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けいりう堂日記

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2013-08-01 [長年日記]

_ 8月になりました。トップページの更新は明後日くらいかな。

_ [特撮] 「仮面ライダー」

アブゴメスの回。メキシコから来たの。声は市川治と字幕に出てる。こないだ(俺時間)までライダーの声をやってた人。でも実際に声を聞いてみると八代駿なのではないか?劇中、「ロンリー仮面ライダー」が流れる。六甲山ロープウェイの死闘。本郷はおそらくスタントなしでロープウェイにしがみつている。谷底が見えているシーンはどうもはめ込み合成には見えない。蓬莱峡を見て「どうです、アメリカのグランドキャニオンにも似た眺め」と地獄大使がつぶやく。決め技、ライダーニーブロック。つづく。

_ つづき。モスキラスの回。和歌山の那智地方が舞台である。今見てて気づいたが、中田嘉子(ヨッコ)と一緒に出てきたチヨコはミミ萩原ではないか。那智勝浦でおやっさん一行を迎えるのはあの大泉滉。でてくるだけでうさんくさいのがすごくいい。さて、後年文化遺産となるこの場所で何が行なわれるのかというと、ナオキたち子供の昆虫採集なのである。ブルジョアなんである。一方地獄大使は紀伊半島南端にショッカー基地を作らんとこの地に潜んでいた。怪人モスキラスは大門坂で坊さんに化けて一行を待ち受けるのである。そして那智大社戦闘が始まってしまう。向こう側に那智の滝も見える。文化財を荒らすなよ…。駆けつけたライダーは、なんと2号だった。連れ去られたナオキたちに対してライダーガール達のすることは、なんと神頼みwwwそこにちょうどモスキラス扮する僧がやってきてガールズを拉致。本郷と滝もやってきた。一行は撮影後は観光を堪能したことであろう。連れ去られた一行は温泉漬けにされている!抵抗のできない本郷はモスキラスに血を吸われてしまう。そのピンチに一文字ライダーも駆けつける。2人ライダーが戦っているのをみると安心感があるなあ。モスキラスとライダーはつり橋の上で死闘を展開。決め技はライダーダブルキック。地獄大使はのんびりと瀞峡下りで逃げていくのである。次回、「ダブルライダー倒せ!!シオマネキングにチャンネルをあわせようではないか、ふわはははは!」と地獄大使さんがおっしゃっておりました。つづく。

_ つづき。今回も和歌山。シオマネキングの回。シオマネキングはアヒアヒーと叫ぶ。なかなかの造形だ。釣りに来た海洋学者をさらい、ショッカー基地の開発に協力させようとするのである。チヨコはお菓子ばっかり食べている。滝は博士の妻子を保護せんと太地町のくじらの博物館に行く。ここは俺外からしかみたことないんだ。博士の子どもは博物館の水槽の中にシオマネキングがいるのを目ざとく見つける。こんなのあったらだいぶびっくりするだろう。途中博士の妻子を連れた滝がシオマネキングから逃げるのにケーブルカーを使っているが、これは浦島温泉に昔あったものであるらしい。決め技:ライダー返しからのライダーダブルキック。地獄大使の南紀への野心は崩れ去った。つづく。次回も見ようではないか、ふわはははは!(と、潮健児さんがおっしゃっていました)

_ つづき。少年仮面ライダー隊が結成された。隊長は滝。通信係はハト。滝曰く:「隊長と呼んでちょうたい」。嘘です(赤塚不二夫のギャグです)。こうやって半ズボンのショタを集めていかがわしい任務に就かせるのである。ヒントは少年探偵団なんだろうなー。そういえば俺そっちもちゃんと読んでないや。さて、今回の怪人は吸血鬼・シラキュラス。このおぞましい造形は何がモチーフなの?虱かな?改造人間手術には子供の血が最適とのことで子供を狙っている。シラキュラスに血を吸われたものは影を失ってしまう。これは伝説の吸血鬼そのものだ。影が映らなくなるなんて、どうしてそんな難しいことができるのだろう?チヨコは今日もお菓子食べてる。一方油断した滝はシラキュラスの手先にあわやなりかけるもライダーに救出さる。少年ライダー隊はショッカーの血液採集車を探す。その行方を知らされた1号はサイクロン号の翼を使って大ジャンプで先回り、荷台のほろに乗ってショッカー病院に潜入した。シラキュラスの解毒剤を見つけて戦闘に。決め技はライダーキック。それにしても少年仮面ライダー隊のフィンガーサインは変なの。ローラがほっぺ膨らましてやるVサインかなんかわかんないあれにそっくり。つづく。

_ つづき。バラランガの回。いきなりやられる滝を見つけた少年ライダー隊はハトで本部に連絡。バラランガの刺には怪しい麻薬が仕込まれている。直接体にはいると脳が狂わされるらしい(IQ600の本郷の分析による)。場面変わって滝の連れ去られた洋館・バラ館。いい建物だなー、どこなんだろう。館の女からバラをもらう滝。この女も鏡に姿が映らないのだが、どんな光学迷彩なんだろう。さて、バラ館に本郷到着して戦闘となる。本郷のキックもなかなか美しく決まる。劣勢となり一時身を隠すバラランガ。バラランガの毒牙は少年ライダー隊員たちに転じる。また滝もバラランガの手先となって本郷を襲う。信頼を逆手に取るとは卑怯千万なる手段だ。滝と少年たちは正気にかえり、本郷の作ったバラランガの毒を無効化する薬を注射してバラ館に逆潜入。滝を取り込んだと信じ込んだ地獄大使とバラランガ(人間体)だが、なんとショッカー首領に見破られるのだ。首領の能力は計り知れない。ここで滝とバラランガたちの戦闘が始まる。少年隊も駆けつけ、本部に連絡。連絡係はハト。ライダー1号も駆けつける。決め技はライダースクリューブロック(敵の腕をとって振り回して木の幹にぶつける地味な技)。つづく。

_ つづき。シードラゴンの回。オープニングはサイクロンが翼を出してロングジャンプするシーンを含んでいる。怪人シードラゴンはモンスターの缶詰から生まれるんである。明らかにシーモンキーという豊年エビか何かのような商品をヒントとしているんであるが、映像に出てくるのはどう考えてもタツノオトシゴ。タツノオトシゴ自体がとても魚とは思えない異様な様なのだが、それをさらに怪人にするとなぜかインパクトが今一つ。しかし少年に消火器で撃退されたりなんかして大して強くないようにも見える一方、電撃で道路工事関係者を餌食にしたりもしている。シードラゴンは3体いるのだが、同時に3体は出てこない。2体目(シードラゴン2世)に図られてとらえられた本郷はあわや悪の権化に作り替えられんとしている。地獄大使自ら木工用ドリルを手にして頭蓋骨に穴を開けようとしているが、そのコードをしっかり本郷が握っていた。どうやら本郷のほうが1枚上手で、アジトに潜入するためにやられた振りをしていたということだ。ああ、痺れるぜ。格闘の末、シードラゴン2世はその木工用ドリルで穴ぼこにされて果てる。次はシードラゴン3世の登場だ。どう考えても1体を3回使ったに過ぎない。こういう演出は多少目新しいが、あまり効果的であるとも思えない。3体の違いがあまり大きくないからだ。今回の決め技、なんとライダーパンチ。やはりシードラゴンは弱かった。つづく。

つづき。イモリゲスの回。少年仮面ライダー隊員の苦悩が表現されている。トオルちゃん仮面ライダー隊に入ってからちっとも遊んでくれないじゃないとか女友達に言われてる。少年仮面ライダー隊なんて真っ先にショッカーに目をつけられて囚われて、子供番組にあるまじきひどい目にあわされるにきまってる。俺が地獄大使ならそうするだろう。地獄大使の今回のターゲットは伊香保の牧場の地下に飛行場を作ること。こんなところに目をつける地獄大使はこないだの紀伊勝浦といい、日本の温泉地にはよほど恨みがあるらしい。地獄谷にさらわれた人質たちを救いに現れたのは縞の合羽に三度笠の滝。ライダーキックを浴びてもまだ死なないイモリゲスは意外にしぶとい。ライダースクリューキックを浴びてもまだ…と思いきや立ち往生で爆死。つづく。

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

_ うにゃ [実家でみんなとみてるのかな?]

_ けい [みんなはおとなだからボクひとりでみてるんだい。えい、とてもめずらしいニホンカモシカのおしり!]


2013-08-02 [長年日記]

_ 今朝の北海道はすごく涼しい。

_ [特撮]「仮面ライダー」

ウニドグマの回。造形がなんというか…ウニの殻が砕けて中の卵巣が見えた状態を怪人のデザインにするとはなんと奇抜な。今回ショッカーのアジトは墓場の地下だ。それがまたあろうことか立花家の墓所なのだ。墓所に現れたおやっさんをみてショッカーは、自分たちを監視しに来たのだと思い込むのである。なんと素朴なのだ、ショッカー。異変に気付くおやっさんは本部(少年仮面ライダー隊の、だぞ)に「故郷は身も心も洗われて"2Z4"だ」と暗号で通信する。中田嘉子のミニスカートが初々しくてGJだ。"2Z4"="われショッカーを発見せり"である。その知らせを受けて現場に向かう本郷と滝。そこで本郷はウニドグマとは違うもう一人の怪人らしきものと格闘となる。「ショッカーの改造人間!」「そうかな、そう見えるかな?」「するときさまは何なのだ!」「さあ、何かな?いずれ正体を教えてやるわ」この禅問答は何なのだ。滝は滝で、両親がウニドグマの犠牲となった子どもを無理矢理少年仮面ライダー隊員に任命するのである。ところで50年ばかり日本語を使い続けてたのに今突然気付いたが、"無理矢理"って何だ?ギアッチョ風に言ってみるぞ。『無理矢理』・・・ってよォ〜〜『無理』ってのは、わかる・・・ スゲーよくわかる。「理(ことわり)」が「無い」ってことだからな・・・だが、「矢理」って部分はどういうことだああ〜〜〜っ!?「矢」に「理」があるかっつーのよーーーーーッ!ナメやがってこの言葉ァ、超イラつくぜェ〜〜〜ッ!!矢に理があるなら弓にだってあるはずじゃあねーか!弓理矢理とか言って見やがれってんだ!チクショーーッ!どういう事だ!どういう事だよッ!クソッ!矢理って、どういう事だッ!ナメやがって、クソッ!クソッ! …こういうことだ。そんなこんなで墓地で戦闘が始まってしまう。死者の霊所を侵す不遜な行為である。戦闘の舞台はいつしか砂浜に。決め技:ライダーきりもみシュート。ところ変わってショッカーのアジト。地獄大使は謎の怪人を首領に見せられてうろたえる。ちなみにオープニング見るとこの"怪人"はガニコウモルという名であることが分かる。次回、地獄大使の恐怖の正体がわかる。つづく。

