…ということはありえないのじゃあないか。それはそうだろう。ヨガは見るものではないのだ。拙くともただ行なうこと、ただそれだけに意味がある。あと、なんかすごく見覚えのある女優さんが出てると思ったら、それは木内みどりだった。この人は「みごろ!たべごろ!笑いごろ!」というキャンディーズの番組の中でものすごく不思議なコーナーをやってたことが鮮烈な記憶として残っている。このへんで話題が盛り上がってる。門脇麦はちょっと迂闊には見られない女優と感じる。「愛の渦」はそのうち見ておきたい。
_ そんなことより、昨日から「逃げるは恥だが役に立つ」というドラマが始まったらしい。なぜ気づかなかったのか。俺のガッキーアンテナは感度が悪い。だが嘆くことは無い。土曜に再放送がある。
2016-10-13 [長年日記]
_ 相変わらず鼻ぐすぐすで頭がどんより熱っぽいのだが、鼻炎カプセルとかちょっと飲む気にならず小青竜湯買ってきて飲んだ。効いたかどうかよくわからず。わからないうちに寝てしまおう。ザ・プロファイラーに彩姉さん登場。たまりませんわね。あまりちゃんと見てないが、岡田准一、全然プロファイリングしてないような気がする。土曜のガッキーのドラマの再放送は短縮版だそうだ。ちょっと悲しい。
2016-10-14 [長年日記]
_ ボブ・ディランがノーベル文学賞受賞。嘘みたいな話だ。選考委の強めな意図を感じざるを得ない。平和賞授与には賞をその人に授与すること自体に選考委のメッセージを込めることが多いと思うが、文学賞もそういう側面があるのだろうか。 獨協大・原成吉先生曰く「いやー、”時代は変わ”ったなーという感じですね」。あんた、その答えずっと考えてただろw
2016-10-15 [長年日記]
_ ディランの受賞に対するアービン・ウェルシュのコメント:「私はディランのファンだが、これは、もうろくしてわめくヒッピーらの悪臭を放つ前立腺がひねり出した検討不足で懐古趣味な賞だ」
この評価自体が正当かどうかはともかく、「悪臭を放つ前立腺がひねり出した検討不足で懐古趣味な」という表現がハートに突き刺さった。ちょっと使ってみたいけど使う機会は来ない方が幸福と言うものだ。
_ [テレビ] 「逃げるは恥だが役に立つ」
ショートバージョンの再放送が始まって見てるとこ。みくりちゃんの頭の中には事あるごとに「情熱大陸」のテーマが鳴り響く。星野源は良いよな。自称「静かなる変態」。こないだ「掟上今日子の備忘録」見てた時、及川光博がサムアップしたのに対してサムアップを返す今日子さんの仕草に心の臓をわしづかみにされたのだ。そんな仕草が今回のドラマでもたくさん見ることができるのを期待している。
今見終わったとこ。噂通りの良いエンディングだった。振り付けはPerfumeの振付をしてるMIKIKOさんと言う人のそれ。そう言われると確かにそんな感じ。次週も楽しみな感じ。
_ [特撮] 「ウルトラQ」1966.円谷プロ。
もちろん見たことはある訳だが、見始めた。季節の所為なのだろうか、まだ鼻がぐすぐすする風邪の所為だろうか、鼻の為に飲んでいる小青龍湯の所為なのだろうか、ともかく何をしようと言う気力が湧かない。こういう時は普通不安を感じたりして気分障害を起こしていることが多いのに、なぜか気分がそう悪いという訳でもない。楽しいのでもないが、テレビや動画を見ているとつまらないものに感情失禁して声を出して笑ったり涙ぐんだりしている。まあそれ以外は静かに暮らしているのだが…。これはこれで精神上の問題が生じている状態ではないかと思う。たぶんこれまでにもあったのだろうが、この状態のことを特に重く見てはいなかったのかもしれない。ともかく、あまり生産的なことをしたいと思えず、料理もしたいと感じず、食欲も少し減退しているようだ。それでさしあたりスモークチーズなんかを摘みながらコーヒーを飲んで映像ばかり眺めているのだが、その一つがこの「ウルトラQ」なわけ。若い桜井浩子が溌剌としている。彼女の美しさはウルトラマンで頂点に達するように思われるが、このウルトラQの頃は彼女は丁度20歳。
「第1話 ゴメスを倒せ!」記念すべき第1回。ゴメスとリトラのことは古文書に書かれたりする。リトラはゴメスが弱点とするシトロネラアシッドを吐く怪鳥である。可愛そうだなと思ったのは、卵からかえってすぐに戦わざるを得なかったこと。ゴメスも目が大きくてちょっとかわいげのある顔だ。これはある意味ゴジラのパクリのような怪獣だが、設定上はなんと哺乳類。ゴジラは海中爬虫類から陸上獣類に進化する過程上の生物との設定(Wikipedia)なので、まあ遠からず。しかしこうなるとゴジラ以降のゴジラに類した怪獣はすべてこの設定に当てはまることになりはしないだろうか?
