RSSフィード:http://alpha-ralpha.com/diary/index.rdf
2010-10-15 [長年日記]
_ 対人関係療法に興味が出てきたことは以前書いたと思う。今手元にある3冊の本はいずれも水島広子先生が訳に関わっている本。読んでいるうちにやはり書き込みながら読みたいという気持ちが強くなってきたので「対人関係療法クイックガイド」を(古本で)求めた。参考書を集めまくる行動は問題意識の表われで、子供の頃から変わっていない。おかげで蔵書の半分以上は正直完読していない。まあそれでいいんじゃないかとも思っているのだが。そのくせ人に本を貸すことには狭量な私だ。本を所有しているということは、そこにある知識を欲する時に得ることができる権利を持っているということでもあり、その権利が損なわれるような気がするせいなのだろうな。
通勤中に学術書を読むことは無理だ。近頃は小説も読めない。小説を読む割合自体が減っている。読む場合も、その物語自体には実はあまり興味が無かったりして、むしろその作家がどういう風に書いているのかとか何故それを素材にしたのか、といったことの方が面白いこともある。その作品たるや退屈極まりないのにその作家自身はとてつもなく面白い人物である、ということもあるんじゃないかな。ちょっといい例が思いつかないが。でもそれってもしかして単に文才の無い面白い人のことか?それでもなお、そのような著者であるがゆえに作品が売れまくり、文才は無いが売れっ子になってしまっているということも世の中にはあったりするんじゃないだろうか。そんな甘いもんじゃないか。ともかく、通勤電車で読む内容としては新聞が最適と思う。でも込み合う車内であの広い面積の紙を扱うのには相変わらず慣れない。それに場合によっては数日前の新聞を読んでたりもするからな。たまに「あれ?今日日経は休刊日じゃないのかな」なんていういぶかしい視線を感じたりするのもいみじうをかし。折り返した時に真ん中辺の紙面が床にバサリと落ちる様もいとあはれ。
夕食後の珈琲が近頃特に旨い。