_ つづき。ガラガランダの回。ガラガラ蛇がやってきた。ガラガランダが作戦行動に出たとたんにライダー出現。ショッカーに内通者がいたのである。首領はその裏切り者を地獄大使だと決めつけ、彼を監禁する。ところかわり少年仮面ライダー隊本部には登録していない伝書鳩が。首領からの、地獄大使処刑のご招待なのであった。先の内通者を地獄大使とみる本郷は地獄大使を救出せんと、誘いに乗る。その裏で滝がショッカーアジトに潜入。地獄大使は本郷に、立会人となってくれたことを感謝し、本郷もまた立会人となったことを光栄であるという。処刑はギロチン。だが執行直前に滝の煙幕による援護で本郷と地獄大使は逃亡。追手の戦闘員と戦う本郷を地獄大使は気遣う。自分も知らない怪人がいる。その不信感が地獄大使をして裏切り行為に走らせたのだという。なかなかに複雑なストーリーとなっている。本郷が変身ポーズをとるときに片腕をあげると前腕筋群がナイスカットなので魅せられる。本部に連れてこられた地獄大使。「ではお世話になる」となかなかの紳士振り。本部のみんなは不振をぬぐえない。ゾル大佐は狼男、死神博士はイカデビル、地獄大使も何かの改造人間なのでは、と。その予感は完全に的中。地獄大使自身がガラガランダだったのである。今回はじつに凝ったストーリーだ。そうと知らずにガラガランダは砂漠の蛇だからと浜松の砂丘(こんなところがあったのか!中田島砂丘という)に向う本郷と滝。そこに地獄大使の罠に落ちて胸から下を砂に埋められたおやっさんとガールズが。「わめけ、くやしがれ。さあこれから本当の死刑執行だ」と絶好調の地獄大使だが、本郷たちもすでに砂丘に爆薬を仕掛けていた。裏の掻きあいの末、ライダーとガラガランダの格闘に。しかして好敵手地獄大使もライダーキックに倒れる。「ショッカー軍団万歳」を叫び爆死する地獄大使。ここにショッカー日本支部は放棄された。次回、新しい恐ろしき組織の登場である。つづく。

_ つづき。ショッカーはアフリカの秘密組織ゲルダムの力を取り入れて「ゲルショッカー」となる。ところ変わりとあるキャンプ場。女の子たちが食事の準備をしている水場に、ガニコウモルに追われるショッカー戦闘員があらわれる。テント付近にも処刑された戦闘員たちがつるされている。その死体を調べようと本部に持ち帰ろうとする本郷たちに、青い全身タイツの戦闘員が襲いかかる。ガニコウモルも登場。ゲルショッカーの成り立ちを語るガニコウモルに滝がはき捨てる:「名前を変えれば強くなると思っているのか!」製作側からも「それは言うなよ」と声が漏れていそうだ。。。ゲルショッカー戦闘員は確かにショッカー戦闘員よりも強いようだ。戦闘員の死体は城南大学(本郷の母校)にうつされるが、ガニコウモルがそれを始末しにあらわれる。その様子を死体安置所に潜伏して見ている本郷。肝が据わっている。ライダーとゲルショッカーのオートバイチームの戦闘。世界各国のトップレーサーが悪堕ちというか闇堕ちした者たちなのである。ゲルショッカーの結成式の行われる猿島には日本軍の要塞跡が本当にあるのだが、この回に描かれた島全景はなんとも異様な形の要塞島である。一度行っといたほうがいいな、ここは。そしてブラック将軍も登場。お、左手がドリルだ。これはどんな使い方をするのかなーwガニコウモルと相打ちとなるライダー。次回や如何に!?つづく。

つづき。こんにちは、ブラック将軍こと丹羽又三郎でーっす。サソリトカゲスの回。なんかこの怪人の名前、「わにとかげぎす」に似てますね。ワニトカゲギスって深海魚の名前なんですね。今回は佐々木功さんも出ている。さて、ガニコウモルと相打ちとなったライダーを案じてがちしょんぼり沈殿丸な少年隊本部の面々。だがここでやっぱりおやっさんは何かおやじの小言的なことを言うのだ。鼓舞される面々。そこに最悪のタイミングで時限爆弾付きの花輪がブラック将軍からとどき、滝が負傷。なんて陰湿な奴なんだ。こいつはときどき左目がピクリとするのがなんかいいな。佐々木さんは、釈放されるショッカー科学者の一人として登場。懐に何かを忍ばせてバスに乗り込む。バスの中はどこかの会社の慰安旅行みたいになってるが、彼らは殺人作戦の実験台となったのだ。サソリトカゲス登場。彼は酸欠ガスというのを武器として「ソーリーーーー!」と巻き舌で叫ぶ。独り佐々木功だけが懐に忍ばせたガスマスク(w)で一命を取り留めたのである。一方佐々木さん(峰というのが役名)の奥さん。おお美人wそこに現れる包帯だらけの男→本郷さん。サソリトカゲスとの戦闘となるも、まだガニコウモルとの戦いの傷が癒えていないため本郷ライダーは一時撤退。ブラック将軍は東京一千万人を酸欠ガスで窒息させる代わりに本郷の引き渡しを要求する(現在は1300万人)。サソリトカゲスの造形はちょっとさそり男に似てる。弱点は背中(峰先生が教えてくれた)。ライダー反転キックを受けて滅びる。 つづく。

つづき。クラゲウルフの回。クラゲとオオカミの合成人間で、甲高い声で「クーララー」っと叫ぶ。おまえはハイジか。この怪人は吸い取った電気を体内でプラスとマイナスに分離して放電を起こすことができる。このようなモチーフは確かサイボーグ009でも使われてた。どうでもよいが電気クラゲは電気出さないからな。一方少年隊の本部では相変わらずチヨコがパンを食いまくっている。さて、クラゲウルフの犯行を目撃した少年がゲルショッカーの戦闘員に追われる。たまたま出くわしたミツル(少年隊のメンバー:少年隊っていうとヒガシのそれか二本松のそれになっちゃうから誤解を招きそう)が少年の身代わりとなって逃げる、そして捕まる。そこに本郷・滝到着。戦闘開始。本郷はクラゲウルフの放電を受けて悶絶する。形勢不利とみて本郷ライダーは撤退。ここ何度かこういうことが多い。ゲルショッカーの怪人の手ごわさを窺わせる。クラゲウルフはおやっさんの親友の中村さんに化けて少年隊本部に。彼の付近は電気機器の異常が頻発するので本郷に正体がばれてしまう。自らを立てとして皆を逃がす本郷は再び電撃を浴びて心臓停止する。クラゲウルフは喜んで勝利の雄たけびを発する。クーララー!クラゲウルフは勢いづいて新宿駅爆破作戦を始めんとする。おお、山手線の車両が古い。そこに本郷ライダー到着。彼は自分の心臓を止めて仮死状態を装うことができたのだ!承太郎さんのような技を使う。再三放電を受けるもライダースイングとライダーきりもみシュートでクラゲウルフ死亡。クーララーー!つづく。

_ 北の穴場。

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茂ラーメン。また来ることができて嬉しい。

おやじ殿もお元気でした。多彩なメニューにいつも迷う割には、ゴロ味噌ラーメン一択になってる。イカの切身も入っているのが新時代を感じさせた。また来たい。しばしさらば、札幌。北海道。


2013-08-03 [長年日記]

_ 久しぶりに日の出桟橋から船で浅草へ。

画像の説明 これに乗ったのではなかった。でも数々の橋を裏から覗くのは楽しい。
画像の説明 待乳山聖天。ここは聖別された場所でありながらかすかに猥雑な香りもあって(あくまで主観)わりと気に入ってる場所。大根と巾着はそれぞれ無病息災と金運のシンボルという説明がなされているが、俺にはそれぞれファリックシンボルとヨーニックシンボルであるという考えの方が信じられる。

_ そのあと観音様に詣でたりもんじゃ食べたり神保町で珈琲飲んだり、まあ普通と言えば普通の土曜であった。意外に涼しくて良し、だった。

_ [漫画] 「水木しげる漫画大全集054,066」

「貸本版河童の三平 下」「幽霊艦長他」の二冊。毎月三日はゲゲゲの日。読むのこれから。

_ [アニメ] 「機動戦士ガンダム記録全集全五巻+台本全記録」

古本屋から購入。割と状態良かった。これは結構欲しかったんだよねー、昔。でもそんなお金なかったから今買ったの。これが出た当時にガンダムがここまで生きながらえるとは思いもよらなかった。


2013-08-04 [長年日記]

_ [特撮] 獣電戦隊キョウリュウジャー

弥生ちゃんの変身ダンスが可愛かった。レギュラー出演ではないようだな。

_ [特撮] 仮面ライダーウィザード

今回はグレムリンのシリアルキラーぶりが出てておもちろかった。しかしそんなグレムリンも白い魔法使い=笛木の前では小物に過ぎない。今回が第47話。10月から仮面ライダー鎧武(ガイム)という新番組が始まる。

_ スパムメールはとどまるところを知らない。だが時としてあまりにも釣る気の無いメールが来て度肝を抜かれることがある:

あぽっ 
おばんでございます。 
ジャイアント馬場です。 
突然こんなこと言われていたずらだと思われるかも知れませんが 
私はジャイアント馬場です。 
世の中の人は私が死んだと思っていますが実は生きてるんです。 
プロレスの不人気で借金がかさみ死んだことにして借金を踏み倒す
しかなかったんです。 
でも死んだことになっている以上日本にはいられませんので今、パ
プアニューギニアでひっそりとチューリップの造花を作る内職をし
ていますが日本へ送る送料が高くて利益が出ません。 
そこであなたにお願いがあるんです。 
パプアニューギニアでプロレス興行をしてもう一花咲かせたいんで
す。 
だからこちらに来て悪役レスラーになって下さい。 
絶対痛くしませんから。 
一緒にスターになりませんか? 
いい返事を期待しています。
あぽっ

_ [特撮] 仮面ライダー。

暑いからお部屋で特撮見てる。雨でも降らんかな。イノカブトンの回。こやつは黄色い粉を吹いて人を発狂させるとともに「角えぐり」という攻撃でライダーに深手を負わせる。怪我を押して戦うライダー。こういう時に2号は一体何をしているのか。戦っている最中におやっさんがふらふらとあらわれてライダーの邪魔をする。だが、おやっさんは正気だった。隙をついてイノカブトンの角を切り落とす。昭和ライダーたちは精神力で戦う。原理がわからんがイノカブトンはとげだらけのタイヤのようなものに変化して立ち向かってくるがサイクロンアタックで滅。次回、石森先生が初監督でイソギンジャガー登場。演技指導してる映像が流れる。ゲルショッカーにとってはちとしゃくだが、面白いぞ。と、ブラック将軍も言っている。つづく!