「第二話 五郎とゴロー」口のきけない青年五郎と、アオバクルミという旧陸軍の開発した増強剤の過剰摂取で巨大化した猿・ゴローの友情の話。舞台は伊豆・天城地方である。同じく巨大化した猿はやはり旧日本軍が占領していたらしいイーリアン島という島にも存在していたらしく、日本のゴローは睡眠薬の入ったミルク缶のミルクを飲みほして眠らされたのち、この島に送還されることとなった。知らずにそのミルク缶をゴローに渡した五郎青年の叫びが悲痛。
「第三話 宇宙からの贈り物」ナメゴン登場。このストーリーをたどれば火星には火星人がいたという設定、ということになる。私は今この作品をモノクロ版で見ている(2011年にカラー版が作られている)が、ぬらぬらと光る皮膚の質感が素晴らしい。子供のころに見たままの感動が蘇った。つづく。
_ [テレビ] 「土曜ドラマ 夏目漱石の妻」(最終回)
第1回は見逃している。wikipediaなども併せて見ていてはじめて気づかされた。夏目鏡子さんの本名は「鏡」と一文字書いてキヨと読ませるとのこと。「坊ちゃん」の家の下女は清と書くがキヨと読む。これが漱石の(もう一人の、と言うべきだろうか。他方は大塚楠緒子と考えると)理想の女性である、と解いたこのドラマの解決はなかなか愉快だった。「愉快」なんて、ちょっと古臭い言葉わざと使ってみた。
_ [特撮] 「ウルトラQ」
「第四話 マンモス・フラワー」星川航空はセスナとヘリを持つ小さな航空会社で、そのパイロット万城目淳は今回、新聞社に空から撒くビラを取りに来たところ、マンモスフラワーの生長に伴う地震のことを知る。万城目は、由利ちゃんと当人の言うところに依れば単なるパイロットではなく、現実世界に少しばかり飽きがきており、下手なSFを書いたり宇宙旅行にあこがれているという、実は少々エキセントリックな人物だった。こういう人だからこそ次々と不思議な出来事に巻き込まれるのだろう。よりうがった見方をするなら、Qの世界は全てこの男の妄想の世界、と言っても良いのかもしれないのだ。それにしてもこの回のオープニングはなんだろう。ひび割れた地面がただ上下を繰り返すだけの、とりわけ恐ろしいのではないのだが違和感と嫌な予感を強烈に醸し出す映像。Qのオープニングにはわりとそういうのが多い。子供のころはそれをみていてじれったく感じたのを記憶している。さて、ひび割れに続いてお堀にぷかぷかと浮いている根っこ、そしてついに人を襲いだす根っこ。マンモスフラワーはどんどん増殖する。特撮的にはちょっと地味で、役者はこの根っこに自ら巻きついていくという「特撮に依らない特撮」に加担しているのである。一の谷博士の白ひげは見事である。演じるのは江川宇礼雄、本名は江川ウレオあるいはウィリー・メラーという日独ハーフ、とのこと。おお知らなかった。そして和洋折衷式の新聞社のビルを壊して芽吹き、ついに花開くマンモスフラワー。それを不安げに見つめる人々。そうだ、怪獣登場が番組の中で定常化する以前は、登場するまでにドラマがあったのだ。日常の風景の中に突如現れる異形。特撮放映が常態化する以前の、今や懐かしいシーンと言えよう。そしてその異形をより脅威と思わせることがある。この世界にはウルトラヒーローも仮面ライダーもスーパー戦隊も存在していないのである。毒花粉をまき散らすマンモスフラワー。それに対抗するのは人間の知恵であり行動である。万城目淳は空中の二酸化炭素を固定するための薬剤(何だろう?)を散布する役を買って出る。ヒーロー以前の時代に、ヒロイックな行動をしつつも怪獣の活躍においては狂言回しにとどまる、この秀逸な役割の設定を思いついたスタッフには脱帽する他無い。そして、前記のような人物設定を思い出せば、万城目淳は、ドラマ「Sherlock」に登場するワトソン先生と同様、自ら進んで危険に足を踏み入れずにはいられない異常性格者であると解釈できるのだ。
2016-10-16 [長年日記]
_ 私のガッキー・アンテナの感度が悪い理由がわかった。録画機のおまかせ自動録画設定にわざわざ「自動録画」という項目があって、これのデフォルトが「しない」なのである。自動録画したい人が使う機能だから”自動録画設定”なのではないのか?これはおかしいだろ。他に松下奈緒とか木村多江とか歴史の道とか神秘の道とかも登録されているのだが、なんだか一向に機能していない気もする。たぶん予約件数がいっぱいいっぱいだからだろうと思う。結局感度向上にはつながらないのだろうか。木村多江の演じた蓮丈那智は見ておきたい。BSフジあたりである日突然やるのではないかと期待してるが。
_ [特撮] 「ウルトラQ」
第五話「ペギラが来た!」 今回の淳ちゃんは特別取材班として南極探検隊に参加している。オープニングに出てくる目元涼しげな美人隊員・久原羊子は田村奈巳という役者。オープニングでは氷壁を前に揺れる船の舳先が映され、例によってこれから異常な世界に飲み込まれていくことを暗示している。淳ちゃんはこの基地で3年前に疾走した野村隊員の謎を追ってここに来た。その野村さんの残したメモには「また聞こえた…ペギラ」と書いてある。突如宙に舞い上がる4トンの雪上車。強風の所為としても風速300m以上、という。その夜、再びフワフワと舞う雪上車の向こうに久原隊員の見たものは…。
