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2010-10-28 「スーパー堤防はスーパー無駄遣いということで…」 [長年日記]
_ なんで上手いこと言おうとするのか。>仕分けの人
もっとまじめにやれ、と言いたくなるのも仕方ないだろう。
_ [新聞を読んで] 今日の日経から。
その一。「やさしい経済学」。ここしばらくノーベル経済学賞に輝いた「サーチ理論」が取り上げられている。
・サーチには単方向と両方向があり、最安値で買うことと最安値を探すコストを比べたり、比べる前にたまたまコストを掛けずに安いものを見つけるとそこで買ったり(これらは買い手だけがサーチしている単方向サーチ)、売り手も買い手の求める価格を探って利益が出るように価格を変えたりする(両方向サーチ)。
・上記最後のケースだと買い手は売り手の付けた値段で買わざるを得なくなって市場が存在しえないというのが「ダイヤモンドの逆説」。
・一方、上のようにどちらかが利益を独占することは無く、ある配分で利益を(したがってコストも)分け合うと考えたのがモンテルセンらのモデル。
・モンテルセンらのモデルを職探しに当てはめると(なぜか具体例が職探し問題にとられることが多いように見受けられる。従来の合理的市場の仮定が成り立たない典型例なのだろうか)、職業の生産性は労使の相性で決まる、ということになるそうな。論理の過程はわからないが結論だけ納得できる。以上、ベースになる知識全く無しで書いたので間違いに気付いたらその時書き直す。その気になればだけど。
その二。静岡大学工学部がEXA顕微鏡なるものを試作。窒化ケイ素薄膜に資料を置いて薄膜の裏から電子線をあてると蛍光が出て、その蛍光で試料を観察する方法。電子線は小さく絞れるからナノメートルの大きさを観察できるが、真空中でないと細いビームにできない。でも真空中だと水モノは干からびたり凍結したりする。この方法だと膜の下を真空ビキできるから生体物質を高分解能で観察できる、ということらしい。EXAって何の略なんだ?
その三。「100円ライター回収困った」ライターに安全基準が導入されることになり、使えなくなるライターの回収をどうするか、という話題。ちょっと趣は異なるが、禁煙二年目を迎えた私の家には、大量のもはや必要のない100円ライターが1月半前まであった。これをゴミに出そうとしたのだが、中身の入っているものは回収できない。仕方なくネットでいろいろサーチして、とある自治体で推奨していた方法でガス抜きをおこない、分解可能なものは金属部⇒小さな金属 それ以外⇒不燃ごみとして捨てた。正直自信を持って勧められる方法じゃないのだが個人では他にやりようが無いと思われた。ここでは詳しく述べないのでお困りの方は頑張って調べてみてください。