_ つづき。イソギンジャガーの回。海からやってきた黒づくめの男。これがどうやらイソギンジャガーである。この造形はおぞましいなあ…。石森先生は釣り人としてあらわれ、イソギンジャガーの最初の犠牲者として死亡する。と場面代わってこの釣り人石森の娘があらわれる。カツラギマキさんという。何この人美人。山田圭子、のちに丘野かおりという人で、ウルトラマンレオにはレオの人間体・おゝとりゲンの恋人役で出てる。そうですかー。そのうち見ることになるだろう。マキちゃんは捕らえられ、チョコと滝は本部に連絡。連絡手段はハト。おやっさんは全国の少年ライダー隊員に協力を要請。その連絡手段もハト。だからものすごい数のハトが一斉に飛び立つ。素晴らしき哉、石森演出。ハトの数からみても全国に100人は隊員がいるのではないか。日本の中だけならゲルショッカー以上の組織かもしれない。しかし隊員の協力で発見されたイソギンジャガーの乗るラリー車の連絡が伝わるのはやけに早かった。これもハトで伝えられたのだろうか?ラリー車が派手な塗装をされているのは、実は少年たちに見つけられやすいようにというイソギンジャガーの計略だったのである。イソギンジャガーを追うライダーは地割れや爆発など様々な罠をかいくぐる。そこにゲルショッカーのバイクチームが登場。彼らの接近とライダーのアップが無音で交互に映される。素晴らしきかな、石森演出。だがイソギンジャガー触手隠れとかイソギンジャガーの毒水とか、イソギンジャガー必殺触手締めとか技の呼び方がダサすぎる。ダサすぎるかな、石森演出。激突する二者。そしてなぜか波打ち際の岩場に、漂着したキューピー人形のアップ。意味不明かな、石森演出。空撮がかなり効果的に使われている。と、ここでわかったこと。マキのお父さんは冒頭殺された釣り人ではなく、なんとイソギンジャガーその人であった!彼の頭部には変身装置が仕込まれていると見抜いたライダーは「ライダーポイントキック」でポイント攻撃。駆け寄るマキ。襲いかかるイソギンジャガー。だが間一髪、変身が解けマキのお父さんは人間体に戻る。めでたし。めでたきかな、石森演出!ラスト、「ゲルショッカーの恐ろしさは戦争の恐ろしさと同じだ」とナレーターが言う。サイボーグ009でも良く使われた反戦的な表現だが、石森作品においてはこれが"落ちを着ける"ために使われているという面もあるのではないかと思う。このことは今後石(ノ)森作品を見ていく中で検証していくべきことだろう。つづく。

_ つづき。アイスティー飲みながら札幌でお土産にもらった干し納豆食べてると止まらん。汗も止まらん。でもこれなかなか旨いしおやつにも非常食にもよさそうだ。自作するのは難しそうだしな。さて、ウツボガメスの回。彼は殺人スモッグを吐く。だが、そのテストは失敗。ヘドロを食べないと調子が出ないらしい。特に「2年前(1970年)の田子の浦の最も汚れたヘドロ」がお気に入りとのこと。なんかおいしそうなものみたいに思ってしまうではないか。この田子の浦のヘドロの問題は1970年に起こり、以後映画「ゴジラ対ヘドラ」やスペクトルマン(宇宙猿人ゴリ)第1−2話のヘドロンなどでも怪獣のモチーフとなっている。仮面ライダーに限らず、このように社会的に悪とみなされるものを敵方に結び付けることにより、主役側の正当性を印象付けるということもヒーローものにおいては良く行われることだったのである。ウツボガメスは(ブラック将軍曰く)「田子の浦の3000ppmのヘドロの中で生まれ育ったウツボとウミガメの合成改造人間」ということだ。3000ppmって何の濃度が3000ppmなんだ?さて、そんな最高級のヘドロを創るために公害の研究者である岡崎を拉致するウツボガメス。なんと首が体から離れて相手にかみつく!死ぬだろ、普通。もはや妖怪。最高級のヘドロを食したウツボガメスの殺人スモッグの威力は絶大。岡崎さんはゲルショッカーに操られており、戦闘中に本郷を後ろから棒で殴る。これにショックを受ける藤岡弘の芝居の大きいこと!首を失っても戦い続けるウツボガメスのしぶとさ。だがライダーキックの前に散る。次、ワシカマギリ登場。つづく。

_ つづき。本郷一行は大室山に来ている。撮影の際には一行に「今回は伊豆ロケです」「わーい!」的な会話があったのではないかと。チョコは相変わらず食べまくりだ。その山頂で望遠鏡を見ていてゲルショッカーを目撃した少年の乗ったバスがワシカマギリの人間狩りに遭う。狩った人間は保存しておいて必要な時に改造できるというリソース戦略。少年と父親はうまく逃げおおせたものの山小屋で父が囚われる。一人残った少年のもとに本郷があらわれ、少年を救出。一方ゲルショッカーを探っていた滝は罠に挟まれて動けない。ユリが救おうとするもそこにワシカマギリ登場。あわやというときにライダーが登場。一撃で罠を破壊する。この罠って大型獣を狩るトラバサミなので罠が外れてもかなり痛いだろう。つり橋で戦うライダーとワシガマキリ。ライダーは海に突き落とされるも一命取り留める。ワシガマキリも緑の血を流しながらアジトに戻る。その血をたどってアジトに潜入した本郷。ブラック将軍とワシカマギリは泡で固められた少年の父を還元して改造しようとする。それを目撃した本郷には、自らの改造手術の記憶がよみがえり、怒りを新たにする。ワシカマギリは鎌を切り離して飛ばすことができる。これがぶつかると首が刎ねられてしまうのだ!ウィザードリーのマンティス並みの能力だ!だが本郷は首を刎ねられることなく勝利。つづく。

_ つづき。クモライオンの回。日本を支えている主要人物を暗殺する計画。少年ライダー隊の女性陣は今回ベージュの制服らしきものを着ている。いつものチャラい感じが一変して新鮮だ。クモライオンはビニル紐を吐きだして攻撃するのだ!ライオンの体力と蜘蛛の能力を併せ持つ怪人。もともとの改造人間が、ヒトの能力にほかの生物の能力を併せ持たせるというコンセプト(仮面ライダーはバッタの能力というように)なので、ゲルショッカーの合成改造人間は、そのコンセプトの素直な延長ということになるだろう。デストロンとなると生物の範疇を越えてしまうのだが。ところでビニールひもっていう呼び方が正しいかどうかネットで調べてたら「探偵ナイトスクープ」のビニールひも事件にヒットしてしまってちょっと陰鬱な気分だ。そうこうしているうちにおやっさんのところにも暗殺予告状がくる。おやっさんは「それじゃあお寺に予約でもしとくかな」と余裕ぶっこいてる。張り番する本郷と滝。しかし予告時間になるとおやっさんの名前が予告状から消え、本郷のそれに代わる。凝ったことをする。処刑は明朝6時。催眠ガスで眠らされている間も変身は解けない。と、処刑室の床と天井に大きなとげが生えて次第に挟まれていくライダーと予告状配達人。だが死んだのは後者のみ。ライダーは針を折って処刑を逃れたのであった。ゲルショッカーの読みが甘すぎる。決め技はライダーフライングチョップ。仮面ライダーにとって敗れることは許されないのだ!予告編は本郷と塚田監督による。つづく!

_ つづき。ネコヤモリの回。黒猫となるとどうしても怪奇というキーワードがついてしまうのだ。入江たか子の影響は測り知れない。猟奇的な雰囲気の画家が自分の血を絵具に混ぜて黒猫の絵を描いている。その絵からネコヤモリがあらわれる。叫び声はニャー。猫だけにな。導入はまるでひばり書房階段シリーズだ。今回もガールズはベージュの制服。おやっさんも制服のようなジャケットを着ている。今回滝は西熱海ホテルで開催される世界平和会議で警備、ということだ。本郷の部屋にもいつの間にかくだんの絵が置かれており、その絵からネコヤモリ登場。こいつは自由自在に絵を出入りできるのである。ネコヤモリの正体は画家自身であった。この画家の住処は蔵を改造したもののように見える。江戸川乱歩気取りである。あれ、乱歩のこの逸話は作り話だったかな。アイキャッチのあと、滝のいる西熱海ホテルにて。ここにまたくだんの猫の絵が飾られる。ネコヤモリが絵に乗り移るのにかかる時間は2分。80キロ離れたところにいる本郷は駆けつけても間に合わないだろうというのがネコヤモリの読みだ。本郷は敵に対峙するときは自分を「私」と呼ぶ。さて、本郷をひとしきりいたぶっておいてからネコヤモリは伊豆に飛ぶ。非常に鋭い洞察で、本郷はネコヤモリの狙いが平和学会であることに気づくが一瞬遅かった。滝が応戦するも、ネコヤモリは強い。仮面ライダーに変身した本郷は、サイクロン号のグライディングを利用してショートカットする。だが伊豆の戦闘始まってからおそらくせいぜい30分ほどの間に移動するというのはやはりちょっと早すぎると思う。まあ関東に住んでないものなら距離感がわからずあまり不審に思わないのかもしれない。西熱海ホテルというのは来宮のあたりに2005年まで実在したホテルである。戦い終盤となって初めてヤモリの能力?が発現。「ヤモリ吸盤」がライダーのエネルギーを吸い取る。これは何のSEもない「もっぱら演技力に依存した特撮技術」で表現される。猫のインパクトに作品全体が引きずられてしまって、ヤモリの属性にあとで気が付いたと読めば読めるような展開だが、あまり効力を発揮することなく滝のサポートでライダーは勝利。戦いすんで画家が元に戻るというハッピーセットのおまけつきで終了。つづく。でも俺は今日はもう寝る。


2013-08-05 [長年日記]

_ 参った。また英会話の振り替えを忘れてた。休み直前にスケジュール入れたのがやはり良くなかった。お盆休みなどもあるので次のクラスはずっと先になってしまう。風呂入って仮面ライダーなんて見てる場合じゃなかった。でも今日はまた結構疲れてしまってたし、どのみち無理だったんじゃないかという気もする。

_ [特撮] 仮面ライダー

カナリコブラの回。カナリコブラ曰く「逃げられはせん。蛇ににらまれたカエルという言葉を知っているか!」。カナリアに化けて獲物に近づいてから正体を現わすというちょっとあざとい怪人。下半身が鱗に覆われててちょっと色っぽい。ライダーとカナリコブラが戦っているところに突然ネズコンドルが乱入。だがカナリコブラはネズコンドルの協力を拒む。ネズコンドルは滝が相手することになるのだが、これは滝が無謀である。カナリコブラはライダー月面キックに倒れる。ネズコンドルに投げ飛ばされる滝。どうなるのか!?つづく。ええっ!エンディングはロンリー仮面ライダー。良い曲よね。この回からやっとクレジットに子門真人の名が。これまではずっと藤浩一だった。意外な感じもあるが。芸名の子門は彼のクリスチャンネーム・シモンから。


2013-08-06 [長年日記]

_ [特撮] 仮面ライダー

ネズコンドルの回。先回からのつづきで、滝がネズコンドルに投げ飛ばされるところから。ネズコンドルは東京中にペスト菌をばらまこうとしている。やりかたは、一人にかみつくと連鎖的に増えていくという吸血鬼方式。相変わらず原理がわからないのだが、吸血鬼映画の特撮番組への影響というものもさらっておく必要がありそうだ。科学力をもって世界を征服しようという組織がいつのまにホラーな存在となってしまったのか。ブラック将軍のウインクが嫌な感じ。本郷は驚異的な洞察力で、少年ライダー隊員が持ち帰ったハツカネズミがゲルショッカーの罠であることに気づく。さすがIQ600。ペスト菌にはすでにワクチンが作られ、ネズコンドルは顔に嘴、そして猛禽の爪を備えたマイナーチェンジがほどこされて再び暴れ始める。しかしこの番組見ると、ペストってどんな病気なんだって思ってしまうよな。ネズコンドルの新しい細菌の二次感染がどんどん広がっていくなか、本郷はそのワクチンをあっさり完成させる。さすがIQ600。しかし変身前の本郷はネズコンドルと戦い左目を負傷。目の表面に傷がついただけと本人は言っている。決め技:ライダー月面キック。しかし本郷は視力を失ってしまった。そこに完成したワクチンを持ってきたおやっさん。「これでお前の眼も治るぞ」えー。原理わからないままつづく。おまけ。たまたまDVDの録画にスマイレージのPVが入ってた。一分間に40回くらいパンチラしてるぞ。こっちも原理がわからん。