基地を抜け出して野村隊員を探しに出た久原隊員を探す面々は気絶している久原隊員とともに氷漬けの野村隊員、そして3年前に置き去りにされてなお生き続けていた「サブロー」という名の犬を見出す。サブローって、生きていたタロとジロのもじりだ。そしてペギラ再登場。羽ばたくとみんな宙に舞いあげられてしまう。そしてサブロー生存の理由が南極のコケにあると判明。ペギラは−130℃の冷凍光線を吐くと、そこで反重力現象が起こって何でも舞い上がってしまうという隊長の唐突な謎解きに続き、南極のコケはアザラシにとっては猛毒で、そこから抽出したペギミンHがペギラ対策となるだろうという久原隊員。だがそこにヒゲ面の隊員が「そんな飛躍した結論を信じろって言うのか」とツッコむ。うん、同感。だが疑っているよりも行動するほうがこの場合は正しい。ついに基地に接近するペギラ。普段は眠そうな目をしてるのにカッと目を見開く。割と怖い。アップで見ると確かに顔はアザラシに似てる。気象観測用ロケットにペギミンHを積んでペギラに打ち込むとちょうどいい具合に顔の近くで爆発してペギラはまともにペギミンHを浴びる。苦しがって飛び逃げるペギラ。だが死んだわけではなさそうだった。つづくのである。ラストで石坂浩二が、もし怪獣に襲われたら何をさておいてもその怪獣の嫌いなものを探すことだ、と解いている。この言葉はその後の特撮における劇の解決を決定づけているかもしれない。
_ [特撮] 「ウルトラQ」
「第六話 育てよカメ!」 Qの世界にはときどきこんな童話的な話があって、怖い話と良いコントラストを生んでいる。太郎くんの育てているカメは99cmに育つと竜宮城に連れて行ってくれるらしい。なんでそんなこと知ってるんだろ。学校の先生が大泉滉。この人は大泉洋とは関係が無いみたいで、お父様が日露ハーフの大泉黒石というロシア文学者でアナーキストとされる。主著に「人間廃業」というのがある。現在はこの名で検索すると普通はアリスジャパンのAV作品が出てくると思う。古くドイツ映画にも同じ邦題の物があるらしいが、大泉黒石の作が最古のようだ。さて(笑)、劇中突如始まる銀行強盗のギャングと警官の銃撃戦。その末に学校に逃げ込んだギャングにカメを持ち去られて太郎くんはずっと「僕のカメ返してよー」と呼び続ける。こいつはカメカメ五月蠅いな。子供のころに見た時もそう思った。さて、強盗現場近くに現れたのはいつもの三人組(淳ちゃん、由利ちゃん、一平ちゃん)。今回はパイロットの出番はないはずなのになぜ淳ちゃんと一平ちゃんが同行してるのか良くわからない。星川航空は暇なんだろう。一方、弾みでギャングと太郎は行動を共にしており、その間になんかつるみ始めている。良く見るとギャングの一人はイデ隊員だ。地下水道に逃げ込む3人。そこでカメはついに99cmに成長、ギャングは逃げ出す。カメは太郎を乗せて地下水道の壁を抜けてマッハ3で(なんと甲羅がパカッと開いて速度計が出てくる)空を飛び、竜宮(?)へ。竜宮城はさびしい空間で、ブランコに乗ったょぅι゛ょが自分は乙姫だという。彼女が笑うと、明らかに彼女とは違う声の笑い声が聞こえる。ロケットに乗って逃げる乙姫をカメに載って追いかける太郎。そこに龍が現れて太郎を攻撃。この回では怪獣らしい存在と言えばこの龍くらいで、あとはカメがちょっと大きいだけ。帰還した太郎は乙姫にもらった玉手箱を開くと、やっぱりおじいさんになってしまうのだった。その姿をあざ笑う大人たちのゆがんだ顔…おっと夢オチだw しかし後日の教室の中では、太郎以外のすべての生徒がカメを飼っているという異常なラスト。単にノスタルジックな作品でないところが味わい深い。つづく。
_ [特撮] 「ウルトラQ」
「第七話 SOS富士山」 富士山が噴火するという不気味な噂が立っている。この回で、由利ちゃんの正体が、毎日新報の勘の鋭い女記者・江戸川由利子であることがわかる。この回には晴野チック・タックが出演。彼らは「どったの〜?」「いじゃな〜い」というギャグともつかないギャグで当時売れまくっていた。おお、wikipediaで調べると、記憶通りタックさんの方は後年高松しげおと名乗った芸人さんだ。さて(笑)、富士の樹海にはタケルという人呼んで「樹海のターザン」と呼ばれる人物が棲んでいる。15年ほど前に4歳で行方不明となってその後は樹海でキングと呼ばれていた熊を友達として生存していたらしい。その姉が市川和子という役者で、これがなかなかの上玉だ。外野の子供が「タケルとアベベと競争したらどっちが勝つかな?」とか呑気なことを言っている。そうこうしているうちに富士山が活動をはじめちゃう。見てて感心するが、淳ちゃん(佐原健二)まるで本当にヘリを操縦してるみたいに見える。カメラワークのトリックだろう。樹海のターザン・タケルは野生児の割には身ぎれいで、恰好は杉ちゃんそっくりでワイルドだ。”吉野の御池”から飛び出した岩石が合体して怪獣ゴルゴスとなるのを目撃、身一つで戦おうとするも空しく倒木に挟まれてしまう。地元の巡査・横山の助けで辛くも逃げだす。ややあって姉弟再会もつかの間、タケルは怪獣に単身挑む。由利ちゃんが「タケルは樹海の王者よ、きっと勝つわ」なんてあまり根拠のないことを言う。怪獣に取り付いたタケルは弱点と思しきドッジボール状の部位を探し当ててつかみ出すと、怪獣は沈黙。床屋で整髪したタケルは単なるおっさんとなって人間社会に帰還したのであった。つづく。
