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2013-07-20 [長年日記]
_ こないだ壊れた椅子の回収が今日の朝8:00だった。シールも買ってあったのにすっかり忘れてた。次の機会は8月だ。くやすいのふwくやすいのふw
_ 石麻呂に 吾もの申す夏痩せに よしといふものぞ 鰻とり食(め)せ(万葉集、大伴家持) くじらもうなぎも食いたいときには食いたいのだが、絶滅するのならば仕方は無い。思い出したけどEELSの勉強がまるで捗ってないなー。
_ 午前中に宅配便届く。一つはここ数年季節のお便り的に送られてくる北海しまえび、今一つはボブ・ディランの「欲望」。ディランをとても好きということではないのだが、みうらじゅんの影響で聞こうという気になった。
_ [音楽][カムバック!マイ中二時代] ボブ・ディラン「欲望」
このアルバムを選んだのは、1曲目に「ハリケーン」というちょっと長い曲がある(8.5分程度)ため。最初にアルバムが発表されたのがちょうど1975年らしいので俺は中学生だった。当時曲の歌詞に触れる機会がなかったし、FMを"アイワのラジカセ"で"エアチェック"した録音テープは尺が足りなくなって後半数分程度切れてしまっていた。なんだか不正に対する怒りを歌っているようだということは気づいていた。今歌詞を追いながら聞いてみると、ある日突然起きた不正に対してどのように怒りを表現するべきなのか、その良い手本がここにあるように感じられた。怒りを制御するということが、正しく怒るためには大事なことなのだと思う。俺は正しく怒りを表現することができない。わが身中のアニマルに食い尽くされてしまうことは近年ますます恐ろしく感じるばかりだ。だからこうやって俺に代わって怒りを正しく表明してくれる存在は必要な存在だと思う。これだけのストーリーをたとえばカラオケで歌うとしたら、それはとても奇妙な行為だろう。だがシリアスでありつつもシニカルでイロニカルで幾分ユーモラスでもあるこの曲の歌詞は、絶望的に陰鬱な演歌の歌詞に比べると本当は歌うべき曲としては俺には望ましい。実在の、何人もの名前が叫ばれるこの曲が事件としてリアルすぎるために愛唱歌になることができない曲なのだ。実際の"事件"をモチーフとした曲としてこんなのはどうだろう。伝説のバンド・タイマーズの明らかに本人の事件を扱った曲(『偽善者』というクレジットが出ている二曲目)。まあこの歌詞からいえばカラオケで歌う訳にはちょっといかないと思う。怒りをあらわす曲は人前では歌いにくい。
_ [コンピュータ] TeX
久しぶりに家でTeX使って文章書いてるところなんだが、久しぶりすぎてすっかり文法忘れている。なんかコンパイルできねーなーと思ってたら、アンスコを使ってるところが引っかかってた。TeXでアンスコは下付き文字だったっけ。あへあへ〜
_ [読書][交通史] 街道の日本史10
本日届くも、新品にあるまじき汚れ具合だったので返品を試みる。この吉川弘文館のシリーズも出てからだいぶたつのでそろそろ品切れが心配だ。街道でまとめ上げた地方史というこの意欲的なシリーズは、地域から見た日本を網羅的にみるのにはとても良いシリーズと思う。歩き旅で出会う史跡と同様で、先史から現代まで通史として記述されているので、できれば地方の街道を行脚する前の背景の予習に使いたいところではあるが、なかなか読書が追い付かないのが俺の現状だ。このシリーズがあれば、ある程度までは各地方で作られた○○県史とか○○市史、町史という数が出ないのに大変な労力をかけて編纂された書物を紐解かずとも街道の歴史のあらましがわかる。でもこのままではやはり歩くべき土地の地方史を集め始めてしまうんではないかという恐れもあるのだ。とりあえず神奈川区史と鶴見区史と港北区史は我が家にはあるのである。郷土史家の人たちの努力によって、旧綱島街道などうちの近所の古道の探索が捗った。