_ つづき。ムカデタイガーの回。ゲルショッカーは少年仮面ライダー隊に対抗して恐怖学校を開校、手先となる子供を少年ゲルショッカー隊として養成する。子供たちは丹沢地区から集められた。どういうことよ。本郷・滝は彼らと戦うこととなる。ライダーキックはムカデタイガーのムカデパンチに封じられた。その先頭の間に本部はすでにゲルショッカーの手に落ちていた。華麗なる悪落ち。少年ライダー隊はそっくり少年ゲルショッカー隊となってしまう。負傷した本郷が落ち延びたのは、まだ手の伸びていない少年ライダー隊の一員の家。本郷の潜伏する小屋に火がかけられる。本郷は地下倉庫を見つけてそこに逃れる。ゲルショッカーには「鉄の掟のゲルパー薬」というのがありこれを一度飲むと3時間ごとに飲まなくては死んでしまう。だがいつの間になのだろうか、それを子供たちに投薬するのを仮面ライダーが阻止。そこに少年ゲルショッカー隊員となった滝があらわれライダーと対峙。それを退けても子供たちを盾に取られてライダーは抵抗できない…はずなのになし崩し的に戦闘が始まり、ライダーハンマーキックを浴びせるも、ムカデタイガーは子供たちに砂防ダムから飛び込むように命令。しかし彼らが飛び込む前にムカデタイガーと仮面ライダーは相打ちとなる。そしてゲルショッカーにはニセ仮面ライダーが!つづく。

_ つづき。ハエトリバチとにせ仮面ライダーの回。ハエトリバチは「ジグーッ!」と叫ぶ。そこにあらわれたライダー。しかしグローブとマフラーが黄色い。これがショッカーライダーだ。一方、今明らかになったのだがアンチショッカー同盟という反ショッカー団体というのがあり今回のゲルショッカーの狙いは、アンチショッカー同盟が嗅ぎつけたゲルショッカー首領の正体のデータを削除することである。一方、本郷の帰らないライダー隊本部ではおやっさんが寂しそうにサイクロン号の手入れをしている。そこにアンチショッカー同盟からの連絡。竹山埠頭で会う両者。アンチショッカー同盟の小暮は一瞬マツケンに見えたが、これは上野山功一という役者。ゲルショッカーと戦う団体は民間なのである。場面代わり本部にはくだんの黄色いマフラーのライダーがあらわれ、一同は安堵する。首領の情報を受け取った滝と(ニセ)ライダー。一方ハエトリバチと対峙する本郷。生きてた。データを受け取ったニセライダーは首領のデータを消そうとする。このデータ媒体がなんか妙な電気コードのたくさんついたカプセルである。うーん、一種の電子デバイスなんだとは思うのだが…原理わからん。そして2人のライダーの戦い。能力は互角に見える。このニセライダーはいわばライダー3号というべき存在で、悪役ではあっても本郷・一文字に続くライダーなのである。サイクロンが伊豆の道を並走する!ニセライダーのシューズには剣が仕込まれている。ハエトリバチも合流して2:1の勝負。ライダーキックは相打ち。トランポリンを使った特撮が冴えている。本物ライダー危うし!つづく。


2013-08-07 [長年日記]

_ 元気なしでがちしょんぼり沈殿丸だよ。

_ [特撮]仮面ライダー

つづき。前回の絶体絶命から。本物のテープを持ってきた一文字。彼の指摘でようやくショッカーライダーの黄色いマフラーに気づくおやっさんたち。さらに6人のショッカーライダー登場で、すごく複雑な回。

_ つづき。6人のショッカーライダーに加えてナメクジキノコというゲテモノ料理の名前のような怪人が登場。ライダー車輪、原理わからんうちに本物ライダーの勝利。おやっさんのこれまた原理不明な特訓の成果なのだ。

_ つづき。ガラオックスの回。水素の50倍の威力をもった悪魔の霧を使って乗り物を宙に浮かせる。浮力が50倍ということなのだろうか。原理わからん。

本日のツッコミ(全3件) [ツッコミを入れる]

_ きだ [ヾ(&#3665;&#9593;&#9697;&#9593;)ノ”まぁ気を落とさないでください! (化けるかな? ..]

_ きだ [盛大に化けました。失礼しました。orz]

_ けい [なんか怖いものに慰められてる…]


2013-08-08 [長年日記]

_ がちしょんぼり沈殿丸だが体重減ったみたいで、そこだけまじるんるんご機嫌丸。

_ [特撮] 仮面ライダー

つづき。ゲルショッカーはサボテン研究者を改造してサボテンバットという怪人をつくる。ゲルショッカーはこんなおっちゃんまでリソースに使うのだ。とげに刺されたものは皆サボテンと化してしまう。人間総サボテン化計画が始まる。そんなことしてどうするんだ。ああ、エコロジー的にはいいかも。でも生体系はバランス崩すだろう。しかもこのサボテン化、サボテンバット一体で推進しているのだから効率はすこぶる悪い…と思ったら今度は、人をサボテン化させるサボテンというのをばらまきだしたのである。おやっさんも、そして本郷も手をサボテンにされてしまう。偶然ワクチンができ、倒されたサボテンバットはもとのサボテン博士に戻ったのであった。めでたし。つづく。

_ つづき。本郷猛、変身不可能。ヒルカメレオンが人間の血を集めて怪人たちを再生する。今回たくさんのヒルが現れて、すごく嫌な回。ライダー変身の最中に絶対零度?にして変身を封じる。絶対零度なのにわりと普通に喋れるところが良くわからないが、果たしてどうなる?次回、最終回。

_ つづき。あわやの瞬間に2号登場。パルパル遊園地(これは今も浜名湖の北東のあたりに存在するらしい)の怪人展示館でヒルカメレオンと捕虜の交換だ。そしてブラック将軍の正体。なんと将軍みずからがヒルカメレオンだったのだ。なんか話が合わない気がするのであとでもう一度前回見ようかな。ブラック将軍を倒して次は首領を探す。日本の中心・浜名湖地底にその基地はある。弱い再生怪人をなぎ倒したところにおやっさんたちが。彼らを救いに行こうとした2人のライダーは首領の攻撃を受けて倒れる…のだが、どう助かったのか、首領の潜む基地に潜入して首領を倒す。長かった。。。

_ 世界のウェブカメラ

こういうサイト(リンク切れです)があるのは知らなかった。アイルランドの海岸なんかが見れて面白いんだが、"about us"のところを見ると、ロボットが勝手に見つけてどんどん公開してるように思われる。見られたくなかったらパスワードを設定せよとか書いてある。うちの玄関のカメラもそのうち拾われるかも…と言っても最近飽きてきてネットワークカメラとしてはほとんど機能してないんだけどな。


2013-08-09 [長年日記]

_ だいぶ前に入手したケン・ラッセルのBBC時代の作品「エルガー」見た。1時間くらい。英語聞き取れなくて面白味がわからず。自然の描写とか良い。この人もアーサー王の曲を作っている。アマゾン見るとCD30枚セットというのがあってビビる。また時間おいてもう一度見ようと思う。

_ 今、ETV特集の録画など見ているところ。長明「方丈記」より。「去りがたき妻(め)夫(おとこ)もちたるものは その想いまさりて 深きもの 必ず先立ちて死ぬ その故は わが身は次にして 人をいたはしく思う間にまれまれ得たる食い物をも かれに譲によりてなり」


2013-08-10 [長年日記]

_ 今日も最高に暑いようなので外に出たくない。ネットストアでもためしてみっかな。

_ またしてもスカパーの受信ができなくなった。これは…と思ってベランダに出るとやはり、お庭のムクロジがこの陽気でさらに生い茂ってアンテナを隠してたのだった。この木、ほっとくと横浜市の名木になってしまうかもしれんな。受信回復。キャプテンハーロック始まった。「命を捨てて俺は生きる」この歌詞のおかしさはどんなにこじつけてもどうしようもない。まてよ「あなた命を捨てて。俺は生きるから」かも。今月から仮面ライダーBLACK RXがはじまるので見逃したくない。

_ [漫画] 水木しげる漫画大全集054,069

「貸本版河童の三平 下」タイトルページが見開きで、地味なお囃子だったり橋を渡るタコの行列だったり猿回しだったり。なぜこのようなモチーフが選ばれたのかが不思議だ。河童の三平と死神の対決シーン。「イヨオーッ」「ヤッホーッ」という掛け声をかけあう二人を見ている狸が「かけ声からして普通じゃない。三船敏郎と仲代達矢以上の迫力だ」と、椿三十郎の決闘シーンを思わせるセリフを吐く。最後にはなんと主人公である三平が死んでしまい、以後64ページの間ずっと点線で描かれている。この漫画の変さ加減は池澤春菜の解説に全部書かれてる。

「世界怪奇シリーズ全 サラリーマン死神全」世界怪奇シリーズより「虹の国アガルタ」。ハーンの「茶碗の中」を思い出したのだが、「茶碗の中」が怪談だか何だかわからない話なので比較すべきものでもないだろう。サラリーマン死神より「蒸発」。隠れ里への案内人の顔がものすごく細かい点描でリアルに描かれてて、見てて気持ちいい。

_ 「風立ちぬ」のインタビューを本仮屋ユイカから受けてる宮崎駿。その風貌がすっかりハイジのおじいさんみたいになってる。まるでそうなろうとしていたかのように。あ、ヒロインの声が美織ちゃん…いやそれどころか主人公の声が庵野監督か!シンプルなのが良かった。変えたかった、ということがその理由。小津安二郎並みだ。庵野さんは演技なんかさせてくれなかったんじゃないのだろうかと思う。宮崎監督は、今回もまたいつまでもできるもんじゃないと思った方がいいと言っている。でも10年以上前にも、もう絵が描けなくなってきているからそろそろできなくなると言ってたのだ。すでにそうなっているのだろう。当時と同じ画力で勝負するような作品はできなくなっているのではないかと思うんだが、ハウルのあと真面目にみてないからなんとも言えない。ユイカ美しいなあ。

_ [映画] 善悪の彼岸

そういえばそんな映画も休み中に見てた。ルー・サロメ、パウル・レー、そしてフリードリヒ・ニーチェの3人の共同生活。ニーチェにまつわる奇行の数々はこの映画を見ると一揃え出てくるという感じ。彼らの知的活動の価値に関する描写は映画の中にはほとんど見られない。そういう劇作は可能なのである。こういうやり方であれば、ソクラテスを主人公にした映画だって作ることが可能なわけである(事実ある)。ドミニク・サンダ、好きだなあ。

_ ドミニク・サンダの顔に見覚えがあると思ったら、日本ではパルコのCMで起用されていたのだった。

_ ガンダム記録全集、ぱらぱら見てると、安彦良和さんが同時期のアニメ映画、銀河鉄道999と火の鳥2772のことを書いてる文章がちょっと興味を惹いた。絵的な部分の記録資料としてはもしかすると映像文化華やかなる現代においてその価値は往時より少し下がったかもしれないが、このような証言をいくつも所蔵しているという点に記録全集の価値がある。