_ [特撮] 「ウルトラQ」
「第八話 甘い蜜の恐怖」冒頭、一平ちゃんにセスナの操縦を指南する淳ちゃん。ローヤルゼリーの何百倍と言う効力を持つハニーゼリオンは、副作用として摂取した動物を巨大化させてしまう(この手の設定がQには多いように思う)。これを研究するのは木村さん(黒部進)で、のちのハヤタ隊員である。ハニーゼリオンはジバチを使って作っているというから、遺伝子組み換え技術が使われている可能性が高い。早々と巨大化したモグラ=モングラー登場。モグラにハニーゼリオンを与えたのは木村のライバル・伊丹だった。さあ、例によって巨大ヒーローのいないこの世界でモングラーはどのように退治されるのか。伊丹は悪事がばれてダイナマイトでモグラともども自決を試みるが失敗。自衛隊が戦車とミサイルで攻撃。モングラーは地中深くもぐり、火山地層に衝突して絶命したと推測された。アンバランス・ゾーンはあなたの心の中に存在するのです…。つづく。
_ [テレビ] 日曜討論
寝て起きた。日曜討論で日本のノーベル賞受賞に関する近年の快挙は過去の蓄積によるものであって、この先それが続くとは限らないといった論調の討論をしている。ただ最初から議論の方向がおおむねそろっているようなので、討論にはなっていない。朝風呂に浸かりながらラジオで聞いていて、江崎玲於奈さんの論調がどうにも締まりがないと批判的になっていたのだが、風呂から上がってコーヒーとリンゴ・柿など食べつつwikipediaで調べてみたら御年なんと91歳だ。91歳の老人に鋭い舌鋒を期待することは間違っており、1時間席に座っていられるというだけで驚異であり称賛に値することであろう。この人のノーベル物理学賞受賞理由は半導体におけるトンネル現象の実験的発見、である。そうであるなら、電磁ポテンシャルの位相成分が物理現象に影響することを実証した外村彰さんの業績も、水準としては十分ノーベル物理学賞に値するのだろうが、残念ながら逝去された70歳までには受賞がかなわなかった。
書きながら番組見続けていると、後半江崎先生の語りは滑らかで熱のこもったものになっていった。番組開始当初は緊張してただけだったのかもしれない。まあしかし、その心あまりて冗長度の高い発言はやはりちょっと聞き苦しい物ではあった。今回はともかく、この番組は討論番組なのだろうから、日本人が概して不得手な、”ディベート”とはこうあるべき、という教育的な内容であってもらいたいと思う。エンディング、司会者があろうことか江崎さんに一言で締めてもらおうとしてやっぱりお尻が切れた。
_ [特撮] 動物戦隊ジュウオウジャー
そういうわけで録画を見始めた。ここのところフルタのCMには古田織部の肖像を登場させてさんざんにおちょくっている。フルタのCM好きw 今回は、他人の記憶を実体化するバングレーの能力が最強なことを示す、戦隊最大のピンチの巻。実体化された自分を含むメンバーと闘うヤマトはかくしてバングレーに敗れて連れ去られる。巨獣ハンター・バングレーの狙いはくびれクイーンのプレイメイトのお姉さんだ!全然違う。キューブホエール。
_ 昼過ぎ買い物に行って帰宅後、食事摂りつつうつらうつら。そのまま夕食の時間になって遅い昼食か早い夕食か知れないものをもぐもぐしながら「真田丸」見た。予告編で見た異形の老人はてっきりミッキー・カーチスだと思ってた。ルイス・フロイス役ででも出てくるのかと思ったら、何のことはない幸村の変装だった。
_ [特撮] 「ウルトラQ」
「第九話 クモ男爵」 若林映子の出演する今回はいきなり灯台に出現する大グモからスタート。ドライブに来ていて遅くなった淳ちゃん他一行は道に迷い、途中底なし沼にはまったりしつつ古い洋館に避難。ろうそくに火をつけ、そこらに張っているクモの巣を焼いて「クモの館は火事ですぞ」なんて冗談を言っているのはすごくよく覚えている。淳ちゃんはここで空気を読まずに、クモマニアの男爵の物語を始めて女性陣に総スカンを喰らう。子供のころ見ていた淳ちゃんはもっと頼れる大人と感じていたのだが、彼の当時の年齢をだいぶ超えた現在となっては、オタクな青年であるということがとてもよくわかってしまう。ベッドに横たわる淳ちゃんが天井を見ると、まさに物語に出てくる大グモがいる。この回ではモンスターたるクモがおりおり姿を現していて、いつか被害者が出るはずなのになかなかそのような事件が起こらないので、子供の眼にはたいへんじれったいものと映った記憶がある。そして酒蔵で第一の被害者発生。たまたま見つけたオカリナで一平ちゃんが、これまたどういう訳か雰囲気にぴったりな曲を巧く吹いてるのも不思議なことだ。次に襲われるのは底なし沼で溺れた男と若林映子。この二人はほぼ同時に襲われており、大グモが二匹いることがわかるのである。これが、淳ちゃんの物語に出てくる男爵とその娘、ということなのだろう。どっちがどっちかはわからないが、うち一匹は淳ちゃんがナイフで殺す。館を逃げ出す道の途中は沼にかかる一本橋で、一行は危なげに渡っていく。自動車にたどり着いて逃げる一行。しかし淳ちゃんの車のエンジンがなかなかかからないのも気を揉むところ。辛くも逃走する一行。クモ男爵の館は炎に包まれてアッシャー家のように崩壊するのであった。冒頭の灯台とクモ男爵の館の位置関係がわからずに悶々としたまま終劇。最後に石坂浩二曰く、「悪魔の使いとして怖れられている夜のクモにも人間が変身したという悲しい物語があります。ヒトを襲うのは人間にかえりたい一心だったのかもしれません。あなたの庭先で夜クモに出会っても、どうぞそっとしておいてください。」なんだよ、大グモが退治されて良かったって思ったこっちは悪者なのかよ。子供心にもそう思ってみていた。クモに襲われた人々も、襲われて怪我をしたでも血を吸われたでもなさそうだったのも子供心には不審で、なかなかスッキリしない回だった。しかし同時に、クモを殺すことは極力しないようになったのもこの番組の影響だったと思う。つづく。提供は武田薬品でした。
