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2010-10-10 恐れ入谷のクリヤキン。 [長年日記]
_ イリヤ・クリヤキンというのはナポレオン・ソロでデビッド・マッカラムがやっていたアンクルのスパイの名前…って、こんな話いまどき8割がた通じないんじゃないの?入谷の台東区中央図書館に行ってきて、10年ほど前にTDK!から出ていた「歴史の道をゆく」なるビデオを借りてきた。東京の区立図書館には、区民とか区に通勤・通学している人じゃなくても利用登録のできるところがある。何て素敵なの、ああ。この図書館の一階には池波正太郎記念文庫というのがあり、展示のほかに池波正太郎グッズなんかも売っている。ビデオとかCDとかが貸出可。とても良い図書館ですね。わたしゃ上記のビデオの他にカーラ・ボノフとZガンダムと続・荒野の用心棒の3組のCDを借りて来ました。借りるジャンルに脈絡ないですか。そうかもね。
鬼子母神にも立ち寄り、境内に生っていたザクロの実を今月のトップページの画像に使わせていただきました。肖像権等の問題があれば直ちに削除いたしますが多分大丈夫だろう。っていうか、入谷の鬼子母神と雑司ケ谷の鬼子母神、完全に混同していた。雑司ケ谷の方はだいぶ以前に訪れたことがある。藤子不二雄の「まんが道」に、名物のススキみみずくを売っているシーンがあったと記憶しており、浅草寺のような賑わいを想像して行ったのだが、広い境内はちょっと寂しげだったのを覚えている。そのあとお岩稲荷とか見に行ったっけ。そうだ思い出したぞ。その日朝「ぶらり途中下車の旅」で都電荒川線が映ったので、番組を見てからすぐに出かけて1日乗車券を使って遊んでたんだ。最後はバスに乗って新宿に出たように思う。コンパクトカメラを持って行った記憶があるので、写真をあさってみようかな。
今日は図書館の帰りがけに合羽橋商店街に初めて立ち寄り何にも買わず、そのあと上野・アメ横を冷やかしてやっぱり何にも買わず、デリーでカシミールカレーを食べて日比谷線で帰宅。
_ [自転車に乗って] やっぱり交通ルールを良く知らなかった。
おととい「許すまじ無謀運転」みたいなことを書いてたら、今日の日経に自転車の事故の記事があった。2008年に交通法が改定されたとき、「自転車を安全に利用するための5原則」というのが作られたということだ。
1.自転車は車道が原則。
歩道を通行できるのは「自転車歩道通行可」の道路標識がある歩道だけで、しかも運転者は子供と高齢者、あるいは車道や交通の状況上止むない場合に限られる
2.車道では左側を運行。
以上1.2.を違反すると3カ月以下の懲役または五万円以下の罰金。
3.歩道は歩行者優先で車道寄りを徐行。
違反すると2万円以下の罰金など(などって?)
4.安全ルールを守る。
飲酒運転は5年以下の懲役もしくは100万円以下の罰金。
5.子供はヘルメット着用。
罰則は???
_ ということで、歩道通行が基本子供と高齢者に限られるということは全然知らなかった。自転車は車道も歩道も通行できる、というのはちょっと解釈が間違っているということなのだね。改定した中身のうち周知されているのは5.くらいじゃないんだろうか?
_ [交通史] ビデオ「歴史の道をゆく」東海道第1−3集を視聴。
さっそく夕食食べながら見ました。1997年に作られたものらしい。第1集は箱根路。湯坂路もちょっと出てくる。第2週は鈴鹿越え。私が1998年に歩いたのはほとんどR1。当時はガイドブックのラフな地図から適当に道を推定して歩いてたので、見落としたポイントや古道は数知れない。それがまた今後の旅のモーティベーションになるのかもしれないじゃない。第3集は小夜の中山という静岡の道で、実はこの巻だけ所有している。さすがにもうお亡くなりになったけど、ビデオには、夜泣き飴を売る100歳を超える扇屋のおばあちゃんが元気に登場している。私は前日金谷のラブホ(としか思えないようなホテル)に止まって、翌日扇屋の前を通った。確か戸が閉まっていたようで、このおばあちゃんにも逢っていない。今思えば惜しいことをしたと思う。確か無間の鐘なんかも見ずにずんずん行ってた。小夜の中山は西行法師が人生で2度通ったことを喜んで歌を詠んだ峠であり、京から齢80を越える老母とともに元正上人が遥か身延を目指した場所でもある。
_ 今丁度NHKスペシャルで日本の海のことを放送している。地形を見るたびに、日本列島は海の底で確かに一続きにつながっているなあと感じる。その形は、ユーラシア大陸の東端に長々と寝そべって左手を大きく挙げて東に飛び出そうとしている巨人のようだ。