_ 暑い中ファミマに行ったら俺の大好きなラ・フランスのジェラートが出てたので6つ買ってきた。解けかけてるのを食べると増粘剤がたくさん入ってるのが良くわかる。本物のラ・フランスも食べたいな。「ラ・フランス」を「おフランス」とわざと間違えて言ってみるのはおそ松くんのイヤミの影響である。おそ松くんをお粗末くんって書くとかわいそうで泣けてくるね。

_ ETV特集の録画のつづき。カネミ油症問題。接種後50年たっても体内のダイオキシン濃度が高濃度にとどまっているという脅威。ダイオキシンは枯葉剤の成分の一つだということだ。症状が膿疱など見苦しいものであったことと、発症当時の知識の低さゆえに、差別の対象となったことが保障制度を遅らせることともなったのだという。

_ [アニメ] 「西遊記」(1960)

俺が生まれるよりも前に東映動画で作られた作品で、原画に森康二や大塚康雄などがスタッフに見える。手塚治虫の「ぼくの孫悟空」を下敷きにしていると東映動画のHPにはある。絵柄には手塚的な要素はほとんど見られないように思われる。構成:手塚治虫、脚本:植草圭之助、演出:藪下桊司・手塚治虫・白川大作、音楽:服部良一、動画監修:山本早苗、考証:邱永漢、声の出演:小宮山清(孫悟空)、新道乃里子(リンリン)、木下秀雄(猪八戒)、篠田節夫(沙悟浄)など。話は牛魔王退治のあとすぐ取経が成就し(インドについたのだからそういうことなんだろう)めでたしで終わる。ホントはこれ見る前に「白蛇伝(1958)」見ようと思ってたんだがDVDが魔窟に飲み込まれているためこっちにした。こういうのを見るとよくわかると思うが、日本のアニメーション技術というのは1950年代からすでに高いレベルにあった。そういえばもっと以前、1940年代にも海軍省の命で松竹動画研究所が作った「桃太郎の海鷲」「桃太郎 海の神兵」というのがある。こっちもそのうちVTRを入手してみておきたいと思っているのだが…と思っていたら、さすがYOUTUBEには動画が載ってた。いずれ機会作って見たいと思うが、戦記には全く疎いからわからないかも…。ちょっと見た感じだと、まだまだ動画を描くのに慣れてないなあという感が否めない。まあこんなところから日本の長編アニメは始まったということなんだろう。落下傘で降下するシーンなんかなかなか見せるものがある。

_ [漫画] 「パロディ漫画大全」長谷邦夫、水声社、2002.

結構前に読み終えていた。以下つまんでメモ。

「ジョージ秋山に捧げる詩」ジョージ秋山のキャラクターを使ってジョージ秋山に捧げる詩をいくつか書いている。「桜三月散歩道」の作詞家がどれほどの詩心を有しているかはある程度この作から想像がついてしまうことだ。ジョージ秋山が当時アシュラや銭ゲバ、ざんこくベビー、あるいは問題の迷作「告白」といったスキャンダラスな作品を描き続けていたことは詩心をくすぐる事件であったことだろう。だがその有様を目前にして絶句以上に相応しい詩などあるはずはない。それでも書きたかったということなのだろう。あーでもパットマンXとガイコツくんが読みたくなっちゃったよ。

「紅い花血」「腹がつっぱる」「オドリャーオドリャー」(←シンデンのマサジじゃなくて谷岡ヤスジのキャラが言ってる。オリジナルのセリフは『わりゃあ?わりゃあ?』。こういうのはとっても好き)

「寄らばやるド」砂川しげひさの漫画ってオリジナル読んだこと無いんですよ。長谷先生のパロディで(ああ、こんな漫画があるんだなー)って思ってたくらいで。気になったセリフ「ヤルならデンキクラゲの渥美マリとヤリたいもんねー」これはしびれくらげだが、良い女じゃないですか、渥美マリ。軟体動物シリーズとか言って「いそぎんちゃく」とかもある。うーん。東映チャンネルでかかるなら見てもいいけどここまでジャンルを広げるわけには遺憾な。

「田変交狂楽」第4楽章:「あの兵士たちは『ディスカバージャパン』が嫌で撃ちまくったんじゃないだろうか…」「赤塚の嫌いな言葉は『ディスカバージャパン』と『ジャルパック』『ヤング』山下洋輔は『ナウ』」

巻末:竹熊健太郎との対談:ねじ式のパロディは長谷氏が最初で、そのあと赤瀬川源平がお座敷を描いてる。しまった!読んでない!「…だから『ねじ式』を読んだ時、つげさんはこれでもう漫画、描けないと思った」この言葉を踏まえた上で、先の「ジョージ秋山に捧げる詩」を考えてみると、この長谷邦夫という人のシンパシーのあらわれ方がわかるような気がするのである。これを描いてしまったらもう何も描けない、描けたとしても無傷では済まない、どうするのだ、ジョージ、つげ。そういう強い共感と、しかしながらその共感は彼らとの力量や命の刻み方の違いのようなものによって無残に跳ね除けられるのである。かくして長谷氏は骨噛峠ニャロメ葛にあるように、マザーマシンを打ち壊す彼らにはついていかないのである。

かかる長谷氏は現在もリハビリ中とのこと。手塚論を物している途中に倒れたとのことだった。そういえばパロディ漫画大全にはキャラとしての手塚治虫はでてくるが、手塚作品のパロディは無い。世代が上になるためだろうか。そう考えると、これらのパロディは、そのような先輩後輩意識を裏に踏まえて描かれてもいるということになる。あるいは、手塚先生の嫉妬深さを用心したのかもしれないし、もしかするとこの時期手塚作品にパロディとすべき傑作がなかったのかもしれない。このころを代表する手塚作品となると「火の鳥」である。火の鳥をパロディとしても、長谷氏の描きたい社会風刺的な描写には確かに結び付きにくいような気はする。エロスなパロディは描きやすそうだ。事実描いてる人いるよね。

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

_ うにゃ [ネットストアいいね〜私もためそうかな マジ暑いっす ]

_ けい [利用するなら早い方がいいよ。ご飯に間に合わない。俺は結局買い出しに出たけど、お豆腐忘れちゃったの。]


2013-08-11 [長年日記]

_ 今日も暑し。情熱☆熱風☽せれなーで。

_ ETV特集のつづき。仏像の修復に挑む東京芸大・保存修復彫刻研究室のメンバー。修復の前には閉眼法要というのをやって仏像から魂を抜くのだそうだ。創立に関わる岡倉天心は廃仏毀釈による荒廃から仏教芸術を守る活動を行なった。学生たちは模刻製作を通して往時の技法や考え方などを学んでいく。古い仏像には緻密なカヤ(榧)の木が多く使われるがなかなか出る材料ではない。製作前には3D撮影で3Dデータを作る。ミノルタの装置が使われている。たぶんVIVID910、380万円の装置である。製作者は、これに頼りすぎると印象が変わってしまう、と言う。製作された土地に住んでみて、像の守られた伝統や風土を丸ごと取り込もうとするのである。模刻像と本物を比べると、やはり3Dではわからないことがあるのに学生は気づく。

_ ヾ(๑╹◡╹)ノ”←きだの書きたかった絵文字。ぐうかわ。歌奴のつかう絵文字じゃないねw

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

_ きだ [どうも、フォロー有り難うございます、なにわの○ーツァルト、歌奴です。 キャラ設定どうすりゃいいのかわかんなくなって..]

_ けい [すみませんなあ、俺がいろんなキャラくっつけまくってるばかりに。]


2013-08-12 [長年日記]

_ 松下奈緒がついにSキャラで勝負に出るということらしい。どストライク過ぎてかえって手が出せないような気もする。今日は雷鳴轟きわたる横浜でありました。

_ SNSで相次ぐ問題投稿に関してこんなことを言ってる人がいた。まずは感じること。うんそれはそうだろう。だけど俺はちょっと別のことを考えている。ネットワークが世界につながっているのにもかかわらず、なぜ世界に向かって発信することがなかなかできないのか、という以前も書いた疑問なのだ。たとえば、ネットワークが広がっていくプロセスをシミュレートするために、宇宙空間に等間隔に、ネットのノードとなりうる場所(これをサイトと呼ぼう)が分布しているとする。そのサイトとサイトが全体につながればネットワークが宇宙に広がったことになるのだと思うが、そこに至る途中に起こることは、局所的なクラスター(塊)の生成なのである。やがて、どこかに宇宙の端から端までつながる経路がやっと開通した時、そのネットワークの網目は極めて荒いものから隣同士のリンクまでありとあらゆる大きさを含んだ"まだらな分布"をしている。簡単にランダムな確率過程として考えてもそのようなことになるのだが、もしも、広がることに対する抵抗力や、つながったサイト同士にはさらに特徴的な引力が働くような場合には、結合が進んで行っても全体に網目が広がることはなく、おぼろ豆腐のように凝集体があちこちにできるにとどまってしまう。その方が自由エネルギーの節約になる場合というのは、人の感じ方という定量化のより難しいものを導入することなくモデル化できる可能性がある。かくして、インターネットは全体的な知識の結合に先立ってまず情報の局在化を生む、と結論できそうだ。考え方の違いとか心の問題を軽んじるつもりはないのだが、己が何を相手取っているかをその仕組みから読み解くことにも意義があるものと思う。

_ 排反と独立。

もうものすごく恥ずかしいことなのだがここに書いて二度と間違えないようにしたい。

_ 下のベン図は、ある事象AとBについて、Aのみ起こる確率をa、AB同時に起こる確率をb、Bのみ起こる確率をc、AもBも起こらない確率をdとしてa+b+c+d=1としたものだ。

ベン図

_ まずAとBが排反であるとはどういう意味か。背反は二律背反の時に使う言葉だがまあ似てなくもなくて、AとBが同時に起こることはないという意味になる。だから

$b=0$

_ AとBが独立であるというのは、Bが起こる起こらないにかかわらずAの起こる確率が変わらないということだ。これは

$b=0$
 を意味しない。むしろBという条件下でのAの生起確率
$\frac{b}{b+c}$
が条件のない時のAの生起確率
$a+b$
に等しいということから、一つの等式が導かれることになる:
$b=(a+b)(c+b)$
あるいはもっと良く知られた式で書けば
$\small P(A \cap B)=P(A)P(B)$

_ 条件付き確率のことをベン図を使って直感的に説明することが難しいためだろうか、非常に誤解の多いことではあると聞く。でも俺結構こういうことを使ってすべき仕事を抱えてるんだよなー。そういうわけでなんとも粗末なことだった。道理でこれまでのベイズの勉強が捗らなかったわけだ。だがこれもまた「言葉ではなく心で理解した」ということだと思えばまあ多少前向きになれるかもしれない。というか、この理解無くしてはベイズ推定の話は全く捗らないのだ。ちなみに文中の式は久しぶりにmimetexで描いた。

_ 追記。mimetex部分をmathjaxに変更(2018.8.13)。


2013-08-13 [長年日記]

_ 夜だ。涼しい。風鈴の音が今はしっくりくる。夏来たりなば秋も遠からじ。虫鳴け。栗実れ。まだ早いな。お盆ですので明日はお香でも焚きますか。


2013-08-14 [長年日記]