2016-10-17 [長年日記]
_ どうにも気合が入らない。気合なんかどうでもいいのだが、昨日買ったラム肉とニラ、ニンニク、白菜、白もつで鍋。キムチ鍋のもとに赤だしの味噌汁の元を混ぜたらすこぶる旨かった。
_ [特撮] 「ウルトラQ」
「第10話 地底超特急西へ」 人工生命M1号登場。人工生命、という言葉が斬新だった。時速450kmで走る超特急イナヅマ号のお披露目の日。偶然星川航空では人工生命の運搬を請け負ったのだが、あろうことか一平ちゃんがそのジュラルミンケースを間違えて持ち出しイナヅマに乗り込み由利ちゃんと合流。由利ちゃんが乗り込む前、靴磨きの少年イタチとの掛け合いがあるのだが、その話しぶりがいかにも発展中の都市・東京に生きる溌剌たるビジネス・ウーマンだ。M1号のいたずらで500kmを超えて走るイナヅマ。車止めにぶつかった拍子に、イタチ少年とM1号はなんと宇宙に放り出される。宇宙空間でピンピンしているイタチと、人工衛星のように地球を周回して「私はカモメ」とテレシコワの言葉を真似するM1号。落語のような終わり方。つづく。
_ [特撮] 「ウルトラQ」
「第11話 バルンガ」 いまさらだけど、バルンガと言う名はバルーンから来ている。エネルギーを吸い取る怪物、というよりも自然現象。最後には東京上空を覆い尽くすぐらい大きくなるが、最終的には国連が打ち上げた人工太陽に誘導されて、「本来の食べ物」すなわち太陽に吸い寄せられ宇宙に還る。「バルンガは太陽と一体になるのだよ。太陽がバルンガを喰うのか、バルンガが太陽を喰うのか…」明日の太陽はどっちなのだろうか。
2016-10-18 [長年日記]
_ 実は私は日曜の夜辺りから穢れているのである。かねてより仕掛けていた粘着式のネズミ取りに、まさにネズミがかかったのだ。以前から屋根裏をドタドタ走っていたので一匹ではなかったのかもしれないが、一匹かかったのだ。猫が何匹もいるのにネズミがいるのは、私の魔窟(=書斎)は猫立ち入り禁止だからなのだ。キルモアという名の殺鼠剤も併用していたので、もしかすると殺鼠剤で弱ったところを天井から落ちてきて引っかかったのかもしれなかった。しかしまだ生きていた。粘着剤が凶悪で、ずっとそのままにしておけばネズミは自ずから毛皮を剥いで逃げ出しそうな勢いだった。これまでにも被害が出ていたからかかったのは良かったと思ったが、しかしすっかり困ってしまった。この体長20cm(しっぽ除く。尻尾の長さだけでもやはり20cmほどあり、ネズミのしっぽは見るからに気色が悪いとつくづく感じた)のネズミをどう処理するかと言うことが大問題だった。良く聞くのはバケツに水を張って溺死させるか、粘着わなごとそれが生きているのを無視してゴミに出すか、といったあたりだった。もしも同様にネズミで困っていてわなを仕掛けようという人は、それがかかった後にどうするかもよく考えておいた方が良い。溺死させるのもそのままゴミの日に出してしまうのも私には選ぶことができなかった。大きな蓋付きのポリバケツの中にしばし罠ごとおいていたのだが、意を決して45Lポリ袋2枚重ねの中に罠ごと入れ、なるべく隙間ができないようにぐるぐる巻きにし(この段階でもかなり弱っていた)、窒息死することを期待しつつゴミの日を待ち、結局は息の根が止まっていることをろくに確かめることもせずにゴミとともに出したのだった。持った感じからはすでに活動を停止していたようではあったが…。次の機会までには、もっと簡単に死に至らしめる方法を考えておいた方が良いな、と思った。そして、このくらいの大きさの生物、しかも哺乳類ともなると、さすがに罪悪感をぬぐえないということを思い知ったのだった。よんどころない事情によってヒトを殺してしまった人の気持ちも、なんとなく想像できなくもない。動機がどういうものであろうと、一度手を掛けたならもう途中で止めても無駄なことで、あとは如何に手際良く片づけるかと言った現実的な問題を処理する他無い。そのためになら、はたから見れば残酷極まりない屍体の解体などもまさに『なされるべきこと』としてなされるのだろう。生命の保有者であったその生物のその大きさにおおむね応じて(あるいは人体の大きさとの類似度に応じてだろうか?)その命を奪うことには罪悪感が生じるのである。その中の小さなケースについては、あまり大人にならないうちに経験しておいても良いのではないか。つくづくとそう思う。
その後試しに以前食い荒らされたチーズを剥いて部屋に置いているのだが、食われた形跡はない。さしあたりこの家にはもうネズミはいないようだった。
_ [漫画] 「荷風になりたい 1」倉科遼原作、ケン月影画、小学館、2016.
