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2013-07-28 [長年日記]
_ 日付変わった。
_ つづき。カブトロングの回。「仮面ライダーと一緒にカブトムシを取ろう」といううさんくさいバスで子供たちは高尾山に連れてこられて、強制的にショッカースクールに入れられて、昆虫博士・カブトロング(昆虫に詳しい博士という意味なのか昆虫の博士なのかが良くわからない)に教育される。子供を教育することに目をつけるとは、さすがカルト集団である。
_ つづき。カミキリキッドの回。クレジットに藤岡弘が出てこない!またしても三浦半島と思われる海岸にショッカー墓場がある。ショッカー首領は悪魔祭りにいけにえを一体捧げると一度に五体、死んだ怪人を蘇らせることができる。復活した怪人はライダーのまねをしてライダーキックを模擬してカミキリキッドにその威力を伝授したりしてる。この回本郷が不在で、仮面ライダーの声も藤岡弘の声ではなく、どうやらスーパージェッタ―の市川治。このときに藤岡弘は一時失踪していたらしい。でそれを補うべく。映画「仮面ライダー対じごく大使」で使うはずだったカミキリキッドと映画「仮面ライダー対ショッカー」オリジナルの怪人ザンギオーそして一度使った怪人を蘇らせて一斉に登場させるストーリーとしたのである。そういうことを知ると、本郷の留守にライダーキックを模擬する再生怪人サイギャングがなにか哀れを誘う。だがまた一方、自分がいなくても番組が存続しているというこの回を見てどう考えていたことだろうか。このあと一度ショッカーは壊滅してしまうのだが、それもまた藤岡無き仮面ライダーを成立させるための大技だったのだろうと思う。シリーズ最大の危機と言えるだろう。地獄大使・潮健児が復活の呪文を唱えているのを見てると悪魔くんのメフィストを思い出す。そんなわけで再生怪人はやっぱり弱い。やっつける数をこなさなきゃならないからそうなってしまうんだろう。
_ [漫画] 「あきらめず広嘉」桝田道也
桝田さんの「あきらめず広嘉」をパブーで購入して読んだ。熱が伝わってくる。それと華麗なオヤジギャグも。でもこのオヤジギャグは説得力がある。桝田さん、良いオヤジ力を装備したな。銅版画を思わせる荒れる川の描写などもキャリアの集成を予感させる傑作。予感とか書いたけど初出は2009年だった。