_ 家でゆっくりチャイコフスキー聴きながら古新聞読み漁る。スクラップを収納しているバインダに統一感がほしいなとか思いつつ。

_ 日付変わったがここに書いとく。世界のドキュメンタリーでオリバー・ストーンが語るアメリカ史をやっている。俺たちのひと世代前の世代が怒り狂っていたアメリカの振る舞いが容赦なく描かれている。日本がかつて軍事国家であった以上に、アメリカと言う国も武威に物言わす国であり、その国の政権を担う者たちが理性的であるとは限らないこと。そういうことをやはり忘れるわけにはいかない。自らの国に対してもそう思うとともに、良き隣人達に対してもまたその目を光らせておかざるを得ないのだ。


2013-08-15 [長年日記]

_ 終戦の日なのだが、秦みずほのグラビア映像なんか見てたりするのである。これは仕方なく見ているのだ。東映チャンネルを契約してると、深夜時間帯にはこういうものが流れてしまうのだ。月額1500円もするのだから見るより他に仕方ないではないか。現在は秦瑞穂という名前で活動中のようだ。ボウケンジャーにもシンケンジャーにもゴーバスターズにも出てたようなのだがううう、記憶に無い。おかしい、俺のアンテナはそんなに低かったのであろうか。。。で、この手の映像見てていつも思うことなのだが、要するに水着さえ着ていれば何やってもいいんだなー。尼さんの格好の下は水着。ナースの格好の下は水着。ベッドでシーツにくるまってるそのシーツの下には水着。お風呂で体洗うときも水着。海で遊ぶ時も水着。バドミントンするときも水着。浴衣の下も水着。なんか水着ってすごく特殊な衣服なんだということになっている。

_ ところで、以前から少しずつ揃えていたPC88によるゲームプレイ環境が一応そろった。ザナドゥのオープニングのところのスキルあげるとこをちょっとプレイしてみて、ああやはりPC88のゲームは良いなあと思ったのだった。この環境でぜひプレイしたいゲームがいくつかあるのだが、嚆矢はやはり「ニュートロン」。

_ すごく久しぶりに甲斐麻美(マジブルー)のブログ見たら、去年の6月に結婚しとった。そーかー。幸せそうだなー。

_ 仮面ライダーGIRLS(ダンスユニットの)が、期間限定でSHOCKER GIRLSとして活動してる。なんと素晴らしい悪落ちwww 黒は女を綺麗に見せるんだよねー。

_ 「シャーロック」第1話。

2年くらい前に録画したものを今夜から見始めた。シャーロック・ホームズが現代にいたら、という設定のドラマ。バックグラウンドが変わっても、シャーロック・ホームズと言うキャラクタの魅力は変わらずに強いということが良くわかる。なんてこと書いているけど俺はドイルのホームズはたぶん半分も読んでいない。なのに「シャーロック・ホームズの記号論」なんか読んだり(読了してない気がする)、アニメの「名探偵ホームズ」は声優が大好きな故・広川太一郎だったこともあって見ていたり(でもこちらも全話見たわけじゃない)して、この人物には惹かれているのである。

第1話見終わった。シリアルキラーがどうやって4人のバラバラな人間を死に引きずり込んだのかには納得いかない点もあったが、続きを楽しみにさせる巧妙な作りで面白かった。モリアーティが名前だけで恐ろしい敵として登場する。マイクロフト・ホームズの出方も良い。でもやはりドイルの小説を読んだ上で見た方がさらに楽しめるのだろうなと思うので、そのうち読むかな。

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

_ うにゃ [シャーロックなんてちょっと意外かな? 私は大好きだよワトスン君]

_ けい [銭形姉妹のシリーズも「三つ目がとおる」も好きです。]


2013-08-16 [長年日記]

_ 日付変わった。BS世界のドキュメンタリー見てる。ナチスドイツの戦犯の子孫の苦悩の話。父や祖父がこのような罪を犯したことを知った時、それでもその家族を愛すことができるか。どのくらいの罪ならば愛することができるのか。ルドルフ・ヘスは家族を収容所のそばに住まわせていた。その孫がその収容所跡を訪れ、犠牲者の家族たちと向き合う。祖父の行為に罪悪感を抱き続けていた彼はそこで生涯忘れられないであろう体験をする。

私たちはどうなのか。ホロコーストに匹敵する残虐を、先の大戦において我が父祖たちは果たして行わなかったのであろうか?世界の視線は、どうやら私たちが日本の中で感じているよりは遥かに厳しいものであるようだ。日本は侵略行為に対する謝罪を、ドイツほどには行なっていない。そのように見られているようだ。

昨日見たオリバー・ストーンのアメリカ史にも感じたことだが、自分の属している国家や民族の非を認めるということは、何が事実であるのかを冷静に探り見極める理性と、自らもその罪悪に属する側にあることを認める勇気、批判に対峙し誤解を解いていく忍耐などさまざまな努力を必要とする。それは苦しいことだろう。


_ 赤ちゃんが突然燃え出すという事件。インド・ニューデリーの話。汗をかくたびに発火するということで、汗の中になんと可燃性物質が含まれているということだ。人体自然発火現象って本当にある話なのだ。


_ パール先生の本紐解いたのだが、うー、難しい。盆休み中に第1章くらい行けると思ったのだが、全く捗らん。まあ独立と排反を混同してた奴にそう簡単に行けるわけないんだよなー。まあ継続が力だ。それに、混同が解けたことで、出てくる式は時間がかかるけど何とか証明できることが分かったんだし。なんか旨いもんでも食いに行くかな。日も沈んで多少涼しくなったし。つうか風が出てきて雲行き怪しくなってきたような…。


_ 近所のインドレストランでいつもの食事(タンドールチキン2p、シシカバブ2p、サグマトン、ソフトドリンク)してきたら、サグマトンが思いのほか旨くて大満足。帰宅して風呂に入りつつラジオ聞いてるとNHK第1で冨野さんが、クリエイティビティが枯渇した時には勉強するしかない、できることなら-自分はできなかったからこの程度なんだけど-自分の苦手な勉強をするのがいい、と言ってた。この人がこの番組(渋谷アニメランド)のために選んだ曲はあまちゃんのOp。


_ 「シャーロック」第2話。

相変わらずホモに間違われるシャーロックとワトソンのペア。ワトソンとのデートの最中にとばっちりを食らったサラがすごくかわいそう。こんな書き方してるとこのドラマがコメディのようにしか見えないな。


2013-08-17 [長年日記]

_ 「シャーロック」第3話。

宿敵モリアーティ登場。今回たくさんの事件が連続するとともにもう一つの事件が並行して進んでいき、第2シーズンに突入。つづく。

_ 「シャーロック2」第1話。

エロい。ラストよくわからず。マイクロフトの冷血さが大変よくわかる。シャーロックが天才的なのは20歳過ぎて魔法使いさんになったせいだった。つづく。

_ 「シャーロック2」第2話。

バスカビルの犬。ちょっとトリックが陳腐化してきたか?残り1話。


_ [統計学][数学] ベイズの定理。

_ $H$を仮説、$e$を証拠とする。仮説の実現確率を$P(H)$、証拠のあらわれる確率を$P(e)$とする。$P(e|H)$は仮説が真のとき証拠のあらわれる確率である。これら3つの値は経験的データや理論的予測などからそれらしい値を決めることができる。これらによって、証拠があらわれたときに仮説が真である確率はどうなるか?もちろんこれは、証拠がない時の確率$P(H)$よりは大きくなると予想される。証拠が根拠あるものであるならば。その答えが

_ $P(H|e)=\frac{P(e|H)P(H)}{P(e)}$

_ である。たとえば、風邪をひいたときに発熱する確率をデータによって数字で与えることはできる。だが、発熱したからと言って風邪をひいたのであると言えるわけではないから(発熱を症状とする多くの疾病がある)、熱が出たときにそれが風邪の症状である確率を計算することはあまり簡単とは言えないだろう。もし風邪の発生率が小さいなら、その確率もそれにしたがってやはり小さくなってしまうわけだが、"今風邪が流行っている"ということだけから自分が風邪をひいている可能性を計算するのに比べると、熱が出たことによって自分が風邪をひいている可能性がどのくらいなのかを計算する方がまだ有益と言えるだろう。そして、証拠が多ければ多いほど、自分が風邪にかかっているから無理な運動を控えてゆっくり静養するべきであるということの意義が増してくる(これは、可能性を考えているうちにどんどん風邪が悪化してきて症候がたくさん現れるということを意味しているわけではない)。人よりも注意深く観察することによって仮説の確からしさを高めていく"シャーロック・ホームズの方法論"の数学的表現なのである。ドラマ「シャーロック」を楽しみつつ、この方法論の強力さを理解することができたというのは、この盆休み最大の成果と言っていいと思う。ただ、まだわからないのだ。なぜ、ベイズの法則は、単に条件付き確率の定義のトートロジー("私とは私である"のような"同語反復")以上の意義を持っているのか。つづく。


_ 「シャーロック2」第3話。

最後の事件。原作を踏襲したラスト、と言うことなのだと思うが、前にも書いた通り原作ちゃんと読んでないので確証なし。でもそういうことだろう。そして、シャーロック3につづく、と言うニュアンスを含ませつつそうはならないだろうな、と思う。これだけ原作が多くの年代にわたって多くのファンを持っている作品を映像化するというのは、我が国で大河ドラマ作るよりも大変な努力がいるだろう。むしろ原作に忠実な設定で十分な考証のもとに作ることの方がた易い(と言うか、カタい)だろう。


_ そういえば、「進撃の巨人」第11巻が出ていた。過去にアマゾンで10巻を購入してたのに、恐ろしいほどに俺の嗜好を的確に分析してたおすすめメールが来ていなかったので気づかなかった。購入記録が残るので、過去に何度かやってしまった二度買いを防ぐ意味はあるが、おすすめしてほしい本をおすすめしてくれないのは不満だ。そういえばこのサジェスチョンの推定もベイズ推定を使っていたのではなかったかと思うのだが。

_ [漫画] 「進撃の巨人」11

というわけでガーっと読んだ。この手の連載漫画はもしかして毎週週刊誌で読んどいた方がストーリーがつながるのかもしれない。単行本は次巻が12月頃なので、その間にはこの巻の記憶が無くなってしまう。どこかでまた1巻から一気読みすべきなんだろうけど、その1巻が俺のうちのどこにあるかがわからない。木の葉を隠すには森に。その森が今の我が家だ。内容について何も書いてなかった。エレンをはじめ、巨人化する能力を持つ人間が当たり前になってきている。初期の飛び抜けた発想に比べると、物語としての整合性を保つためだろうか現在の展開はゆるやかに見える。人類側の危機感もちょっとゆるんだ感じに見えている。


2013-08-18 [長年日記]

_ [数学] 定義の記号

$\overset{\mathrm{def}}{=}$

とか

$\overset{\triangle}{=}$

とかが定義をあらわすのは初めて見た。後者、パール先生の本に出てきてビビった。論理学とか集合論とかこういう記号でビビらせて閾を高くしてるような気がしてならん。

_ [特撮] 「獣電戦隊(バモラ)キョウリュウジャー」「仮面ライダーウィザード」

見た。ウィザードはいよいよ結末に向けて疾走し始める。今思い出した。"4人目の魔法使い"(と笛木は呼んでいた。メイジは3人であと一人は白い魔法使いのことだろうか?)は響鬼のトドじゃないか。