新刊。ちょうど半分ほど読んだところだが、先日の「大江戸艶事大全」もあって、ちょっとしたケン月影リバイバルブームなのだ、私は。ケン月影さんオリジナルの作品は、絵の巧妙さに比べて安易なストーリーに物足りなさを感じ続けていたが、ノンフィクションであったり原作付きの作品だとずいぶんと印象が変わる。優雅で艶っぽい筆遣いではあってもほとんどテンプレートになってしまったかのような絵に、何かアフレコで全く元と異なるセリフ回しをあてられたかのような新鮮味を感じる。荷風と言う人にも大変興味が湧いた。『女帝』などで著名な原作者・倉科遼は元漫画家・司敬その人であり、私にはそちらの画風の方がなじみ深かったが、この作品を読んで原作者・倉科遼にも大いに興味を抱いたのだった。本書によれば荷風は明治の人だが、明治の世を”九州の足軽風情が経営した『明治』”と呼び、嫌っていたとある。こういう反骨は歓迎だ。もう一つ気づいたこと。ケン月影の描く女性、かなりの確率でわき毛を剃ってない。
2016-10-19 [長年日記]
_ [テレビ] 「逃げるは恥だが役に立つ」
ついさっき見たばかりなのにどこのことわざか忘れたよ(←タイトルのこと)。今日もまたガッキーはかわゆらしかった。ガッキーが好きすぎて人類全てがガッキーになって欲しい。どういう世界だ。恋ダンス覚えるかな。
_ 有村架純が「どうぶつ恋図鑑」という動画で動物女子を演じている。猫、犬、牛、カルガモ、リス、イルカ、白鳥、そしてワニ。で、自分的にどれが一番良かったかと言うと、最後のワニ。真性マゾだからな。パクッと食べられて「ごちそうさまでした」って言われたい。そのとき俺はすでに架純の胃の中だけど。さっきガッキーが好きすぎると書いたばかりなのにこの目移りは我ながら恥知らずのパープル・ヘイズだと思う。星野源の恋、ダウンロードした。キー高いけど久しぶりに新曲をレパートリーに入れるかな。
2016-10-20 [長年日記]
_ 「逃げ恥」のヒロインは森山みくりと言い、植物のミクリが由来だそうだ。これは高さ2mにも達することがありイガイガの実をつけて地下茎で繁殖する、あまり可愛くも無い植物である。最近近所が一度更地となってその後アパートを建てる工事が始まったと書いたことがあるが、その更地の時にアレヨアレヨと繁殖していたのがまさにこのミクリだった。
_ 駅の改札に向かうコンコースで一瞬すれ違ったスリムな美少女は白いブラウスでバタ臭い(←良くこんな言葉使うよ)顔立ちで明るい色のボブだった。それだけならばまあ日記にかくほどでもないのだが、その次の一瞬に激しく眼を奪われたのはその乳房の偉大さに、であった。なんか、世の中捨てたもんじゃ無いな、なんて思ったのだ。夢を諦めてはいけないんだな、なんて。俺の夢ってw
2016-10-21 [長年日記]
_ 3週ぶりぐらいだと思うが、夜ヨガ。シャバーサナで思い切り寝息を立ててしまった。星野源の「恋」の歌詞がなかなか巧妙な作りなので歌ってて楽しい。2か所くらい声出にくいところがある。練習するかな。レパートリーに入れたい曲がことごとくキーが高くて苦しい。達郎さんも永野(お笑いのじゃなくてアポジーの)さんも陽水さんも。そういうのに惹かれてしまうのだから仕様がない。もうパンが無い。焼かないと。
_ ヨガの寝息は昨夜の寝不足のせいだ。これは寝ながら福田彩乃の下ネタトークの音声聴きながら寝てたせい。なんかすごくあけすけなこと話しててピー音が一切使われない。まあいまさらセックスとかオナニーとか会話に出てきてもビビるような我ではないが、こうなると逆にちょっとは隠せと言う気にもなる。オールナイトニッポンで飲み屋の猥談をとうとうと話し続ける福田彩乃は何を目指しているというのだろう。まあ今のところまだ好きな方だけどボビー・オロゴンのものまねだけは続けて欲しいもんだ。
_ 「恋ダンス」の動画も随分何度も見てる。一番ダンスが上手なのが古田新太だったりするというのが妙に感心する。
2016-10-22 [長年日記]
_ 田部井淳子さんが亡くなったそうな。グレートトラバースに出てて元気そうなイメージだったが抗がん剤治療を受けていたとのこと。
_ 今週やりたいと思ってたのはテーブルの上の古新聞その他を片づけてスペースを作ること。2時間強ほどかけて完了。スペースができたことによって、庖丁を研ぐこと・粉を練ること・土鍋で鍋食べること・ジンギスカン鍋でジンギスカン食べること・上に載って恋ダンス踊ること・その他もう何でもできる。実に快適だ。庖丁は結構ボロボロ。小さくひびが入ってたり欠けが入ってたりするがこれでも関の孫六。チビるまで使い切りたいと思っている。そうすると庖丁を買うのではなくてもっと良い砥石を買うべきなのかもしれない。とりあえず土鍋を出してきて、悪くなりそうな鳥の胸肉2枚とマイタケ2つ刻んで投入。胸肉は間食したがマイタケが残っている。これで良いんだ。明日の朝はこれに味噌を溶いて味噌汁にするのだ。明日の晩はジンギスカンと行くかな。昼の間にパン焼きもやりたい。今回食パンにして会社のランチにサンドウィッチ持っていく計画。うひひ、楽しくなってきたぞ。逃げるは恥だが役に立つぞ。
