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2010-10-01 何も言えなくなる漫画。 [長年日記]
_ [漫画・アニメ] 上野顕太郎「さよならもいわずに」
「星降る夜は千の眼を持つ」のあとがきに書いてあった(と記憶している)奥さんと死別した時のことが、あろうことか連載漫画となっていたのだった。単行本を本屋で見つけた時は、この上無く生産性の悪いことを売りとするギャグ漫画家が、こういうテーマをどのように描くのかと興味津々で買い求めた。読み始めて一気に読み終える。話の冒頭からちょっと後に挿入されたまえがき(こういう形で漫画に"アバン"を使っているところがドキュメンタリー映画的と思う)に、人はつらい経験をするとそのことを誰かに聞いてほしいと思うらしい、というようなことが書かれている。辛い境遇のもとで、あるいは辛い経験そのものが描かれた漫画は「失踪日記」とか「刑務所の中」とか他にも数多くあるのだろうが、この漫画のようにギャグやフィクションという迷彩をほとんど施さずに描かれたものは初めて読んだような気がする。語られた現実の前ではその語り口がどうとかいう評論じみた言葉は意味を持たない。そういうわけでいろいろ書いたけど表層的なことしか書けないのです。
_ 洗濯機のホースを修理。
近所のホームセンターで道具はすべてそろった。排水ホース、塩ビテープ、ブチルゴムテープ。直していて気付いたのは、去年の夏修理した時、ホースの長さを床に着くほど長くしていた。それが洗濯の度に振動でこすれたと思われる跡が、古いホースに付いていた。今回はピッタリの長さに調整してみると、古いホースの無事な部分だけで事足りることが分かった。洗濯機とのジョイントには接着剤を使わずにビニルテープ・ブチルゴムテープ・ビニルテープと重ねて接続してみた。すぐに劣化してもまだ新品のホースもテープも十分残っているのがなんか安心だ。そういうわけでまた無事に日々の洗濯ができるようになった。