_ [映画] 「新・平家物語」

監督;溝口健二。平清盛役:市川雷蔵。大映、1955、溝口健二作品は中世の世界を、まさにこうであったであろうと思わせるように映像で再現しているように見える。「雨月物語」はたぶん昔横浜・黄金町の日劇(探偵濱マイクの事務所のあるところ)の向かいにあった(というより、日劇の方が無くなってしまったのだが)ジャック&ベティで見たんじゃなかったかと思うが、そのときにそんな印象を受けたような記憶があった。その後「赤線地帯」も同じ劇場で見た。その頃そのミニシアターでは溝口健二特集をやっていたのだった。15年以上前になるのではないかと思う。ただ、今現在、溝口健二作品を何の背景知識も無しに観賞して、素直に「これは素晴らしい」という感想を述べるわけにはなかなかいかない。この作品がもう60年ほど前の作品でありながら優れた色彩で物語舞台を再構成しているということには感心はするのだが、それがどれほど素晴らしいことなのかを、製作当時の状況を知ることなく述べることができないのである。それに、時代考証が優れているかどうかを見極めることも俺にはできない。ただ、とてもそれらしく作られているその雰囲気が理解できるだけだ。物語の解釈が斬新かどうか。それも俺にはわからない。この作品は吉川英治の原作に基づいて作られているのだが、たとえば清盛が白河院の落胤である可能性を含めて、彼のアイデンティティ獲得の物語を描き上げた部分にもしユニークな点があるとするなら、それは誰の功績に帰されるべきなのか。歴史的な大作映画を観賞するためには、膨大な背景情報が必要になっているのかもしれない。

それにつけても比叡山の坊主どもの傍若無人ぶりはハンパ無いな。久我美子(時子)の可憐さに比べて小暮実千代の忠盛夫人のグラマラスなこと。結局こういうとこばかり見てしまうんだよなー。しかもこの溝口作品は新・平家物語三部作の第一作目なので、叡山の神輿に矢を射るあたりでおわる。坊主ども相手にタンカを切る雷蔵清盛だが、あまりに激高してて何言ってるかもうわからない。でもスカッとする場面。そして父の墓前にこれからの戦いを戦い抜くことを誓う清盛。場面変わり野で舞う白拍子。小暮実千代はヴァンプ女優として名を馳せた人なので、白拍子役はうってつけだったであろう。清盛の話はこれからが面白いのにねー。以上。ちなみに第二作目をDVDで買おうとすると今20000円越えてる。しばらく見ることはないだろう。


2013-08-19 [長年日記]

_ 会社で熱中症の話をした直後、なんか体がすごくだるくてちょっとふらつき気味になる。これが熱中症か!?でも部屋こんなに涼しいのに。

夏風邪だよ。ちょっとのどがイガイガする。夏風邪の時には1)下痢止めは飲むな 2)抗生物質は利かない 3)汗かいて直そうとすると水分欠乏する 4)風呂は入れ ということで、1)を除くと冬風邪とは対処が異なる。栄養とって暑さ+熱にひたすら耐える他無いということか。捗らんなあ!

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

_ うにゃ [あらら〜 夏風邪は長引くので、早くよくなるといいね。 捗らなければ、手伝おうか?]

_ けい [エッ、!そんなことまで→ふぅ。。。→賢者タイム→ちょっともう離れてくれないか 「手伝う」という言葉だけで流れるよう..]


2013-08-20 [長年日記]

_ [漫画][アニメ]ゲゲゲの鬼太郎DVDマガジン第7巻

例によって特典映像だけを見ているのだが、今回は米子・境港を特集している。ここの観光は米子空港に飛行機でいって、米子駅から境港まで鬼太郎列車に乗っていき、境港を観光、という行き方をするのが良いのかな、と思ったが、地図を見ると空港は米子と境港の中間やや境港よりにある。映像は水木しげるロードのブロンズ像をえんえんと映していく。


2013-08-21 [長年日記]

_ 夏風邪はだいたい治ったように思われる。

_ [映画] 「地獄門」

原作は菊池寛の「袈裟の良人」ということである。衣笠貞之助監督、1953年。力に物言わせて人妻・袈裟をものにしようとする武士・盛遠役に長谷川一夫。この有名な俳優の作品を俺は初めてじっくり見たような気がする。この作品は先日見た「新・平家物語」と同時代を舞台としており、どちらの作品に対しても平安末期の再現、特にその色彩の復元に腐心しているように思われたが、この作品はそれが素晴らしいように思われた。もちろん俺にはその正しさを評価することはできないので、その鮮やかさに、かくあったであろうかと言う想いを抱いたということに過ぎない。袈裟の良人・渡辺渡は理を重んじる義人として盛遠とは対照的に描かれている。袈裟御前は京マチ子。俺はデジタルリマスター版をハイビジョン放映したものをブルーレイに録画して視たのだが、アップになると肌の荒れが克明に見えてしまうのが物悲しい気もする。往時の女優業の宿命なのであろうか。しかしこの人が衣かづきの姿をしてる所作は堂に入っている 菊池寛は1943−1947の間、大映の社長だったとのことである。清盛入道に千田是也。この人は特撮大好きおじさんだそうだ。現在の感覚からするとこの物語が袈裟の身の上に起きた悲劇と見るには少々素朴すぎると言わざるを得ないだろう。だが、袈裟をめぐる二人の男の対照的な描き方には興味を惹かれた。

_ [読書] ユリイカ2012年9月臨時増刊号「平成仮面ライダー」

約1年ほど枕元に置いてたのを最近読み進めていった。さまざまな立場の論客が読み解いていく平成ライダーなのだが、読み進めていって、入江哲朗氏の電王論にたどり着いた辺りで、果たしてここまで読み解くことの意義はどこにあるのだろうか、という俺にしては素直な疑問に当たってしまった。一つの作品に対する論の展開の仕方は観賞する側の数ほどある訳で、そのバラエティを味わえば良いのだろうとは思うのだが、ここまでの背景情報を動員しないとこの作品は味わえないのか?というとそんなことは全く無いのだ。そうすると作品論とは作品を批評する論ではなく、作品に仮託して自らの問題意識を表明する文章、ということになるだろうか。同じ入江氏の文中には「解釈学的な枠組み」と「系譜学的な枠組み」という言葉があらわれた。解釈学とは古くは夢や神託の読み解きに始まって、おそらくはもしかしたらもともと意味のないはずのものに対してもその起こったことの意味をあえて問う立場と言えるだろうか。これに入江氏が対立させた系譜学は、本来は家系を調べるという限定的な意味で使われる言葉のようだが、特撮作品に対してこの二つの言葉を用いた場合、前者は作品として与えられた事柄を前提として受け入れて作品を味わう立場、後者はその作品が作られる背景やその作品に連なるそれ以前、あるいはそれ以降の作品との関連に主眼を置く立場と言えるだろうか。作品に表れるテクノロジーの可否を吟味したり、作中人物の考えを作中人物の気持ちになって理解しようとするのは前者であり、経済的な動機を含め作る側の意図や作るにおいての技術的な限界や前提などを丹念に調べるのは後者の立場に属するものと言える。この二つは、だからもともとは対立概念では無いのだが、作品解釈における代表的な二つのアプローチの仕方と考えればすんなり理解できる。前者の立場はそれを視聴する誰でもが依って立つことのできるものだろうが、それだけに解釈の結論は開かれたものとなる。だが、後者の立場に立とうとすると実は前者以上に厄介な問題が起こり、ある深み以上に進むためにはそれなりに多くの犠牲を払う必要が生じてしまう。なぜならば、前提とすべき背景情報は、それを求めれば求めるほど多くなっていき、その結果として結論は背景情報の多さによってむしろ収斂しなくなる、という(反)因果律的なパラドクスという罠が存在しているからだ(ただ、これが存在することは、因果推論の方法によって証明されるべきことだろうと思うが、経験的には歴史的事実とされることがらが歴史にまつわる情報の調査が進むに伴ってどんどん変化していくということがそれを示している)。さらには、それを追い続けることには「"奥が深い"シンドローム」というさらに人心を惑わす甘い罠がいつも存在し続ける。たとえば、俺が特撮をより楽しむためには古典芸能の知識が必要だ、と感じていること。これも系譜学的アプローチの持つ甘い罠に自ら囚われようとしている行為なのである。そういうわけで、俺は彼ら論客と並んで持論を語ることはないものとは思うのだが、自らの行為の暴走を自分なりに律する自分の戒律のようなものを用意せねばならないのかもしれない、という危機意識をちょっと持っている。体調悪い時に読む文章はこういう今を時めく論客の文章よりも、古典的名著とされるものの方が本当はふさわしいのだろうが、読んでしまったものは仕方ない。このせいかどうか、寝苦しい時間を数多くの懐古的・自省的な夢を見ながら過ごしてしまった。まあそういうことも酷暑の夏の終わりを思わせる雷鳴轟いた日の夜のことである。


2013-08-22 [長年日記]

_ ホッカイローのケーコたんがお亡くなりになったとのことである。一関生まれ、旭川育ち、「新宿の女」でデビュー、引退してアメリカ。

_ 「ユリイカ 平成仮面ライダー」の中の気になったところを抜書きしようかと思ったが気力なくてやめた。ケーコたんのせいではない。


2013-08-23 [長年日記]

_ ハノイの塔の如くそびえたつDVDの塔を切り崩してウォレットに収納し始めた。ハノイの塔よりは時間がかからない模様。それにつけても見るべきものの多いこと。


2013-08-24 [長年日記]

_ 今朝がた勢い余ってLANケーブルをひきちぎる。決して乱心したわけじゃなくて、無精してエイッて引っ張ったらそうなった。日中は外出してたのでPC使わず、新しいの買ってきて繋いだとこ。

_ [食べ物・飲み物] カルピス+ローズヒップ&ハイビスカスティー

ついに新しい飲み物…いやどうせ誰かすでにやってるんだろうけど、…を思いついた。ローズヒップティーは元気の無い夏に冷やして飲むと結構捗る。ビタミンCもたっぷり入ってるからな。ただ、ホットなら蜂蜜で甘くして飲んだりできるのに、アイスだと蜂蜜が溶けないのが困ったことだったのだ。それならガムシロップを溶かそうと思って、さらに考えたのが、カルピスと混ぜること。レモンとカルピスはやったことないけどちょっと危険な気がしたのだが、カルピスだってほんのり酸っぱい初恋の味(そう言えばレモンの味とかも幼い恋の味って言うが、酸味が恋を意味するとはどういうことなのか。もしかしたらそんなにポエティックな比喩ではなくて直接的にエロい意味なのか?俺には良くわからんが)なので、必ずしも酸っぱいものとの相性は悪くはないだろうと思ったのだ。それで二つを混ぜてみた。混合比の最適化は行なわれていない。しかしこれは旨かった。ピンク色で酸味は両者強調して更なる高みへと昇り、そしてほんのり甘い。できた。これは捗る。もともとカルピスも滋養強壮を売りにした健康飲料だったのだしローズヒップ&ハイビスカスはもとよりヘルシーなハーブなのだ。寒くなったら今度はホットカルピスでもやってみたい。あと、明日はローズヒップ&ハーブティに単にガムシロップ入れてどんな味になるか比べてみる。