_ [テレビ][科学] サイエンスZERO、10/16。
録画の整理してる最中だが、サイエンスZEROでイグ・ノーベル賞を扱っていたので見た。股のぞきには、遠近感を崩して遠景の距離の差を小さく見せるとともに、色調も明るく感じさせる効果があるのだそうだ。ノーベル知覚賞。そういえば私は小さな子供の頃、この股のぞきで風景を見るのが好きだった。単になんでも逆さになるのが面白かったのだと思っていたが、実際はもっと非日常的な光景を見て楽しんでいたのかもしれない。
興味深いと思ったのは「販売とマーケティングの観点から、岩石から感じられる個性を評価したことに対して」、という今年の経済学賞の研究。内容的にはブランド・パーソナリティというブランドイメージの評価法の批判的検討、ということらしいのだが、私はむしろ生命無き岩のようなものにまでパーソナリティを付与し得る人間の「共感」という習性に興味を持っている。もっともそういう研究なのかどうかは良くわからない。原論文がタダで読めるのでちょっと読んでみようかな、と。
2016-10-23 [長年日記]
_ 昨日から今日にかけてやったこと:1)ふすまパンで角食パン作る。ちょっと型が小さくてもしかするとサンドイッチには不足かも。 2)一週分の買い出し 3)ジムでトレーニング。筋力落ちてる。右肩の動きが悪くなったようなので週末外科に行ってみようかな。 3)帰宅してジンギスカン鍋を使ってジンギスカン。 4)包丁研ぎ。 5)アンテナケーブルの加工。魔窟から寝床に引き回す。これで寝不足が捗ってしまう。 6)カモミールエッセンシャルオイルとマカダミアナッツオイル、ミツロウでハンドクリーム作り。いつもはホホバオイルを使ってる。マカダミアナッツオイルは少し安いがちょっとべたつく。値段相応かな。いつもと同様の配合にしたら固めにできてしまった。 暇と気力があればそのうち画像アップするつもり。寝る。放送大学の勉強できなかった。固体物性の勉強もしたかった。
2016-10-24 [長年日記]
_ [ラジオ] まいあさラジオ。
タイトルは、NHK第一の早朝の番組で、よく聴いている。早起きの時は最寄駅に向かう坂を降りながら「らじるらじる」で聴き、坂の底に差し掛かるあたりにいらっしゃる青面金剛さま(トップページにもお姿を示しておいた)に挨拶して私の外の時間が始まる。番組の中には健康ライフという医療関係者とのトークコーナーがあり、フードファディズムのこととか療養を受けつついかに過ごすかといった話題が毎日興味深い。昨今はリンパのことを話しており、リンパ液に乗ってがん細胞だの脂肪だの疲労物質だのが運ばれていくので、リンパの流れが滞ればこれらが排出されないために人体はたちまち病気になるというわけだ。ところでそのリンパの流れを促すのは足の筋肉だ。血流もそうだが、足の筋肉はポンプの役目を果たすから、歩くと健康に良いのはそんな効果もあるのだろう。一方、筋トレの後にすこぶる眠くなる理由の1つには疲労物質が溜まっているということがある。ということは、疲労物質の排出を促すためには、歩くのが良いということになる。筋トレの後はウォーキング。これが最強なのだ…と思うので、今後心がけかつ検証してみたい。なんか倍疲れそうなのだが、実はそうではなかったとしたら面白いでは無いか。
2016-10-25 [長年日記]
_ 宇都宮の爆弾自殺は身勝手で悪意のある殺人行為・テロ行為だ。分別があるべきである老人がかかる見苦しく愚かな行為をしでかしてしまうことに、老後と言う時代への不安と悲壮感を思わずにはいられない。そして見た目イナクティブな老人であっても十分に驚異的な殺傷能力を持つということを見せつけたことによって、社会に相互不信を強く刷り込んだ。今朝がたのニュースが告げていたことによれば、彼は自らの苦境を理解してもらうためには先の相模原の凶行くらい派手なことをしなくてはインパクトが無い、と考えたらしい。かかる存在になりえるとしたら、やはり同じ人間であることが疎ましくてならない。本当はもっと手本にすべき先輩諸氏がいるはずなのに、その姿が今は私には見えなくなっている。
_ そういえば平幹二郎さんと肝付兼太さんが亡くなったそうだ。あまり感情が湧いてはいないのだが、肝付さんのあの特徴的な声を近ごろ聞かなかったような気もする。
_ うだうだ書いてるうちに「逃げ恥」始まってしまった。心をオニヤンマにして寝る。
2016-10-26 [長年日記]
_ 久し振りに水曜の筋トレ。こないだも書いたけど筋力落ちてることをまたも実感した。が、先回のトレーニングよりは多少楽に感じたからきっと徐々に回復するであろうと信じて励むかと。気になっていた肩の痛みも多少は気にならなくなってきている。
2016-10-28 [長年日記]
_ 火曜日辺りに背中が痛んでいたのが、今日は右胸のあたりに移動(?)。使い捨てカイロで温めるとちょっと軽減した。これがうわさに聞く肋間神経痛であろうか。手を伸ばしたりすると痛みを感じる。定時まで仕事をしてヨガには行かず、出来合いのもので食事摂ってひたすら寝る。土曜はどこにも出かけないつもり。
2016-10-29 [長年日記]
_ 良く寝たら痛みはほぼ解消した。今日はだらだらするつもりなんだが、せっかくマーブルの粉打ち台とか手に入れてしまったのだし、トルティーヤ生地くらい作りたい気もする。
_ さんざん気を持たせておいてディランは受賞を受諾。いっそ返上すればまた世間を沸かせたことだろうが、そういう理由もなかったんだろうか。返事を長引かせたのには迷いがあったのだろうか。何か気が抜けた感。
_ というわけでラップの生地作った。油引かないで焼くと硬くなることが判明。もしかすると生地に練り込んだ方が良いかもな。オリーブオイルとか。次はそうしてみる。
2016-10-30 [長年日記]
_ [食べ物・飲み物]おこのみっちゃん。
床屋行って買い出し行って各種下ごしらえしたのち、適当に糠床作ってサンマとニシンと白菜をつけ始めた。毎日かき混ぜるのが基本なのだろうけど今回は適度に浸かったら取り出して糠床は冷凍してみようかと思っているのだ。ここんとこ寒いから室内で漬けてもそうそうかびないと思っているんだがどうだろう。それからふすまパンミックスでお好み焼き作って食べた。お好み焼きってちょうど良い焼き加減と言うものが実は良くわからなくて、何だか中ほどが生のような感じがぬぐえないままに完食。キャベツの歯ごたえは丁度良かった。生地に包んで温野菜食べたと思えば良いのか。そういうことにしよう。野菜相変わらず高い。
_ 札幌・可否茶館からコーヒー豆が届いたのでうきうきして容器に移し替えてみたらなんかいつもより色が薄い。フレンチローストと間違えてストロングブレンドを買ってしまったのだった。旨いことは旨いけどこれじゃない感に打ちのめされる。追加注文した。届いたらストロングは全て挽いて会社用にするかなと。こないだテラ珈琲で「一番深い焙煎」と言って買ったのも可否茶館のフレンチに比べると生っぽくて自分の求めるものではないのだった。この手のコーヒーを飲もうとしたら神保町で神田伯剌西爾に行くか横浜元町の無の超高い奴にするか。少しグレードを落とすと南蛮屋のフレンチになる。いずれも微妙に遠くて日曜の午後過ぎとなった今となっては出かけるのが億劫だ。横浜の隣が札幌ならいいのに。
_ [漫画] 「逃げるは恥だが役に立つ」海野つなみ、講談社、2013.
マンガ家のペンネーム(本名だったりして…)がちょっと不穏なのはまあ仕方がないとして(たぶん3.11の辺りで改名を検討しただろうと思ってWikipediaを見ると、改名の検討はその前で、3.11の際はこの筆名だからこそと積極的にチャリティ活動を行なったとあった。このエピソードと、この画力で漫画家として堂々と?活動していることなどにはこの人のパーソナリティが良く表れているような気もする)、ドラマの原作の漫画を読み始めた。ちょっと驚いたのだが、サザエさんその他のパロディはすでに原作の中にあったのだった。それにしても主人公以外の人物の描き方はなんてゾンザイなんだろう。「闇金ウシジマくん」なんか見てても思うが、漫画の人気の秘密は画力じゃないんだなあとつくづく思い知らされた。逆にこういう絵だからこそ、誰が演じても良いということもあってウシジマくんにしろ逃げ恥にしろドラマ化されて成功するのだろう。優れた歌曲が、その詩だけ取り出すと取るに足らぬつまらないものであることが往々にしてあるように。因みに”みくり”の叔母さんの百合ちゃんは、原作では「処女のまま生理が上がった」という設定。リアルにはこういう人ってどのくらいいるんだろう、などと思う。仕方ない、続き読む。面白かった。
2016-10-31 [長年日記]
_ いたずらされたらおかしくなっちゃう。
たしかハロウィンって子供が一年に一度だけこういうこと言っても許される日だと思ったが記憶違いかもしれぬ。
夜ヨガ。スタッフが誰もつけてないのにとか言いながらインストラクタさんが悪魔の角つけて現れ、大腿の裏側をみっちりと伸ばすのを練習。このクラスに参加するようになって1年経ったろうか。最初よりはましになったとは思うが、まだまだ硬い。伸びない。ああっ、おかしくなっちゃう。でも終了時膝が軽かった。
_ うにゃ [トップ画面も新学期だね!]
_ けい [ 建物は学校じゃないですけどね。休み勉強できなかった。]