_ 満島ひかりが寂聴さん原作の映画に出ててかなりエロい様であるらしい。ちょっと補足すると俺がエロいというときは大抵ほめ言葉なのだがなかなか伝わらないで困っている。「夏の終わり」という作品で、またしても綾乃剛が使われている。ガッチャマンのコンドルのジョーまでやってるんだよな。シニカルな感じはわからんでもないが、もう少しごつい役者がやった方が腐女子的には捗るのではないのか?ごめん、出過ぎたこと言ったね。桃李くんの女王受けに剛くんの土下座攻め(なんかしばらく使わなかった言葉だから『攻め』だか『責め』だかわからなくなった。もうこの道に踏み込むのやめた方がいいかな)だっていいんだよね。いや、やはり俺には分からんよ。どうでもいい。「兵糧攻め」っていう言葉を見た瞬間「どんなBLだよ」って一瞬考えちゃったじゃないか。どうでもいい。満島ひかりのことで何かくか忘れたわ。いや思い出した。Realのキネマニュースの記事にこんなことがかいてあったんだ:

満島さんが瀬戸内さんを演じたわけではございませんのでご留意ください

_ 何が言いたいのw。


_ やはり先達がいた。両者混ぜないでセパレートさせたままサーブするという上級者。おされだねー。ローズヒップ&ハイビスカスティは比重が重たくて淹れた直後は水ないしお湯の下の方に溜まるのだが、参照URLではカルピスの方が下だ。明日これもやってみる。予想ではだんだん赤白が入り混じって源平合戦のようになると思うのだが。ただ俺には問題がある。最近はどんな飲み物でもウィダーのプロテインシェイカーで作ってしまうことだ。これはねじ式のふたがついてるから氷を入れてシェイクシェイクすると大変具合がいいのだ。ただ、それを写真に撮ると実寸が一見わからないせいか何を入れてもおおむね検尿風になってしまうんだよな。なので写真アップしない。机が汚いせいもある。


2013-08-25 [長年日記]

_ ジュディア・パールの息子、ダニエル・パールの事件を扱った「マイティハート 愛と絆」が、俺のビデオライブラリに所蔵されていることが判明した。ヒャッハー!でも洋画はこの間「梅毒ニーチェとクソビッチと女になりたかった変態」を見たばかりなのでしばらく後になる。已む無し。

_ で、今何を見てるかと言うと、去年一生懸命録画してた「日本人は何を考えてきたか」。全12回、一回90分。面白いのだが黙って見てるのはちょっとキツいので、講義みたいにノート取りながら見てる。近代の知識人たちは西欧と渡り合うために並々ならぬ努力をしてきたのは周知のとおりだが、特に西洋から帰った人々が学生たちにスピーチ(演説)とディベート(討論)を盛んにやらせていることには感心している。そういうところにあまり力を入れなくなったのはいつからなのか。このシリーズを見ていて思うのは、自由民権運動というものが近代から現代の日本を作っていくうえで非常に大きな影響を持ったということだ。それは単にその思想の浸透ばかりが重要なのではなく、その運動の広がりと、それに対する中央政府や地方の官憲の出方という思想そのものと離れた利権のやり取りのような力の応酬と人の動き・生成消滅、そしてその犠牲となる環境とその環境に依存して暮らす人々への影響である。多方面・多領域に及ぶこの激しいうねりを捉えるのには経済学は不向きで、では何がその任に相応しいのかと言えば、かの社会学、それであると思う。そういうわけで、そろそろ自分には社会学がどのように実学として活躍しているものであるのかを調べ始める時期が到来したような気がしている。ますます支離滅裂になっていくのである。そしてつまらない問いに答えを出せずに"頭頂掻けば更に薄く"なっていくことはもう仕方ない。フサフサの豚より禿げたプラトンだ。そう言えばプラトンってホモだったっけ。


_ ベネディクト・カンバーバッチって覚えにくい名前だが容貌はすぐに覚える。こないだ見た「シャーロック」のシャーロック役の役者。最近のスタートレックに出てたのね。映画は見てるわけじゃないが。洋物の新作をテレビで早く見ようと思ったらWOWWOWかな。でも契約切ったからなー。まあ2年後くらいにはNHK-BSでやってくれることでしょう。やらなくても見るものには困らないけど。というか現状で見るもの(の多さ)に困ってるのだけど。そういえばベネディクトの愛称ってなんだろう?ベネ?

_ ハイビスカス&ローズヒップ on カルピス。

__.JPG</p>
<p>Content-Disposition: inline;</p>
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_ 混ぜた。

__.JPG</p>
<p>Content-Disposition: inline;</p>
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_ すごく久しぶりにヨガのレッスンに行った。最寄駅のそばなので、早い帰宅の時は寄ってくることもできそうだが、残念ながらロッカーは無いのでトレパンとTシャツくらいはカバンに入れとかなくてはならない。ジムでやってた時は男性もまばらに参加していたし年配女性も多かったが、今日のクラスは俺以外はうら若き女性のみ。どこのハーレムだ。まあしかしクラスは大変真面目に進行したのであった。久しぶりだが何とか木のポーズも倒れることなく、大変に気持ちが良かった。通ってみる。


_ [音楽] 「三木鶏郎音楽作品集」

とうとう買っちゃった。もうねえ、どの音楽も体にスーッと浸み通っちゃうんだよね。「僕は特急の機関士で」「ゆらりろの唄」「毒消しゃいらんかね」「田舎のバス」「ポカンポカン」(ザ・ピーナッツが歌ったやつ)など、あーこれもトリローソングなんだなんていう再発見がある。鉄人28号もトムとジェリーもそうなんだなー。

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

_ うにゃ [なんてタイトルなんだ!(◎_◎;)]

_ けい [内容から意訳しました。ホントは「善悪の彼岸」。]


2013-08-26 [長年日記]

_ だいぶ涼しい。できれば暑さが戻ってきてほしくない。柿とラ・フランスが食いたい。しおりんに「ついてこーい!」って言われたい。秋と関係ない。


2013-08-27 谷川健一さんがお亡くなりになった。 [長年日記]

_ 「魔の系譜」「白鳥伝説」「常世論」…

谷川さんは8/24に亡くなったのだそうだ。学生時代、妖怪とか民俗学の妖しさにあこがれて「魔の系譜」を読んで、民俗の記憶とはとんでもないものなのだと思ったのだったが、どこにそう感じたのか今ではもうわからないほどに谷川さんの著作からはるかに遠ざかってしまった。それでもいつか著作集を読み進めていきたい、と思っていたのだった。学ぶべきところの多い人が無くなった時にはつい自然と「寒い時代になった…」とつぶやきたくなる俺はやはりファーストガンダム世代なのだ。Wikipediaで谷川さんのことを調べてみると、フランス文学を修めてのち作家としてスタートしつつ、学会との距離を保ちながら民俗学を究めていった"在野の"学者であると書いてあった。92歳で亡くなった。全集全24巻が出ている。俺にとっては全集が欲しくなる人の一人。まあ割といっぱいいるんだけど、欲しいというだけならば。全集の第1巻は「白鳥伝説」。学生時代に無理して買っておきながら今手元に無いので、金欠に泣く泣く売りに出した本なのだと思う。その頃の自分に報いることのできる自分が今ここにいるのだとしたら、これを購入せずに済ますわけにはどうにも行かないのだ。というわけで高いけどアマゾンでポチッた。あーあ、読む時間あるかどうかわからないのに。


2013-08-28 [長年日記]

_ 毎月トップの画像を入れ替えてるだけの俺のHPも開設以来ようやく通算70000回のアクセスを迎えんとしているのである。開設した当時のことは本当についこないだのことのように思い出す。初めてのHTML,はじめてのアニメGIF、はじめてのJavascript、はじめてのCGI、初めてのチャット設置(すぐ外した)、はじめてのクリッカブルマップ(まどろっこしくて二度とやらなかった)、初めての易占い、初めてのオフ会…。同じころに開設して相互リンクごっこをやっていたHPもほとんどが閉じてしまっているというのに、俺のHPは更新してないこともあってここだけ時間が止まってしまったかのようですらある。ひたすら日記を書き続けている俺自身だけが捗るHP。俺自身が朽ち果てるころには強いAIの時代が到来しているだろう。その時、その強いAIのうちのちょっと見込みのある奴にいづれ引き継いでもらえたら最高だ。いろいろと不運に見える出来事は、すべて新しいスタイルへ移行するための良いきっかけとして利用することが可能だ。だから思い悩むな。これからのあなたたちの人生はそれがゆえに、いよいよ深い輝きを増していくのである。

_ イオン液体がソフトマターの世界を確実に変えている。ちょっとこの流れには乗り遅れてはならないように思われる。今日はいろいろとバタバタしていたのだが、それでも図書館によって数冊の参考書を仕入れてきた。この頃涼しくてやけに寝つきが悪くなっている。もうあきらめて少しこの手の読書でもするか。違うな。睡眠時間を確保する手段に腐心した方が結局賢いはずだ。

本日のツッコミ(全3件) [ツッコミを入れる]

_ うにゃ [70000回おめでとー♪( ´▽`)]

_ けい [まだはえーよぼけ、かす、いいふりこきのがんべたかり!]

_ うにゃ [( T_T)]


2013-08-29 [長年日記]

_ 愚かな行為のやめられない者。俺も相当だが、こいつは酷すぎると思わざるを得ない奴もいる。耳に心地良い語彙だけを集めてテンプレートで会話している脊髄ガエルのような人間は確かに存在する。脊髄反射だけで生きていけるなんて、人類の多様性の確かな証拠であり、そのような者の存在していることこそが、人類の進歩に対する害悪で無くてなんだろうか。巧言令色少なきかな、仁。真実だ。一見無害で無邪気に見えるそのことが、その罪の最たる点なのであり、俺に孤立の道を選ばせる最大の動機。


2013-08-30 [長年日記]

_ 白えび玄米おかきがうめえ!玄米のせいだろうか、普通のおかきと違って歯にくっつかないのがいい。これはうめえ、うめえよ。

_ イオン液体ゲルがすでに存在しているということが先日わかった。ということは、おそらくもうこのゲルの体積相転移があるとかないとか、その相図を計算しているものが存在していることだろう。どんな世界なんだろう。ちょっと楽しくなってきた。


2013-08-31 [長年日記]

_ またムクロジがBS放送の電波を遮っているようだ。本当にすごい成長ぶりだ。今日はまたとてつもなく暑かった。調子の悪かった窓置きエアコンを交換。もうちょっと早く来てほしかったような気もするが、まだ役立つようだ。

_ 明日が防災の日であるのは、1923年9月1日に相模湾沖を震源とする関東大震災が起こったためである。非常食などチェックしとこうかと思う。以前伊豆の下田街道を歩いた時のこと、伊豆の国市の某所で、地震動の擦痕と言うのを見たことがある。忠魂碑の付属物として設置されていた不要魚雷に、台座の突起部が傷をつけ、1930年の北伊豆自地震(M7)が起きた際に偶然の地震計となったものである。組織に所属していない人々はなかなか防災訓練に参加する機会がないであろうが、備えておくべきである。

_ 新しいエアコン、全然役立たねえ。初期不良のようだ。捗らんなあー!明日お客様センターに電話だ。


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